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「働くとは?」2500人と面談した採用担当が思う、就職活動①

初めてnoteを書いてみます。社会人6年目で、とある企業(メーカー)で働いています。
まずは簡単に自己紹介をしてみます。

■大学(法学部)卒業後、メーカーへ就職

■拠点事業所にてバックオフィス業務に2年間従事
主な担当は労務管理、CSR活動(地方自治体との折衝、コンサート・イベント企画)、人事総務。

■本社人事系業務へ異動し、新卒採用担当として2500人の学生と面談
1年間の役員サポートを通し、プロジェクトマネジメント、組織開発を学びつつ、新卒採用、中途採用、研修立案を担当。
学生対応(3年半のべ2500人と面談)に加え、採用スキーム策定、予算管理に加え広報媒体作成、採用イベント(インターン、セミナー等)の設計など、採用業務全体へ広く参画。また、日本中の学生団体へ飛び込み営業をし、オンラインメディアの作成等に協力。

■本格的に人事労務へ挑戦
異動に伴い、直接的に"人"に会う仕事から、より働きやすい環境を作るため、人事労務業務へ携わり、RPA等、人事システムの構築に挑戦中。

書いてみると、働くうえで人との関わりは非常に大事だなと改めて思い始めた次第です。
noteでは、この経験を踏まえて、不確実性や流動性が高くなる世の中で、就職活動にどう向き合うかを纏めてみようと思います。

働くとは何か、何のために働くのか

■学生からよく聞く"人の役に立ちたい"は本当なのか
就職活動を始めた多くの学生から、挨拶と同じぐらいよく聞くのが、「人の役に立ちたい」という言葉です。これが本心かということは一旦置いておいて、まず働くってどういうことなのでしょうか。
・人のために動くと書いて、"働く"
・はた(周り)をらく(楽)にするで、"はたらく"

あくまで実践的な話を書きたいので、哲学的なお話しは敢えてしません。ただ、この2点を通して思うのは、
人の役に立つこと=働く
ということです。だからこそ、対価(多くの場合はお金)が貰えるわけですよね。
なので、就職活動で人の役に立ちたいと言っているのは、働きたいと言っているのと同じで、聞いている企業の採用担当も"そうだよね"としか言いようがないということになります。蛇足ですが、働くことは人間に限ったことはありません。例えば盲導犬も警察犬も上の定義に基づくと、"働いて"います。
では、仕事って一体何なのでしょうか。
仕事を表す英語を考えてみましょう。
・work
不可算名詞だと「作品」という意味ですよね。 “ある目的のもとに努力して行う仕事”のことです。だから、「作品」という意味になるわけです。
・job
旧約聖書のヨブ(Job:神から過酷な試練を次々与えられながらも信仰を守った人)が語源です。。
・labour
「労働」と訳される場合のほうが多いかもしれません。語源は「slave(奴隷)」と関係があります。
・vocation
「天職」と訳されることもあります。voc(呼ぶ、vocalも同じで、声という意味)+ation(結果として生じたもの)という構造で、神に呼ばれて行うことという意味ですね。
就職活動を通して、皆さんはどんな「仕事」をしていきたいでしょうか?
“働く”と併せて、“自分にとっての仕事”とは何かを考える必要がありますよね。

2 働きたいって本心ですか?
働くことや仕事の定義は前項で説明しましたが、そのうえでいつも学生さんに訊いていることがあります。「今、本当に働きたいですか?」 こう聞くと、意外と「う~ん」となる人が多いです。
「卒業してから生きるために稼がないといけないし、そのために内定を取りたい!」が本心ですよね(笑)
でも、内定を獲得すること自体は、そんなに難しいことでしょうか?(ここは反論がすごいと思いますが・・)
・2018年3月卒業予定の大学生・大学院生対象の大卒求人倍率は1.78倍(=1人あたりに1.78仕事があるということ)
・2019新卒で採用人数を増やすと答えた企業は約20%
つまり、「全く選り好みをしない=生計をたてるためにのみ仕事をする」という観点で「内定を取る」のはとてつもなく難しいことではありません。
ただし、「自分の行きたいと思う」企業の内定を取ると考えると、急に難しくなるということになります。

では、なぜ就職活動をするのか
次回はここから書こうと思います。

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