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2022.3.16のその後

先日、私が気になっていた相馬市の状況について、古賀史健さんが記事にまとめられていました。

記事中に出てくるヤマブン醤油様は、私もお名前をよく耳にしていたお醤油屋さんです。

私がお付き合いさせていただいているヤマボシ醤油さまを通じて、ヤマブン醤油様のお醤油の品質はもちろんのこと、お醤油作りにかける想いなどもよく伺っていたのです。

ヤマブン醤油さまは、昨年の2.13の地震でも被害に遭われ、その後行われた醤油品評会に出品するのも困難な状況だったと、推察しました。
せめて昨年の2.13がなかったのならば、昨年の醤油品評会でも、素晴らしい蔵元としてお名前を連ねていたかもしれないのに……。

私自身も、今年の3.16の地震の直後に、Twitter上でヤマブン醤油さまの3/19のツイートを拝見し、ツイートを一目拝見しただけで、かなりの被害に見舞われたことが伺えました。

今年の3.16の地震では、後日の余震の影響で、我が家も水道管が破裂するなど、多少なりとは被害が出ています。ですが、それすら大したことがないように感じてしまう。

相馬の方ではライフラインが復旧した後の戦いも、地震保険が下りにくい状況であるなど、本当に厳しい状況であることが、古賀さんの記事には記されていました。

自分自身のことだけで精一杯で、被害がそれほどないように感じていたのは、私自身の錯覚だったのでしょう。

そんな大変な状況の中で、ご自身が大変な思いをされたにも関わらず、全国各地から給水車が駆けつけたことに対する感謝の念や、各施設の利用情報をツイートされていたヤマブン醤油さまには、本当に頭が下がるばかりです。

つい北の地の戦争ばかりに目が向きがちですが、身近にも大変な思いをしている人がいる。
そのことを、忘れずにいたいと思います。

夜籠りのまどろみ破る蘆の角
(よごもりのまどろみやぶるあしのつの)

3/17拙句

中村の醤待ちたる蒸鰈
(なかむらのひしおまちたるむしがれい)

中村は、旧相馬藩の城下町。その城下町に、相馬ヤマブン山形屋さんはお店を構えられています。
僭越ながら私もお店のリンクを貼らせていただいて、今回の文章の〆といたします。


©k_maru027.2022

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