\鳥山明さんに学ぶ「正しくない言葉」のパワー/
先日鳥山明先生が亡くなられました。
初めて買ってもらった漫画が
『Dr.スランプアラレちゃん』だったということもあり、
私もかなりショックでした。
今日は先生を偲んで、「正しくない言葉」のパワーについて、お話します。
①オノマトペが豊かである
鳥山明先生の漫画って、とても特徴的だと私は思っています。
私は言葉を仕事にしているので、
今でも意識して漫画やアニメを見ます。
そこで感じるのが、
「先生の漫画はオノマトペが本当に豊かである」
ということです。
②オノマトペとは
日本にはたくさんのオノマトペがあります。
オノマトペを簡単に言うと、
・キラキラ
・ふわふわ
・ビューン
こういった音や様子を表す言葉のことです。
鳥山明先生が書いている漫画の中には、
オリジナルのオノマトペがたくさん出てくるんです。
例えば、アラレちゃんが走る時のオノマトペって「キーン」ですけど、
実際走る時にキーンって、あまり使いませんよね。
つまり、『Dr.スランプアラレちゃんの中でだけ通用するオリジナルのオノマトペ』ということです。
③先生の思い
鳥山明先生に限らず、
漫画って「正しい」とか「こうあるべきだ」っていうものを、
クルッとひっくり返してくれるものなんです。
みんなが常識だと思ってることを簡単にひっくり返してくれるので、
今までにない価値観、言葉や物の見方、
楽しみ方をたくさん提供してくれました。
だから先生の漫画はオリジナルのオノマトペが多かったのかな?
って思うんです。
こう考えながら、今は亡き鳥山明先生の言葉を探していると、
・「自分の書くものは邪道だと思っている」
・「僕の漫画にはメッセージなんてない」
・「僕の漫画は、テーマがないのがテーマなんです」
先生は、こんなことをインタビューで答えていらっしゃいました。
「あぁやっぱり」と思いました。
何か教育的なアドバイスをしよう。とか、
みんなのためになることをしよう。って思うのではなく、
先生自身も楽しめる。
ずっと小学生の心を持ってワクワクしながら一緒に楽しんでいる。
そういう思いだったんだろうな。って思います。
だからこそ、私達もその世界の中で自由になって遊べる。
現実の世界ではキーンってマッハで走ったりしないけど、
オノマトペを使って正しいではなく、楽しい。
こうすべきじゃなく、こうしたらワクワクする。
そういう世界をたくさん見せてくださったんだな。
って思いました。
⑤「正しく」より「楽しく」が伝わる
これって私たちが話す時にもすごくすごく大事なポイントで、
私達は、
「正しいことを言わなきゃいけない」
「漏れや誤解があってはいけない」って思うけど、
いいんですよ。
「正しく」伝えるよりは「楽しく」伝えた方がいいし、
「こうしなきゃ」ってガチガチに固まるよりは、
「みんなで一緒に楽しくやろうよ」っていう方が、話しは絶対にうまく伝わります。
鳥山明先生の漫画の中にある、
「いつまでも子供みたいに先生も私たちも一緒に楽しめる」
そういうものを、私の話し方にも取り入れたいな。と思いました。
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