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図書館を利用しよう

皆さん、「図書館」ってどのくらい利用しているでしょうか?
ネットが発達した昨今、足を運ばなくても利用できる図書館も増えてきました。

国立国会図書館デジタルコレクション

夏くらいに、国立国会図書館のデジタルコレクションについて書いたことがありました。

その後、小説を書き上げたこともあり、しばらく利用していなかったのですが、久しぶりにログインしたところ、何とリニューアルしているではありませんか。

私としては「以前のままでも良かったのに」と思うのですが、実は、かなり大規模に変わったようです。

主なリニューアル点は、4つ。

  1. 全文検索可能なデジタル化資料の増加

  2. 閲覧画面の改善

  3. 画像検索機能の追加

  4. シングルサインオンの実現

1.全文検索可能なデジタル化資料の増加

これは、本当なのでしょうか?
ということで、以前検索した「二本松寺院物語」で調べてみました。

まず、8月下旬では、2冊しかヒットしませんでした。

そして、久しぶりに当たったら、何と52冊に増えています。
もちろん全てが二本松寺院物語についての詳細データを掲載しているわけではないでしょうが、明らかに増えていますね。

2.閲覧画面の改善

これも、漠然としかわからなかったので、既にDL済みの「二本松藩史」で検索してみました。
すると、「目次」が表示されているではありませんか!
以前はこれがなくて、仕方なく「目次」のメモを別途作り、必要箇所に跳んでいました。

こちらは、以前のバージョンの画面。全文DLでなかったせいかもしれませんが、目次がない💦
あらかじめ目次のメモを作成しておかないと、どこを読んでいるのかすらわからなかったのです。

それに対して、こちらは新バージョン。

もっと早くに欲しかったです。
文献によっては目次のあるものもあったのですが、ないものもしばしば。
会津戊辰戦記、仙台戊辰記なども、目次がなかった気がします。
おかげで、不要な部分まで探し、知見が広がったともいえますが(笑)。

3.画像検索機能の追加

これは、真っ先に気が付きました。
私はGoogleでも画像検索機能を使うことは滅多にありませんが、普段から使う人にとっては、便利かもしれません。
画像データが手元にあるのが前提ですが、私は言語から入る人なので、あまり使わなさそう。
ですが、せっかくネタにしているので、試しに実験してみます。

こちらの写真は、白河の小峰城。

貼り付けた際の画面は、こんな感じです。

画像を貼り付けると同時に検索開始。しばらくした後に、各地の「お城」を紹介しているであろう書籍が、検出されました。

4.シングルサインオンの実現

これは、私もよく分かっていません💦
ですが、国立国会図書館デジタルコレクション、リサーチ・ナビなどが一括してログインできる機能のようです。
いずれ、使うかも。

これらのリニューアルポイントについては、PDFで公式発表されていますので、興味のある方はご覧になってみてはいかがでしょうか。

5.現在期待している機能

そして、現在私が心待ちにしている機能が、こちら。

個人向けデジタル化資料送信サービスって、要するに「閲覧機能」だったんですよ。
印刷してもらうには、所定の手続きを踏み、有料で資料を送信して貰わなければなりませんでした。

それが印刷機能がつくということは、無料になるということなのでしょうか?多分そうだろうと思うのですけれどね。
私が求める資料は、地方在住のためになかなか閲覧できないものも多く、手書きでメモを取っていました。
ですが、やはり大変は大変です。それが無料で印刷できるとなると、これは大きい。

頑張っているのは国立国会図書館だけではない

そして、ここまで国立国会図書館デジタルコレクションについての案内をしてきましたが、頑張っているのはここだけではありません。
大分前ですが、とある方のnote経由で、こんなランキングがあるのを見つけました。

実は、この東2位の「須賀川市民交流センターtette」は、私が自慢したい地元の図書館です。
何せ、毎日のようにどこからか視察が来ているという、全国的にも注目されている施設。
そんな須賀川中央図書館は、最近「電子図書館」も始めました。こちらはまだ蔵書量が少ないですが、24時間いつでもどこでも借りられるので、今後に期待です。
さらに、須賀川中央図書館の素晴らしいところは、当たり前のように神対応をしてくれる点です。

同図書館は子供の頃から利用していますが、現在の場所に移転してからは、少しでも活字や地域の文化に親しんでもらおうという取り組みが、随所に見られます。
具体的には、読者層を広げるべく、ビブリオバトルを開催する、定期的に企画を立案して展示するなど(現在は錦絵展)、季節に合わせて「福袋」スタイルの貸出をするなど、UXも重視。
昔の「本を置いておくので読んでください」スタイルから、大きく脱却したサービスを展開しています。
このような図書館がある地域に住んでいることを、誇りに思うのです。

もっと図書館を利用しよう

図書館は、知の宝庫。
スタイルが時代に合わせて変遷しているとしても、それは昔から変わりません。
活字離れが言われて久しく、ネットで情報が簡単に拾える現代だからこそ、多くの人の手が入った「書籍」がストックされている図書館を、もっと大切にしていくべきではないでしょうか。


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