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ベビたん2号との冒険

いやはや…
妊娠8カ月で地球の反対側くらいへ
旅立ったのはいいけれど

未知の国へ行く途中も
さらに未知の国を通り
日本では通じてたはずの
荷物についての話が全く通ってない…
航空会社なのになんで〜〜⁈⁈

なんてことを皮切りに
フライトが遅れたり
妊婦なのにスーツケースを
タラップで持ち上げることになったり
不安から
さらにプンスカしながら
航空会社に
医師の証明書を見せたり
慣れないながら
文句言ってみたり…

ベビたん2号がお腹にいる
身重の身体…
なんとか無事にたどり着けるよう
内心ドキドキしながら
必死で自分達を守ろうとしてた

すると世の中捨てたもんじゃぁない!
乗り継ぎ便を待つ間に
どこぞのジェントルマンに
「この席が必要なのはあなたの方だ」と
ビジネスクラスのチケットを
さりげなく渡され
代わりに私のエコノミーチケットを手にして
足早に去っていったのだ

え〜〜〜〜!!!!!!!!
こんなことって!!!!!!
いったい何が起こったの⁈
ジェントルマンのお心遣い
ありがたいやら申し訳ないやら…

客室乗務員に事の成り行き説明して
心優しき尊いジェントルマンが
ビジネスクラスシート乗れるように
つたない英語で
怒りながらがんばった(笑)

当時めちゃめちゃ受け取り下手の私
結局ゆずってくれた
ジェントルマンも私も
ビジネスクラスにシートを
用意されたのだけど

そのありがたい状況を
素直に味わうことより
航空会社の対応へのヤキモキが
勝っていたっけ…

(引き寄せの法則的には
あぁ〜なんてもったいない心持ち!
と今ならツッコミたい)

とまぁ…全く知らない方からの大親切に
慣れない旅路の不安が少し薄れつつ

初の海外生活の始まりとなる
ベビたん2号との冒険旅

2号は私のヤキモキを知ってか知らずか
多少お腹が張っても
いつも通りの元気よさ

約24時間かけて
ベビたん1号の待つ国の
空港へたどり着き

久しぶりに見るベビたん1号は
久しぶりに会った私のお腹に
少し驚いたのか
なんとなく気を遣いつつ
黙ったまま
しっかりと手をつないでくれた

赤ちゃんではなくなったけど
まだ小さな男の子
そりゃあ
何て言ったらいいのか
わからないよね…

車に乗って
後ろと前に座りながらも
しっかりつないだままの手に
愛しさがこみ上げる

ところどころの
でこぼこ道に
お腹のベビたん2号は
飛び跳ねて
お腹から
飛び出すんじゃないかってくらい

これから
どんな場所で
どんな生活になるのか

未知過ぎて
見当つかないけれど

ベビたん1号に会えて
ホッとして

この子達のためなら
どんなことも大丈夫!!
と腹に決めたけど

その気持ちが
木っ端みじんに
砕け散る
カウントダウンが
これから
始まろうとしてたなんて
全く気づかなかったんだよね〜
あの時は

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