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【コラム】若手社員のやる気・勇気・元気!

今年の3月、仙台の法人会誌に「若手社員の帰属意識」をテーマにした原稿を掲載して頂いたご縁で、近しいテーマでのセミナーのご依頼を頂きました。

「最近の若い人は・・・」
この言葉って、本当に昔から言われ続けてますよね!笑
もちろん、もれなく私が若手の時も、先輩方にそう言われました。

つまり、いつの時代も新人は「新人類」なのです。笑
その言葉を今言っている人も、もれなく、昔そう言われていたはずです。

では、何でそんな循環がなされるのでしょう?
それは恐らく、時代や環境によって異なる「新しい文化」に対して、
「こんなのあり得ない」とか、「普通はこうだ」と、自分の持つ「当たり前」と照らし合わせてしまうからでしょう。

私も実際に驚いたのですが、本当に人って「染まる」のが早い!笑
「最近の若い人は・・・」と言われた私も、ほんの数年後にはどっぷりと「社会人」に染まり、偉そうに「若手社員のわからないことが分からない」と言っていました😅

でも、みんなそうじゃないですか?笑

「若手社員は・・・」と言われ、このままではいかん!と一念発起し、がむしゃらに学び&働き、気づいたら社会人の沼にどっぷりハマる。
がむしゃらにやっている頃に、階段を1段登っているんですよね。

なので私は、「〇〇世代だからどう」という考えはあまりありません。

ただ・・・時代が加速度を増して進化&変化しているのは事実。
特に、「働き方」に対する価値観は、今の「Z世代」と言われる若者と先輩方とでは、大きく異なることでしょう。

今の時代、そもそも「会社員として定年を迎える」という価値観がほとんどなくなっているとも言えます。
つまり、同じ企業で長年働くことを重視していない若手社員も多いので、
必然的に「そこで働く目的」が異なりますよね。

私も実際に脱サラをして、独立をしているので、その気持ちや考えには共感します。

そうなると、
「その企業で働いている間に、どのようなスキルやキャリアを身につけるのか?」といった、質へのこだわりが強くなります。

だからこそ、「20代成長率」と言われるものを重要視して、企業を選ぶのだと思います。

20代のうちにいかに学べるか?
20代のうちにいかにスキルを身につけられるか?
20代のうちにいかに多様な経験ができるのか?
20代のうちにいかに挑戦の機会をもらえるか?

つまり・・・やる気満々ですよね!!笑
そのやる気の火を、いかに灯し続けられるか?
むしろ、その日を大きくしてあげられるのか?が育成のポイントには必要になります。

「少しの背伸び」
私の経験上、これが結構重要なポイントになると実感しています。
今の実力よりはレベルが高いけど、少し頑張ればできる程度の負荷を与える。
私のような「やる気満々系」社員には、もってこいの手法です。笑

そして、どんなことでも「イメージ」をもたらせることが重要!
「右脳に描かせる」のです。

これが上手くいったらどんな気持ちになるか?
お客様の反応は?
周りの反応は?
会社や社会に与える影響は?
そんなことを、都度イメージさせることが、飛躍には重要になります。

このイメージが明確になれば、その目標達成に向けて、少しの勇気、
「えいや〜」っと行動に移せるようになります。

社員のやりがいを上げる為にも、1つでも多くの「えいや〜」を導き出してあげるような、環境づくりがその鍵になります。

研修やセミナーでは、コミュニケーションの取り方や育成方法を中心に取り上げていきますが、そもそもの土台は「やる気・勇気・元気」なのだと思うのです。

身体的な元気はもちろんですが、精神的な元気をいかに盛り上げ、そんな社員の「やる気・勇気」を引き出してあげる。

大丈夫です。
今手を焼いている若手社員も、あと数年したら言ってますよ。
「今年の新人、ホントあり得ないんですけど〜」って!笑


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