見出し画像

誰かに嫌われたときに読むnote

少し前、こんな書籍が一世を風靡したのは記憶に新しいですね。

「もしかして私、この人に嫌われてる…?」と感じたことはありますか?

未成年のころは確固たる自己が確立されておらず、常に他者からの評価が気になって仕方ない場合も少なくないでしょう。ただ、これは未成年に限ったことでもありません。

社会人になっても、場合によっては30代・40代になってもいまだに周囲におびえてしまっている人を見かけることがあります。表面的には立派な大人であっても、内心ビクビクしている人もいるのではないでしょうか。

他人の目を気にしながら生きる事って、結構しんどいです。とは言え、人間は他者と関わらなければ生存できない生き物。この状況に折り合いをつけなければ、なかなかに生きづらい状態が続いてしまいます。

私自身、人目を気にするタイプだったので、「嫌われているかも知れない」という思いにどう対処してきたのかを言語化してみました。私と同じような方の参考になれば幸いです。

「嫌われている」はだいたい思い込み

「もしかしたらこの人に嫌われてるかも知れない」と感じることがあっても、直接「あなたが嫌い」と言われていないのであれば、ほとんどの場合単なる思い込みなんですね。まずはこの事実をしっかりと受け止めましょう。

たとえば仕事中、相手のちょっとした言葉のチョイスや、目線や表情など、気にしようと思えばいくらでも気になるものです。ただ、結局のところ、それは単に真剣に仕事に打ち込んでいるからである、というだけの場合がほとんどです。

こちらが場を和ませようとして冗談を言ってもリアクションが芳しくない場合もあるでしょう。ですが、これも言ってしまえばあなたの話がそれほど面白い内容ではないからかも知れません。

周りの人々はあなたの機嫌を取るために気を遣ってなどいられないのです。だって仕事中ですからね。面白くもない話を聞かせておいて「なぜあの人は笑ってくれないんだ…」と一方的に凹むだけ、時間の無駄でしょう。というか、自己中心的にも程があります。

…だいぶストレートに書きましたが、これが現実です。

本当に嫌われている場合


仮にホントに嫌われていたとしましょう。それでも、家族以外の関係なのであればどうと言うことはありません。嫌われっぱなしでも、まあ仕方ないでしょう。

…と言うだけでは救いのない話なので、あえて書きます。

どうしてもその相手からの評価を取り戻したいのであれば、自己中心的な考え方を捨てることです。あなたは会社の中心人物ではありません。さらに言うと、いるだけで誰からも好かれる人間などいません。社長だって陰口を言われたりするんですから。無私の精神で、ある意味鈍感に明るく組織の一員として過ごすことです。

そもそも、その相手に好かれなくても、あなたは一定の価値をもった存在です。他者の評価なんて相対的なものですから、気にし過ぎることなど無駄なんです。なぜなら、人を評価する価値基準は人それぞれ違うからです。

嫌われる以上の危害が及んだ場合

とは言え、嫌われている相手があなたに執拗に圧力や嫌がらせを仕向けてくるような存在であった場合、どうすればよいのでしょうか。

もはやこちら側の努力や鈍感力をもってしてもどうにもならない場合は、可能な限りその相手と距離を取りましょう。

仕事上の関係で、明らかに傍から見ても露骨に嫌な対応をしてくるようであれば、仕事のパフォーマンスにも影響が出てしまうでしょう。そうなる前に、上司に相談して適切な距離を取れるように取り計らってもらえばよいです。異動が可能であれば願い出るのも一つでしょう。

実際、10年くらい前にどうしても馬の合わない部下を持ったことがありました。周囲をたきつけて私に反発してくる、なかなかやっかいな存在でした。責任者をつとめたことがないのに、自分の正義感を押し付けてくるタイプの方です。

幸いにもその部署は一年で解散しましたが、もう少し部署が存続するようなことがあれば異動願を検討していたところでした。

ちなみに聞くところによると、その人は今も他の部署でかなり周囲にネガティブな影響を与えているようです。人間、そうそう変わるものではないんですね(笑)。

もしくは、あなたが行動力を持っているのであれば思い切って転職してしまうのもひとつです。

ある意味、それは逃げではあります。ですが、人生にはなすべき「戦略的な逃げ」も存在すると私は思っています。自分の24時間を、そんな人に対する嫌な気持ちで埋め尽くされてしまうなんて、あってはならないことです。

当たり前の話ですが、会社であろうと学校であろうと、誰も好き好んで「よし!周りから嫌われてやろう」と思う人などいません。とは言え、嫌われる恐怖に思いがとらわれてしまうのは大変もったいないことです。

そんな小さい事に構ってなどいられない位、人生にはなすべきことが沢山あります。嫌われない努力をするより、自分の持ち味を活かしていかに生きるかに集中しましょう。その方が結果として周囲に貢献することができ、評価を勝ち得ることにつながります(ただ、くれぐれも評価に執着はしないように)。

さて、今週も頑張りましょう。

投げ銭的なサポートも、ありがたくお受けしております。 今後のコンテンツ作成のためのモチベーションになるのはモチロンですが、いただいたサポートは家族(妻・ムスメ)に100%還元させていただきます( *´艸`)