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関係者の期待値より高く終われば成功であり、低く終われば失敗である

今日は、『外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』の「期待値をコントロールする要素」を読みました。

●学んだこと

プロジェクトオーナーの期待値をコントロールする要素は「期間」「リソース」「成果」の3つがあると筆者は主張しています。

そして、基本的に、「これだけあれば大丈夫だろう」という見積もりに対して、だいたい1.5倍程度を提示すると良いそうです。

さらに、コントロールにおいて大事なことは、「全てのモジュールが成功することはない」ということをオーナーに伝えておくことだそうです。
つまり、プロジェクト内に10個のサブチームが存在するなら、2~3チームが素晴らしい成果を出せばそれで十分ということです。

なぜかというと、どう頑張ってもうまくいかないチームが必ず生まれる中でそのチームの補助にリソースを割くと、かえって好調なチームの成果まで損なってしまうからだと言います。

結論、関係者の期待値より高く終われば成功であり、低く終われば失敗だと筆者は強調しています。
たとえ90点で終わったとしても、かけた費用に対する期待値が80点であれば、それは大成功だと考えて良いそうです。

●読んで考えたこと

すごく納得できる内容でした。
期待値のコントロールをプロジェクトとして実践した機会はまだありませんが、仕事全体において適用できると思いました。

なぜかというと、余裕を持った見積りを出す、うまくいかない部分がある前提で動くといったことができれば、期待値を超えた状態で仕事をまとめあげることが容易になると思ったからです。
また、その仕事に臨むメンタルも安定するように感じます。

とはいえ、見積りを甘くしたり挽回しようともがくことを一切やめるわけではなく、真剣に取り組みつつ冷静に自分の力量を考えて、期待値をコントロールできるようになると良いと思いました。
そう簡単ではないですが(笑)

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