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第4回 「経験と挑戦を増やすために」。敬相の"福利厚生”には、確かな理由があった。

みなさんこんにちは。(株)敬相 広報の寺門です。前回は、敬相の人材育成についてお届けしました。お読みいただいた方の中には、敬相で働いてみたい!と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、福利厚生のリアルな部分をピックアップ。敬相ではどのような福利厚生制度が取り入れられているのでしょうか。

どんなに仕事が好きな人でも、やり甲斐だけで会社を選ぶ時代ではありません。収入やプライベートだって同じくらい大切。お話ししていただいたのは、この連載ではもうお馴染みの、代表取締役社長 櫛田 祐造です。一つひとつの制度に込められた想いを紐解いていくと、社員(メンバー)の人生を大切に想う敬相の姿勢が見えてきました。

福利厚生制度が後押しする、敬相ならではの働き方。

ーー それでは、櫛田さん今回もよろしくお願いします。前回は、人材育成についてお話していただきました。敬相は、新しい取り組みとして「チーム制」を取り入れましたが、社員の働き方など目に見えた変化はありましたか?

チーム制を取り入れたことが良い刺激になり、社内に活気が生まれていることを日々、実感しています。というのも、チーム制の導入に合わせて、評価・報酬制度もアップデートしたんです。

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個人としてではなくチームとして達成すべき共通の目標があり、その先には結果として報奨金も待っている。目標達成のために各チーム、工夫しながら取り組んでいるようです。

ーー 弊社は、もともとボーナスや報奨金が出る機会が多い気がしますが、そこからさらに増えたということですか?

そうなんです。評価方法や報酬の仕組みを見直すとともに、機会を増やしました。もともと年2回のボーナスとは別に、1月と7月に売上目標を達成した社員(メンバー)を対象とした報奨金を支給していたのですが、まずは、その報奨金の支給方法を変えたんです。

チーム制を導入するまでは、営業担当者とアシスタントスタッフが2名体制で業務を進めるケースが大半でした。そして、売上目標を達成した場合は、原則、営業担当者だけに報奨金を渡していたんです。ですから、もらった報奨金のうち何割をアシスタントスタッフに渡すかは営業担当者のさじ加減でした。

ーー その環境下で、サポートスタッフがやる気を維持し続けるって、大変かもしれませんね。

どれだけ言葉で「ありがとう」と言われても、行動が伴っていなければ疑問や不満は溜まっていきますよね。自分の働きが正当に評価されない。その無力感は相当なもだと思います。いずれ仕事にも悪影響が出てしまうでしょう。

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ですから「これではいけない」と私自身も反省し、まずアシスタントへの支給割合を明確に策定。チーム内のすべてのメンバーが平等な金額を受け取れる仕組みにしました。1月と7月に支給している報奨金に関して言えば、業務内容や勤続年数は関係ありません。4人のチームなら、きっちり4等分です。

ーーすごい!チーム内のメンバーと成功体験を共有できるのもいいですね。

チーム内で目標を決めて、売上を伸ばす。目標は至ってシンプルです。だからこそ工夫の余地があると思っています。それぞれのチームの“成功法”を見つけていってほしいですね。

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肩書きや性別、先輩・後輩といった型にとらわれず、メンバーの個性や適性チーム内で見極めてトライすることで、その人ならではの、働き方やスキルの表現方法が見えてくるはず。さらにそこに成果が伴えば、報奨金という「嬉しい結果」としても返ってきますからね。

ーー 仕事の延長線上に受け皿として報奨金があると。他社さんの求人ページを見ていると、一見、目を引くような福利厚生制度もありますよね。

対外的に話題になりそうな制度を用意することは簡単です。でも、実際にいちメンバーの視点で考えたときに、有効に活用できるものでなければ勿体ない。だから敬相では、現実的かつメンバーのためになる制度かどうかを重要視しています。

例えば、定期的に支給しているボーナスや報奨金以外にも、期間を設けたり特定の商品に限定するなどして、売上成績の表彰を行っています。数ヶ月前に所長会議を開き、この先3ヶ月間で営業を強化する製品を5品目選定しました。この5品目に関して、高い売上成績を上げたチームには、上位3チームまでを表彰。1位から順に金額を変えて金一封を支給する予定です。

ーー 通常業務に短期的な目標が加わると、いい刺激になりそうです。働き方にメリハリもつくし、チーム内のメンバー同士で話し合う機会も増えそうですね。

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僕としてもこれらの制度が、働きがいのある組織づくりはもちろんのこと、メンバー定着を後押しする役割も担ってくれればと考えています。もちろんボーナスや報奨金は正社員だけでなく、パートタイムで働いている方やシルバー雇用のメンバーにも支給しています。

意欲的に仕事に取り組んでもらったり、「次も頑張ります!」と声を掛けてもらうと、やっぱり嬉しいですね。彼らも敬相の業務を支える、大切なチームの一員です。立場や働き方を超えて、みなさんが頑張ってくれているおかげで、今の敬相があるわけですから。

体験や出会いの数を増やし、「心を動かす人」になってほしい。

ーー 評価・報酬制度以外に、敬相ならでは福利厚生はありますか?

社員から好評なものでいうと「研修旅行」でしょうか。毎年9月に開催していて、5年に1度は海外に行っています。

それぞれが給料から毎月5,000円ずつ旅費を積み立てているので、普通に考えたら60,000円ほどの予算の旅行を想像しますよね。でも敬相では、大体その倍以上の予算をかけています。しかも、積み立てた60,000円のうち30,000円は現地で“お小遣い”としてみんなに渡しているんですよ。

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ーー 実質30,000円で旅行を楽しめる研修旅行は、私も驚きました。研修旅行にそこまで予算をかけることに、何か理由があるのでしょうか?

敬相では、「心を動かす」ことを大切にしていると話しましたよね。心とは、人やモノ・事柄との出会いの総量によって大きく育っていくものだと考えているんです。ですから、出会いの機会を惜しみなく与えていきたいんですよね。数年前には支店もあるミャンマーに行ったのですが、結果的に総額で数千万円をかけた旅行になりました(笑)。

ーーリーダーのみなさんが、飛行機を"ビジネスクラス”にしていた話もお願いします!

そうですね(笑)リーダークラスのメンバーに「自腹で10万円を払ってビジネスクラスに乗ってみよう」と伝えたんですよ。通常10万円でビジネスクラスに乗ることはできません。その差額を会社が負担するから、エコノミークラスとビジネスクラスのサービスの違いを体験してほしいと思ったんです。

ーービジネスクラスの費用を負担してくれる会社は、なかなかないと思います。櫛田さんはつねに“ここぞ”というタイミングで、必要なサポートをしてくれているように感じます。

自分の経験を振り返った時に記憶に残っていることは、どれも、ちょっと特別な出来事ではありませんか? 僕は、敬相のみんなにはたくさんの経験をしてほしいんです。それは楽しいことも、そして、辛いことも。メンバーが経験を積むためのサポートであれば、僕はそこに惜しみなくエネルギーを掛けられます。

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新型コロナで緊急事態宣言が出た時に、踏ん張って働いてくれているメンバーに対して支給した「ありがとう手当て」も同様の考えから生まれました。

また、それは有事の際だけでなく、普段の業務でも同じ。仕事で得た成果や経験に対して、報奨金が支払われたという事実。その経験と結果を忘れず、自分の将来に役立ててほしいですね。

そのために会社ができることは、一つひとつの福利厚生制度の内容を真剣に捉えることです。形式だけの金一封や旅行ではなく、メンバーの目線に立った制度がなにより大切なのだと思います。

新しい風を取り入れ、敬相は次のステージへ

ーー日頃の業務以外にも、経験のためのサポートを会社がしてくれるというのは、働く私たちにとって大きな魅力です。もし「敬相で働いてみたい!」と思ってくれた方に対して、アドバイスはありますか?

敬相で働くみんなは、中途採用比率が高い傾向にあります。ですが、中途採用だからといって業界経験者ばかりかというと、そうでもありません。

前回お話しした通り、メンバーへの育成制度が充実しているので、どなたでも安心して働くことのできる環境だと思いますよ。業界経験の有無は関係ありません。少しでも敬相という会社に興味を持っていただけたなら、ぜひお会いしてお話しましょう。

ーー そう言えば、昨年入社された方で新しいプロジェクトを任されている方がいましたよね。新人でも活躍できる環境が整っているのでしょうか?

本人の適性や要望次第で、最初からプロジェクトの責任者に任命することも大いにあり得ます。長年敬相に勤めてきたメンバーにはない、新しい発想を期待しているからです。

勤続年数が長くなるにつれ仕事に慣れ、良くも悪くも器用さが身についていきます。そうなると、どうしても新しい発想が生まれづらい空気が蔓延してしまうのです。

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1年前に入社したばかりのメンバーが、自分たちが経験したことのない業務を任され、どんどん結果を出していく毎日は、長く勤務してきたメンバーにとってもいい刺激を与えてくれているはずです。

ーー 未経験でもチャレンジできる環境は、年功序列の壁に悩んでいる世代にとって、大きな魅力になりそうですね。ところで、どの地域の採用面接でも櫛田さんとは、お話しできるのでしょうか?

基本的に面接では、私が直接お話をさせていただいています。敬相は採用面接を一度しか行わないので、最初からいきなり社長面接です。

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コロナ禍で採用を見送る企業が増え、有効求人率が下がっていますが、敬相では変わらず新しい人材との出会いを求めています。積極的に採用活動を行っていますので、興味のある方はご連絡ください。“未来の敬相メンバー”に出会えることを楽しみにしています。


【広報部 後記】

前回の人材育成に続き、福利厚生制度についてお届けしました。さまざまな企業の求人情報を見ていると、ついつい魅力的な報奨金や目を引く制度に気を取られてしまいますが、本当に大切なのは普段の仕事とそのサポートが地続きにあることなのかもしれません。

さて、櫛田代表による全4回に渡る連載も、今回で一区切り。次回からは、全国各地の営業所の取り組みを、敬相が今もっとも尽力している「チームビルディング」の観点から紹介していきます。それではまた、お会いしましょう!


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