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第14回 敬相を支える、縁の下の力もち。配送ドライバー 田中恵三氏

みなさまこんにちは!(株)敬相 広報の寺門です。私、新緑が美しく、風も気持ちがいい5月が一年のうちでもっとも好きなのですが、今年は、雨多くないですか? ちょっと湿気に参っております(笑)。

前回までは当社が数年前から尽力している「チームビルディング論」についてお届けしてきましたが、今回は少し毛色を変えた企画です。

読者の皆様はもうご存知かと思いますが、敬相は電気通信事業者に工事材料や備品をお届けする事業を主に行っております。そして、そんな敬相の仕事に欠かせないのが、配送ドライバーのみなさん。そう!言うなれば、当社の“縁の下の力持ち”。今回は、東京所属の配送ドライバーとして働く、田中恵三さんにお話をお聞きしてきました。それでは、どうぞ!

車とともに働き、40年。「安全」の秘訣は、基本を守ること

ーー 田中さん、よろしくお願いします!まずは、田中さんの担当業務について教えていただけますか?

よろしくお願いします。配送ドライバーとして、毎日お客様のもとに商品を届けています。東京所属のドライバーは現在3名おりまして、私はその中で、主に神奈川エリアを担当しています。

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ーー シルバー雇用ということですが、敬相で働く前は、どのようなお仕事をされていたのですか?

自動車修理会社に勤務していました。1社目は修理工として板金加工を約17年担当し、2社目では営業職を25年勤めました。定年退職後に、敬相で働かせて頂いています。

ーーずっと車関係の仕事だったのですね。配送ドライバーというお仕事も、「車」をきっかけに応募されたのですか?

はい。父がタクシー運転手だったこともあり、小さい頃から車は身近な存在でした。ずっと車関係の仕事を続けてきたのも、好きだからなんだと思います。実はバスや大型トラックの運転もできるんですよ。ほとんど運転する機会はありませんが(笑)。

ーー 大型免許って、憧れます。かっこいいなぁ。運転がお好きなんですか?

大型車は、前職でお客様へ納車の際に運転する必要があったので取得しました。運転は好きですね。プライベートでも趣味の温泉巡りのために、しょっちゅう車で遠出していますよ。

生活リズムも、いつの間にか運転をすることを前提としたサイクルになってしまっていました。お酒を飲んだり夜ふかしをすると翌日のコンディションに響きますから、若い頃からほとんどお酒も飲まず、夜は11時に眠り、朝6時に起きる生活。そんな感じで40年、暮らしてきましたね。

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自動車修理会社で働くなかで、事故車や事故を起こしてしまった人をたくさん見てきたので、「当たり前」をきちんとしたいという思いがあります。

ーー すごい……。もはやアスリートのような生活サイクルですね。敬相には定年退職後から入られたとのことですが、何年目になるのですか?

60歳に入社したので、働きはじめて今年で4年目になります。シルバースタッフのドライバーを入れる前は、配送業務も営業スタッフが兼任されていたようです。商品数も膨大で、配送業務だけで手一杯だったとか。専属ドライバーを入れたことで、ようやく営業業務に本腰を入れられるようになったそうですよ。

敬相のいちメンバーとして「ありがとう」をいただく仕事

ーー とくに東京営業本部の受注数は、規模も量もケタ違いだと聞きました。田中さんは毎日のドライバー業務を、どのような流れで行っているのでしょうか?

午前中と午後、2便に分けて配送を行います。出社時には担当の荷物が用意されているので、荷物を積んだらすぐに出発します。神奈川県は広域ですから、ルート選びには工夫が必要なんですよ。つねに渋滞情報はチェックしています。

ーー たしかに。いつもどのように決めているのですか?

急ぎの荷物などがある場合はあらかじめ配送ルートが決まっていますが、そうでない場合はこちらで考えています。例えば4箇所をまわるときは、必ずしも近道が早いとは限りませんから。

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渋滞を避け、より早くお届けするためにはどのルートが最適か?その都度、臨機応変に対応しています。無事商品をお届けし、「もう持ってきてくれたの?」「敬相さんはいつも早くて助かります」と言っていただけたときは、本当にうれしいですね。

ーー 配送の仕事はお客様から直接「ありがとう」と言っていただけるので、やりがいも大きそうですね。ドライバーとして、田中さんが意識されていることは何かありますか?

商品を早く届けるために営業チームのみなさんが日々、努力されているのを知っているので、「商品を安全に、早くお届けする」という私にできる最大限のサービスを提供したいと思っています。

あとは、“配送の人”ではなく、“敬相のドライバー”として商品をお届けすることを意識しています。何度もお届けしているうちに顔を覚えていただいているので、うれしいですよ。

少しでも何か生み出せればと、お客様と何気ない世間話をする時間も大切にしています。雑談を通して得たお客様の情報は担当営業に共有しています。現役時代の営業経験が生かせていると思いますよ。

営業チームへの感謝が、日々のやりがいに

ーー 敬相の顔として届けるって、素敵ですね。営業やサポートスタッフとの連携もされているのですね。敬相で働く中で、「ありがとう」のエピソードはありますでしょうか?

いつも「ありがとう」という気持ちでいっぱいなんですよ。今でも感謝していることがあるのですが、それは、私が出社して配送に出る前には、すでに私の担当の荷物がまとめて準備されていることです。入社当初は、地理がわからず配送に時間がかかることが多かったんです。

それ以来、営業の方やサポートスタッフの方々が、気遣ってくださり、わたしの荷物を優先的に用意してくれています。そのおかげで、変に焦ることなく、安全運転で時間内に配送を終えることができています。

ーー 田中さんから見て、敬相社員の働きはどのように見ていますか?

長年、変わらずにお客様から選ばれ続けているのには理由があると思います。それは、みなさんがどんな時も丁寧に、誠実に仕事に向き合っていることです。

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そんな姿を日々見ているので、私も微力ではありますが、少しでも貢献したいという気持ちが自然と湧いてくるんです。

先ほどの出勤したときに荷物が用意されているというエピソードも、営業の方やサポートスタッフの努力の証なんです。ただの荷物ではありませんよ。敬相のみなさんの“想い”を積んで走っていることを忘れずに、これからも、安全運転でお客様に届けしていきたいです。

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【広報部 後記】

『敬相の縁の下の力もち』。1回目は配送ドライバー編と称して、ドライバーの田中さんにお話をお聞きしました。

敬相では、田中さんをはじめとするシルバー雇用の方々も、得意分野を生かしながら、自分らしく活躍されています。敬相の社員はみんな温かいので、居心地が良く、自分らしく働ける職場だと語る田中さん。「敬相でがんばっている社員のみなさんは、若くて、優秀で、エネルギッシュ。だからこそ彼らの仕事に貢献したいんです」と話していたのが印象的でした。

それではまた来月の更新をお楽しみに!

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