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「学ぶ意欲」ってどうしたら身につくの?

【結論】「手をかけすぎないこと」です。
子供に「学ぶ意欲」「自ら進んで努力する力」が身につけば、こんなにうれしいことはありません。ここで言う「学ぶ」は「勉強」「学習」に限ったことではありません。「スポーツの練習」「趣味や習い事に取り組む」など、何かの「技能」「能力」を習得するための「過程」「努力」を言います。

「学ぶこと」(例えば、サッカー、ピアノ、学習、逆上がり等々)が決まったら「どうしてそれを学びたいのか」「自分にとってなぜその学びが必要なのか」を「徹底的」に明確にします。たとえ、3歳の子供であっても、15歳の子供であっても、発達の段階にそくしてわかるまで「徹底的に」です。

次に「方法」「過程」を確認します。例えば「サッカーがうまくなる」という目標を立て、自分はサッカーで人生を組み立てていきたいと思っていると目標が明確になったら、「どうしたらそうなるのか」考えます。
「毎日ドリブルの練習をする」のか「有名なサッカーチームに入って教えてもらう」のか、「機能的なシューズを買う」のか、本当に必要な手段を「徹底的に」話し合い、実行可能なものをいくつか決めます。

この時、突然、手の届かないような「困難な方法」ではなく、「毎日続けられる」「できそうな」方法、スモールステップを設定することがコツです。

あとは「実行」あるのみです。努力することの「理由」に「納得」していれば、「努力」を続けます。小さい時、「砂場で砂山を作る」なんて「目標」の時から、「どうして砂山を作りたいの」「そのためにはどうしたらいいの」「やってごらん」を繰り返していきます。成長とともに、だんだんと「目標」は大きくなるはずです。けれども、小さい時から、「努力」の「意味」を知っている子は、「自ら進んで努力する子」になるはずです。

そうはいっても、「実行」の途中で、「あきらめる」「やめてしまう」「続かない」ことは、よくあることです。その時に、無理やり「一度決めたんだからやりなさい」なんて言っても、無理です。自分でやってみて「うまくいかない」から続かないのです。方法が自分の実力より「難しすぎた」のかもしれません。そもそも、それほど「必要」ではなかったのかもしれません。
「やめてしまったらどんなデメリットがあるか」は話す必要があります。しかし、「方法」はあっていなかったのなら、「違う方法」を考える、「目標」が違っていたのなら「違う目標」を考えることのほうが大切です。

子供が「自分で決めた」(そう思わせる)「目標」に向かって 「努力」していたら、たとえ「目に見える成果」が出なくても、干渉せずに見守り、困った時に「大人の価値観」を押し付けずに、「改善策を考える」を幼い時から繰り返していけば、子供は自然と「自分の課題」を自分で見つけ、努力する子になるはずです。

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