人は味を求める
何かがあるわけだからいやじゃない。
何もない気持ちがそうさせる。
きっとそうなんだ。
空っぽな気持ちは、
どこかまっさらでスタートラインのように思う?
でもね、無色透明、それが私の感じる気持ち。
無重力で、自由だけど不安定、無味がする。
味を求めている。
だから何かを口にする。美味しさは幸福だ。
食べものだって、お喋りだって、空気だって。
冒険なんて求めてないんだ、刺激だっていらない。
この時間の意味を考えなくても済むくらいの
穏やかな時間、それだけを願ってる。
願ってるだけじゃ叶わないよ、それも事実。
欲しいものは欲しいと声にして、手にするんだ。
抽象的なものじゃなくて、具体的なイメージを。
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