屋上で靴下の穴に気づいてまだ死ねない【雑記】
アンミカが見逃した眩しくて優しい私だけの白。冬の空気を閉じ込めて夏に吸って、なんでもないなって思いたい。どうでもいい事がこんなにも少ない。耳元で聞く内緒話の生暖かさ。転ばないように走るから遅い。明日とかいう壮大な嘘と今の連続性との矛盾。思ってもないことばかり言った後にひとり水を飲んで全部流した気になる。いつかお前を苦しめる全てが大丈夫になりますように。血管をなぞる。うさぎのワッペンで思い出す子がいる。熱消毒vsあらゆる物は冷たい方が清潔に感じる謎。二歳女児、三輪車の煽り運転(シャカシャカシャカシャカッ)。小さな諦めを繰り返して繰り返して、繰り返して慣れる。扇風機にも雪を見せてあげたい。名前だけが私宛で読まずに捨てる。パパの作るお弁当にはバランがない。遮光カーテンでは塞ぎきれない私の眩さ(遮光シャッターではバッチリです)。大切な物には名前を書きましょう。屋上で靴下の穴に気づいてまだ死ねない。電車に乗ってる人達の全部他人事みたいな顔。好きになれないあの子の全部自分事みたいな顔。大事だからもう写真には撮らない。満月の日にだけ鳴るお隣さんのチャイムとそれに気づいた日から鳴る私ん家のチャイム。
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
映画「ヒミズ」に出てくる詩が好きなので載せます。(フランソワ・ヴィヨン「軽口のバラード」より)
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
そういう性癖のドラえもん「本当にもうのび太くんはしょうがないな~(ゾクゾクッ)」。迷わないようにちぎって捨てていたパンを、食べていたらもう少し遠くまで行けた。急だと感じることも、全部裏でじっくりゆっくりの結果。嘘ばっかり上手くなって今更どうしようね。遠くから大きな声で呼ばれたい。あれもこれもどうせ忘れるくせに今は泣きたくなるほど大切で困る。やまない雨はないとか軽率に言った奴には一生酸性雨が降ってればいいよ。ペコちゃんの真顔とハローキティの嫌に白い歯。駅のゴミ箱を彩る誰かの為の(だった)花束。パパ活女子のエコーチェンバー。神様の乱数調整でとびっきり不幸になる。橋の前に「いつも迂回路をご利用下さりありがとうございます」と書かれただるい一休さん。薬を冷蔵庫に入れる癖がいなくなってからうつる。もう会わない人の何気ない一言を宝物に生きる。空白の目立つメッセージカード。自動音声ガイダンスにため息をつかれる。祖母の肩を揉んで何かを少しだけ許された気になる。今だけの人とこれからも、の人。これからも、の人になりたい。
雑記シリーズは思いついたことをポンポン書いてるだけなので通して読むと感情のバラつきが凄いですね。面白いと思ったことも悲しいと思ったことも現実も空想も関係なく載せてます。多少のリズム感と言葉の重複を避ける以外は適当な順番なので、性癖ドラえもんの後に当たり前みたいな顔で真面目な事が書いてあったりします。
ところで、好きなガールズバンド、TETORAの「抱きしめているもの」という曲を最近聞き直していたのですが、Aメロの歌詞がとても素敵なので共有します。感想は特にないです。ただ好きです。
(https://m.youtube.com/watch?v=VGUcVs3sqk4)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?