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流るる花のごとく

時は過ぎ去る。
気持ちもいずれ過ぎ去る。

気持ちが流れてくる。
想像を通して流れてくる。
辿り着いた心の中。
これはそんな感覚だったんだと表現できた。

何かが襲ってきたとジタバタするんじゃなくて、
そんな花びらが流れてきたのだと思いたい。
ゆっくり流れてきて、ゆっくりまた流れていく。
だからこそ、流れを止めてはならない。

そう思えば、どんな気持ちもいつかは過ぎ去る。
だって良くも悪くもいつまでも思ってはいられない。
だからこそ儚いんだって思うの。

悲しみは去って、忘れられるから。
苦しみも忘れて、穏やかになれるから。
喜びも薄れてしまうけれど、
記憶に強い思い出として残ってくれるから。
今ある気持ちは、やっぱり今しか味わえないもの。

ねぇ、って聞いて欲しいのも今だからで、
明日にはもういいの、って思ってたりする。
それでいいよ。
それでいいからさ、
今誰かが居てくれるってそういうこと。
今ある気持ちってそういうこと。

そんな流れを見届けることが生きてる証で、
美しいと思えるものだと感じた。

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