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押される背中 手足から先に

卒業制作、大学野球リーグ戦を抱えながら再びの就職活動。この時点で随分と身勝手な行動。自覚しながらも「本当にやりたいこと」「好きなことってなに」そう考えながら、とりあえずは自分が初めて勉強をしていて好きになれた”まち”について”建築”について行動を起こしてみた。

狂信的な”なにか”を抱き、
成長を感じるためには様々な思考に触れ、
悔しい思いもし、
気づきに喜び、
そうして建築にひたすら向き合う彼らを横目に野球や友人と過ごしてきた学生期間。
授業・課題の講評会や普段の会話、SNS等から感じるものは刺激的で楽しいものではあったが、自分にとってはどこか抑圧的な、素直な発見の裏に潜む自己顕示が顔をのぞかせる少し嫌なものでもあった。そのためか、「自分も好きだけどみんなのほうが好きなんだろうな」いつしかこう思うようになっていた。

自分はそういうことを考えている自分が好きではなかった。「自分に厳しく」なんて”きれいごと”ではなくどう考えても脚が止まっているのである。歩みを止めている者の抱く感情の中で、やはりくだらないのは羨望と嫉妬心だなと再認識した。

「考えるより先ず行動を」

歩みの止まっていた時期にこう声をかけてくれた先生には感謝しかない。でもきっとそれもきっかけでしかなく、何かを求める気持ちがあるときにタイミングよくその言葉を与えられハッとしたのだと思う。なによりこの言葉は普段から目にする機会の多い言葉で、「カンガエルヨリ」ときたら後ろの文字は動く系の何かであると察する人も多いのではないだろうか。

自分を救う言葉はそこら普段目につかない、耳に届いてるようで届かないが、たしかにそこらへんに漂っていて、自分の気持ち考え方次第で視えるようになるものなんだなと深く納得するものがあった。

そんなこんなで就職活動を再開したが、現時点で音楽に触れたい、ものを書きたい、旅行に行きたい、野球を硬式で続けたい、など

足るを知らない気持ちが少しでも豊かになるように、元気に卒業制作中間提出に徹する夜を超え、これから寝てバイトに行きます。

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