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やっぱり飯ウマ!イタリア・パレルモ→ボローニャ→ヴェネツィアの旅【前田家の世界一周】
美しき南仏の滞在を経て、イタリアへ向かいます。イタリア料理が大好きなので、めちゃめちゃ楽しみ。
まずは、フランス・ニースからパレルモへ
フランス・ニースからイタリア・パレルモへは飛行機でピューンです。
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イタリア旅のまとめ
ルート
イタリア旅では、パレルモ、ボローニャ、ベネツィアを周ります。ローマは以前に行ったことがあるため、行きません!
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パレルモは、夫が訪問したことがあり、そこで食べた「ウニパスタ」が忘れられず、それをいつか私に食べさせたいと思っていた場所です。ボローニャは、近くにある小国の「サンマリノ」へ行くために滞在しました。ベネツィアは、私も夫も行ったことがなく、初訪問です。ドキドキ。
今回のnoteでは、パレルモで日帰り旅行で行ったファヴィニャーナ島について、ボローニャから同じく日帰りで行ったサンマリノについても触れていきたいと思います(つまり長くなりますよ)。
スケジュール
イタリア滞在のスケジュールはこんな感じで、合計17日間の滞在でした。
3月16日 〜 3月25日 パレルモ(ファヴィニャーナ島)
3月25日 〜 3月30日 ボローニャ(サンマリノ)
3月30日 〜 4月1日 ヴェネツィア
特に、パレルモの滞在が1週間以上と長かったです。元々は、4日間くらいの予定でしたが、3月中旬のボローニャ滞在がびっくりするくらい高く(普段の2倍くらい)、ボローニャの宿が安くなるのを待った結果のスケジュールです。なんかのイベントでもあったんですかね。
ヴェネツィアは2泊3日とショートステイでしたが、これはヴェネツィア滞在がやっぱり全体的にお値段が張るので、行って・出るスタイルにしました。結果、この決断が英断で、4月1日から始まるヴェネツィアの観光シーズンを上手く回避できました。
話は少しそれますが、ヴェネツィアでは今年から、4月下旬以降のとある期間においては、観光税の支払いおよび、事前の登録が必要になったとのこと。
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オーバーツーリズムなんて言葉も聞きますが、ヴェネツィアは正しくそれを頑張ってコントロールしようとしているようです。
移動手段のあれこれ
パレルモ → ボローニャ
パレルモはほぼ離島なので、ローマ乗り換えの飛行機を使いました。バスで移動する方法もありますが、時間がかかります。
パレルモの飛行場から街中までは、バスか電車で移動することができます。いずれの交通機関を使っても、時間とコストはあまり変わりません。共に、深夜12時頃まで運転しているので、到着した時間によって、使う交通機関を変えるのがベストです。私たちは、シャトルバスを使うことにしました。
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シャトルバスの乗り場は、空港の出口を出て右手の方にあります。そちら方面に歩いて行く人がいるので、着いていけば大丈夫です(曖昧)。その場で運転手さんに現金で支払い(6.5ユーロ)をして、乗り込みます。
停車する駅はいくつかありますが、最終駅はパレルモのメインステーションとなる「Stazione Centrale」です。
Stazione Centrale(Google Mapのリンク)
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なお、事前にオンラインでチケットを購入することも可能です。
私たちは、電車に乗るか、バスに乗るか、到着してから決めようとなっていたので、事前購入はしませんでした。
街中から空港へ戻るバスのチケットは、Stazione Centraleにある同会社の窓口でチケットを購入しました。出発の2日前に購入しましたが、席はたっぷりと余っていました。
ボローニャの空港について、街中へ出る際に使ったのは、Marconi Expressと呼ばれる空港シャトルトレインです。空港からセントロまで7分で移動できることがウリの様子。なお、1人片道12.80 €でした。
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空港から直結で出ているのでめっちゃ便利〜!駅きれい〜!と思いながらシャトルに乗り込むと、これがびっくり。高速移動すぎて、めっちゃ揺れました。シャトルの車内も割と狭めなので、あと2人乗客が多かったら、多分シャトル酔いしていたと思います。
ボローニャ → ヴェネツィア
ボローニャからヴェネツィアまでは、バスのitabusを利用しました。
移動時間は2時間半ほどなので、楽勝です。itabusの乗り心地は抜群に良く、Wi-Fiが強かったことが好印象でした。2時間ちょいの移動なのが寂しいです。
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上にヴェネツィアのバス停と書きましたが、厳密に言うと、ヴェネツィアの手前にあるメストレ(Mestre)と呼ばれる地区が停車駅です。
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ヴェネツィアは島のようになっているため、島内にある、ありとあらゆるものは値段が高いです。私たちは、手前にあるメストレに滞在し、ヴェネツィアへ電車・バスで乗り入れる予定だったため、メストレ側の駅行きのバスを選びました。
なお、メストレ〜ヴェネツィア間の移動はとても簡単かつ早く、10分ほどの移動です。バスと電車で乗り入れることができるため、経済的にヴェネツィアを訪問するにはおすすめです。詳しい話は、下の「イタリアの滞在記」で記載しています。
滞在先
イタリア旅行では、Airbnbとホテルを利用しました。
パレルモ
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Airbnbのリスティング
Wi-Fi:ビデオ会議が余裕でできるサクサク度
オススメ度:★★★☆☆
まとめ:共用キッチン、その他は個室の物件でした。他に3部屋ほどAirbnbの物件があり、ホストはこの物件に住んでいません。全体的に清潔感もあり、ホストも優しい方でした。
立地は、セントラルステーションに近いことから便利だったのですが、ローカルのストリートマーケットの真横にある物件で、日中は騒音が気になりました。(とある早朝には外で大声の喧嘩があったり)また、マーケットが終わった後は道が清掃されないので、食べ物がそこらじゅうに落ちていたのも気になりました。
ボローニャ
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Airbnbのリスティング
Wi-Fi:ビデオ会議が余裕でできるサクサク度
オススメ度:★★☆☆☆
まとめ:物件の質は高く、設備面では言うことなしでした。
ボローニャの街中からは離れていたこと。住宅街にしてはスーパーが少なかったこと。ホストが不公平な方だったため、お勧めはできません。
ヴェネツィア
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UNAWAY Ecohotel Villa Costanza Venezia
Wi-Fi:ネットはかなり弱い
オススメ度:★★★☆☆
まとめ:メストレのセントラルステーションから徒歩10分の場所にある、清潔で優しいスタッフがいるホテルです。周りにはスーパーや、安いレストランもあるので、費用を抑えながらヴェネツィアを旅できます。
ネットが弱かったこと以外は、言うことなしのホテルでした。
イタリアの滞在記
パレルモ
パレルモは、イタリアのシチリア島の首都で、ブーツ型の国のつま先にあたる部分にあります。そして、私たちのイタリア旅における、第一歩の場所です。真夜中に到着し、Stazione CentraleからAirbnbまで、街灯が少ない道を歩きました。
そういえば、親に「シチリア島に行くよ!」と伝えたら「シチリアマフィアのところ?」って返されたことを思い出しました。「コーザ・ノストラ・マフィア」と呼ばれるマフィアのボスが、30年の逃亡生活の結果、2023年1月にパレルモで逮捕されたらしいです。え、もしかして、治安悪い?
治安について言及することは、あまり好きではありませんが、今まで見てきたヨーロッパの街並みと比較すると、夜の道は暗いところが多かったり、怪しげなところがあったり、ゴミの量も多かったです。私たちが滞在していたところがマーケットの近くだったから、というのも大いに寄与していそうですが。
朝になると、また違う顔を見せました。
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まあ、とはいえ、なんだか雑多な感じは残る街並みで、家のすぐ目の前にある「バッラロ市場」は朝から大賑わいでした。
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慌ただしさと共に、マーケットならではの商売根性が見える場所。このマーケットでは、上の写真のように食べ歩きをできるようなレストランもあれば、生鮮食品が買えるスタンドも並んでいました。野菜・果物は安く、滞在中に何度か向かったくらいです。
クアットロ・カンティ広場がある街中まで出ると、ガラッと雰囲気が変わり、彫刻や噴水、バロック形式の建物が並んでいます。
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いわゆる「観光地」という感じで、観光客も多く、学生の修学旅行かな?と思われる団体が多くいたのが印象深かったです。
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パレルモの街中を観光したのは1日半ほどでした。街中を歩くには市内バスを利用することもできますが、私たちは徒歩で観光をしました。大きな街では無いので、余裕です。
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イタリア旅で初めに滞在したのがパレルモだったこともあり、大好きなイタリアンを食べることを楽しみにしていました。長い滞在だったこともあり、外食の回数も多く(やったー!)、ハズレなしの食事が続きました。
訪問したレストランやカフェはこちらです。
STUZZICANDO (Google Map)
バッラロ市場の近くにある小さなレストランで、おしゃれな雰囲気でゆっくりとしたい時におすすめできる場所でした。
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Gran Cafè Torino (Google Map)
どの街であっても、Wi-Fiがあって作業ができるカフェを見つけるのが得意な前田家は、パレルモでも良いカフェを見つけました。
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ここで推したいのは、なんといっても「カンノーロ」。パレルモに行くまで知らなかったのですが、カンノーロの発祥地はシチリア島だそうです。本場で食べるカンノーロは、中に入っているリコッタチーズの舌触りがモチッとしていて、サクサクの生地との相性が抜群でした。写真のカンノーロは小サイズですが、これであれば大サイズが余裕で食べれそうなくらい、美味しかったです。
Trattoria Al Ferro di Cavallo(Google Map)
このパスタを食べるために、パレルモに来ました。割と、マジです。
夫が大学生の時に初めて世界一周をしていた時に、パレルモに1人で訪れたそうです。その時に、限られた予算の中で食べたウニパスタが世界一美味しくて、いつか結婚した相手に食べて欲しいと思っていたそうな。
ということで、食べに行きました。
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お味は、ウニ全開というよりも、ウニの濃厚さをほんのりと残した海鮮パスタで、美味しい!美味しさに加えて、私としては、「夫が10年以上前に小坊主だった頃、ここで1人で(寂しく)食べていたのか〜…」と本の1ページを読んでいるような感覚で食事をしていました。
あと、夫がちゃんと学生時代に誓ったことを、忘れずに実現したことも凄いなと。ネガティブにいうと執念、ポジティブにいうと情熱です。相変わらず、有言実行な人で、見習わねばと思いました。連れてきてくれてありがとう。
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ちなみに、Google MapやTripadvisorの口コミは2極化しています。口コミの通り、オーナーっぽいおじさんは何だか怒りっぽい感じだったのと、ウェイターさんがせっかちな感じはありました。でも、味は美味しく、何より安いです。パスタ一皿で8ユーロくらいだった記憶。
Trattoria Trapani(Google Map)
Stazione Centrale近くにあり、夜10時頃まで営業しているトラットリアです。地元の人のためにあるレストラン、という感じで、店員さんの雰囲気がとてもよく、思わず普段使いしたくなる場所でした。
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パレルモのイタリアンを食べて気づいたのは、「イタリアのアルデンテは、私が知っているアルデンテの2倍硬い」ということです。とんこつラーメンで言うところの、バリカタくらいで出てきます。
そして、塩っけが大体多いです。水をガブ飲みしてしまう量の塩っけを感じるパスタばかりでした。美味しいのだけど、慣れないな…と感じたのが正直なところです。
Cappadonia Gelati(Google Map)
シチリアで数々の賞を受賞しているらしいジェラート屋さんということもあり、大大正解でした。クリーム系のジェラートと、ソルベ系のジェラートがあります。中でも人気なのは、ピスタチオ味だそうです。
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カップ、コーンの入れ物はスタンダードですが、ここではブリオッシュに挟んでジェラートを食べることができます。(他のジェラート屋さんでも同じようなメニューは見たので、この地方ではスタンダードなのかもしれません)
ブリオッシュにパンッパンにジェラートを詰め込んでくれるので、多分、カップやコーンで食べるよりも、量が多そうに見えました。パンもそれなりに大きいサイズなので、デザートというよりは、甘いランチです。
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人生で1番美味しいジェラートでした。パレルモに来たら必須です。
ファヴィニャーナ島へ日帰り旅行
パレルモに1週間以上いたので、さすがにやることがなくなりファヴィニャーナ島と呼ばれる近隣の島へ遊びに行ってきました。位置関係はこんな感じです。
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ファヴィニャーナ島へ行くためには、パレルモからトラパニと呼ばれる港町へバス(Segestra Autolinee - 公式サイト)で2時間ほど移動し、そこからフェリー(Liberty Lines - 公式サイト)で30分移動しました。
フェリーは割と小さめ。乗る際に特にID等の確認はなく、モバイルチケットを見せて乗り込みました。席は自由席です。
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ファヴィニャーナ島は小さく、19平方キロメートルです。渋谷区(15.11平方キロメートル)と品川区(22.84平方キロメートル)の間くらいの大きさなので、余裕で自転車で周ることができます。
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多くの観光客はレンタルサイクルで島を周るので、フェリーを降りた場所からすぐにショップが並んでいます。どのお店で借りても値段は変わらないっぽいですが、自転車のクオリティに差はあるようで、見た目から可愛い自転車を乗る観光客もいました。私たちの自転車は微妙でした。
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夫から自転車で旅をすると聞いていたので、「えー疲れそう」とブーブー言っていたのですが、結果、自転車の旅はめちゃめちゃ楽しかったです。島の道はほぼほぼ平らで、舗装されています。車の往来も少ないので、のんびりと自転車を走らせることができました。
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とっても静かな道で、高い建物は1件もありません。大きな空き地に、黄色い花が咲いていたり、放し飼いの牛と目が合ったり。思わず、あいみょんの「マリーゴールド」をスピーカーホンで流しながら走ったくらいです。
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そして、こんな絶景スポットもありました。
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Cala Rossa(Google Map)とCala Azzurra(Google Map)は、島の東側にあるスポットで、自転車で簡単に行くことができました。オフシーズンに行ったこともあり、ほかの人は1人もおらず、景色を2人占めできました。超贅沢!
島の東側を周った時点で満足してしまったので、3時間ほど観光したあとは、島の真ん中へ戻り、カフェやランチをゆっくりと楽しみました。
La regina delle Egadi(Google Map)で食べたピザは、イタリアの島を感じることができた1皿で、忘れられない味です。
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ハーフ&ハーフピザなのですが、左側のトッピングは、カラマリです。揚げ物 on ピザというカロリー爆弾。スライスされたレモンは、皮ごと食べます。口の中が揚げ物とチーズでいっぱいなる中、レモンの爽やかさが駆け抜け、忘れられない味です。
ちなみに、この島の名物は「Tonno(マグロ)」です。生に近いマグロ料理を提供するレストランもあります。残念ながら、訪問時はオフシーズンだったため、多くのレストランが閉まっており食べることができませんでしたが、行く方がいたら私の分まで食べてきてください。
ファヴィニャーナ島は、日本語の情報が少なく、かなりマイナーな島だと思いますが、行ってよかったです!
ボローニャ
パレルモを後にし、ボローニャへ来ました。「食通の街」です。
パレルモで結構パスタを食べまくっていたので、よーっし!食べるぞう!という気持ちは落ち着いてしまっていました。基本的には、いつも通り宿周りでゆっくりしていたのですが、ちょっぴり街へ観光にも出てみました。
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イタリアは、どの街に行っても昔の景観を感じられますよね。とても絵になる。中でもボローニャは全体的に赤く、レンガの建物が多かったです。
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生で見て驚いたのは、「ボローニャの斜塔」。写真では伝わらないくらい、めっちゃ斜めってました。ジェンガだったら確実に倒れている角度だったので、いまだに健在なのが不思議なくらいです。
これを書いていて知ったのですが、この塔のうちのどちらかは(多分、下の写真の右側)、中に入って登れるらしいです。生で見た後なので、リスキーなアクティビティとしか思えませんが、登るなら今のうちかもしれません。
(なお、登るためには事前予約が必要とのこと。2024年5月時点ではメンテナンス中で登れないそうです。予約サイトはこちらです。)
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ボローニャを旅していて1番「わっかんねえ…」となったのは、市内バスの乗り方でした。
ボローニャでバス(T>Perと呼ばれる)に乗る方法は2つあります。
① バス乗車後に現金で機械に支払う(2€)
② 街の至る所にあるTabacchi(タバッキ)と呼ばれるキオスク的なところで、バスの乗車券を購入する(1.50 €)
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事前にタバッキで乗車券を購入する場合は、バスに乗車した後にマシンがあるので、そこで乗車券を有効化します。有効化されてから75分間(この有効期限は、乗車後に現金で支払った場合も同様)はバス乗り放題です。
タバッキの場所は、街中であれば色んなところにありますが、少し外れると見当たりませんし、時間によっては空いていない場合もあります。最悪、バスに乗ってから現金で支払えば良いのですが、お札で支払うことはできず、コインが必要です。ボローニャ、結構大きい都市なのに、制限あるなあ!?と思ってしまった。(一応バスによってはカードでタップしたら支払える車両もあるようですが、私が乗ったものは全て現金用のみでした。)
そんな私のバスに対するぼやきは置いておいて、明るい話をすると、ボローニャで、世界一美味しいパスタを食べたのでご報告です。
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え?シンプルー!って思うかもしれませんが、シンプル・イズ・ベストという言葉を思い出して欲しいです。
そもそも何故、これを食べたかというと、ボローニャの散策をしていた際に、多くのお店で「トルテリーニ」が売られているのを見ました。
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ボローニャの3大名物パスタは、ラザニア、タリアテッレ、トルテリーニ。私はちゅるちゅる啜るタイプの麺が大好きなので、トルテリーニに手を出すことはあまりないのですが、ここまで山盛りに売られているのを見ると、流石に食べないといけない気がしました。
そこで立ち寄ってみたのが、Osteria Le Sette Chiese(Google Map)です。観光名所から近いですが、裏の方にひっそりとあるレストラン。
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ここで頼んだのが、トルテリーニ・イン・ブロード(Tortellini in brodo)と呼ばれる、ボローニャの郷土料理の1つです。直訳すると、スープに入ったトルテリーニ。わかりやすい。
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これが、びっっっっくりするくらい美味しくて、感動しました。
トルテリーニの中にはお肉が入っています。そして、スープです。スープが、野菜やいろんなものを煮込んでいるであろう旨みたっっぷりで、五臓六腑に染みるってこういうことなのかな?って思いました。トルテリーニのお肉が、じゅわ〜っとスープと混じると、またこれも美味しい。
このお店だけで食べれるメニューではないので、ボローニャにあるレストランであれば、食べれると思います。きっと、それぞれのお店で少しずつ違う味がして、どれも最高なんだろうなと容易に想像ができる一品でした。
トルテリーニが美味しすぎて、感動したので、なんだかレストランから帰りたくなくなりました。普段はランチでデザートを食べることはしないのですが、気づいたらティラミスを頼んでいました。
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ティラミスもウマいんかい!と心の中で突っ込んでしまうほど、これも今まで食べたことがない味でした。私が知っているティラミスは、クリームの下はスポンジ。食べたティラミスは、スポンジというよりはクッキー生地に近いサクサクしたベースでした。あと、見て分かる通り、クリームがドゥルンとお皿の上に乗っているのも豪快です。
かなり満足度が高いランチができたので、ボローニャはやはり食通の街でした。
(小休憩)イタリアに来て驚いたこと
イタリア人の気質って、おおらかな印象がありました。家族で食卓を囲みながら、おしゃべりしつつ、大きなプレートで出てくる食事をゆっくり食べる感じ。
今回、イタリアに来て思ったのは「みんな、結構せっかち?」です。
まず、ローマで飛行機に乗った時。大体、搭乗が始まったら、自分のグループが呼ばれてから搭乗口へ行くか、自分の前のグループが呼ばれてそうな時間に搭乗口へ行くと思います。
ローマでは、搭乗が始まる30〜40分前から何となく人が並び始めます(自分のグループは関係なし)。そして、飛行機が着陸したら、もちろんシートベルトサインがオフになる前に立ち、荷物を出しています。
市内バスに乗ろうとすると、降りる人がいようと、いるまいと、ドア付近を人が囲みますし、自分が降りる停留所の前の停留所から、出口に並び始めます。
我先に!という感じでもないのですが、とにかく先に、先に行動していることがイメージと違ったので驚きでした。私が見た人たちだけかもしれないですが。
サンマリノ訪問
ボローニャに来た理由、サンマリノへ日帰り旅行をするためでもありました。何度も言いますが、夫は世界にあるすべての国を制覇することを目標にしています。小国があれば、行かねばなりません。
サンマリノは、イタリア半島内に位置する小さな国で、公式にはサンマリノ共和国と呼ばれています。面積はわずか61.2平方キロメートルで、国土はほぼ山地です。
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サンマリノへ行くためには、ボローニャから列車でリミニまで行き、そこからバスに乗ります。
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駅でチケットを買うこともできますが、オンラインで事前に購入することも可能です。私たちは往復のチケットをオンラインで購入し、向かいました(乗車前にウェブチェックインをする必要がありました)。しかし、ボローニャ — リミニ間の電車は頻度高く走っているようなので、駅で購入しても問題なさそうでした。
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リミニは、ボローニャから1時間半ほどにある小さめの街です。
駅から外に出ると、まっすぐ目の前にバーガーキングがあります。その左側にある売店で、サンマリノ行きのバスチケットを購入することができます。
バスチケットが買える売店:Tabacco E Venere (Google Mapのリンク)
バスのチケット代は、片道1人6€。往復分を予め購入しておくことをお勧めします。カード支払いも可能ですが、手数料がかかります。現金を持っておきましょう。ちなみに、お店の人は塩対応です。
(なお、後から分かったのですが、バスの運転手さんからもチケットを購入することができるっぽいです。そしてバスの運転手さんからであれば、クレカ支払いを手数料なしで出来る様子。そのような形でチケットを購入している乗客の方がいました。)
チケットを購入すると、売店を出て左手にまっすぐ歩くとバス停があります(Google Mapのリンク)。また、何で乗り場が違う所にあるのか。訳が分かりません。
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ちなみに、バスのスケジュールはシーズンによって変わるようで、そんなに何本も出ているわけではありません。2024年6月までのスケジュールはこんな感じです。
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レミニからサンマリノまではバスで1時間弱。バスの中は、ほぼほぼ観光客のみが乗っています。
サンマリノに行った日は、ずーっとしとしと雨でした。豪雨でもなく、でも止まることなく降る雨。
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そして、めちゃめちゃ寒かったです。ウルトラライトダウンとウィンドブレーカーでは物足りませんでした。おまけに風も強く、まったく観光に不向きな天候であったことだけが惜しかったです。
サンマリノの旧市街は、山の斜面に沿ってつくられている城下町のようになっていました。坂が結構多くて、歩きやすい靴は必須です。建物の造りはすべて整っていて、なんだかテーマパークを歩いているような感覚になりました。あと、なぜか、銃とかの刃物系?を売っているお店が多くありました。
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坂を上の方へ登っていくと、サンマリノを見下ろせるスポットがいくつかあります。本当は、サンマリノの城塞にある第1の塔の上まで行くと、さらに絶景ポイントがあるようです。
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ただ、メンタル激よわ人間の私は、寒さと、風と、雨で疲れ果ててしまい、夫が上まで登るのを暖かいカフェで待機していました。マジで寒かった。
そんな散々だったサンマリノ観光の中で、癒しとなったのはランチです。食べ物は、いつでも平和。
Ristorante Bolognese(Google Map)
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メニューにあった、てねりパスタが気になったので頼んでみたら、普通のパスタよりももっちりとした食感で美味しい。卵が使われていないとのこと(写真左側)。普通のシーフードパスタを頼んだら、お店の人が気を利かせて相盛りにしてくれました。気が利くぅ!
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あえて、日本からわざわざ来るべきか、と言われると、悩ましい国でした。ただ、夫はサンマリノに行った後に、色々と国について勉強したようで、歴史的に興味深い場所であることを教えてくれました(ナポレオンとリンカーンがサンマリノのことが好きだった、とか)。せっかく来るなら、下調べ必須な国だなと!
どこに行くとしても、そうか…。
ヴェネツィア
最後に向かったのは、「水の都」ヴェネツィアです。憧れの街に来ました。
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行った日は4月1日で、ちょうど観光シーズンに突入する前あたり。それでも観光客は多くいましたが、ピークと比べると全然少ない人なんだと思います。
だいぶ前に書きましたが、ヴェネツィア滞在時は、手前にある街の「メストレ」にあるホテルに宿泊していました。ヴェネツィアのホテルは、高かったです。
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ヴェネツィア内の移動は、徒歩か水上バス(ヴァポレット)です。徒歩でもほぼ移動できるのですが、一部の観光名所に行くには水路を渡る必要があ流ため、どこかのタイミングで水上バスに乗ることになりそうです。
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水上バスに乗るためには、1回、1回チケットを購入しても良いのですが、並ぶ列が長いところもあるのと、他の利便性の観点から、「VENEZIA DAILY PASS」と呼ばれる1日券がおすすめです。1人25€。この1日券は、ヴェネツィア内の水上バス、メストレ -- ヴェネツィア間を結ぶバスとTrenitaliaの電車が乗り放題です。
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ヴェネツィアでは、サン・マルコ広場や、ドゥカーレ宮殿、リアルト橋など観光名所をひたすら歩き回っていました。まだ、観光シーズンが始まったばかりだったので、人は多かったけど、嫌にはならない程度。
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この日は朝から小雨が降っていました。傘を差しながら観光をしていたので、ヴェネツィア観光の醍醐味とも言えるゴンドラに乗るのは諦めようかと思っていたら、お昼前の30分間ほど雨が止んで、乗ることができました!
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料金は時間帯によって定められており、私が日中に乗った時は1船、90€/30分でした(なお貸切)。
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ゴンドラのルートは、乗船する場所によって違うようで、私たちは「ため息橋」の下をくぐるルートを選びました。
利用した乗り場:Gondola Danieli(Google Map)
このルートは、橋をくぐる時も良かったのですが、私が特に好きだったのは、ルート後半で通る細い水路でした。観光客があまり通らない場所で、とても静か。それまでのガヤガヤとは打って変わった、情緒がある水路でした。同じ街とは思えなかったです。
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ゴンドラに乗っていた30分間、ギリ晴れたあと、すぐにまた雨が降り始めました。天気が保って良かった!ヴェネツィアでゴンドラに乗ることは長年の夢だったので、とても良い思い出になりました。
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ヴェネツィア滞在について忘れてはならない、2度お世話になったレストランがあります。メストレ側にある中華料理屋さんで、なんでも高額なヴェネツィアには珍しく、1人10€以下でお腹いっぱいになれます。
Ristorante Cinese Delizie 小食堂(Google Map)
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中国人の方が経営・調理されているレストランで、味ももちろん本格的。辛いものはちゃんと辛い。テイクアウトもできます。超おすすめ。
イタリア総括
ふう!長かった。全て読んでいただいた方、ありがとうございました。
イタリアを一言で言うと、食べ物は間違いなく美味しい。でも、意外とちょいとしんどかったかも!という感じでした。
パレルモ、ボローニャ、ヴェネツィア(中華だけど)すべてで思い出になった食事が取れました。特に、ボローニャで食べたトルテリーニは、また食べたいです。
「ちょっとしんどい」という感覚は、イタリアって観光大国だし、先進国の1つだと思っていたからこそ、ちょっとゴミゴミしていたところとか、バスの乗り方が分かりづらかったりと、意外な部分を見ることがありました。
とはいえ、楽しくなかったの?と言われると全くそうではなく、確実に楽しいし、イタリアも広いな、いろんな面があるなと感じた2週間ちょいでした。ヴェネツィアに行けたのも嬉しかったなぁ。
あ、あと、3代目の帽子を買ってもらいました。夫に買ってもらう方が無くさないのでは?という試みのもとです。ブラジル、スペインで連続して無くした黒い野球帽。無くさないように、ピンクにしました。
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次は、いよいよ、中東欧へ向かいます。
\私はこんな人です/
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プロフィール:
1987年生まれ。埼玉出身、11歳まで大宮で育つ。そこから親の仕事の都合でアメリカ・ニュージャージー州へ。2011年に帰国し日系メーカーに新卒入社。そこから外資金融メディア→外資製薬→外資メディアへ転職。2021年7月11日(セブン・イレブン)に前田塁と入籍し、2023年8月に仕事を退職し夫と世界一周、新婚旅行へ。
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