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「雑でいい仕事、手間をかける仕事」

おはようございます。
昨日はPCセンターが稼働していた
2年前に使用していた肉用のまな板を引っ張り出し、

綺麗に洗浄・消毒をして
来週から唐揚げ加工場で
使用するようにしました。

まだまだ工夫をし、
備品の手入れをすれば
活躍できる場所があります

物は生きています。
ものを生かすも殺すも工夫次第です。
使えるものは常に手入れをしてすぐ活用する。
今いらないものはすぐ処分する。
いらないものは溜め込まない。
こういう細かい部分の徹底から
作業効率は向上するかもしれません。

最初に書いたように
今は作業効率を徹底的に向上させ、
人件費に見合う利益体質の会社にしなければなりません。

従業員が仕事に費やせる時間は
1日基本的に8時間となっています。
限られた時間の中でどうすれば
効率が上がり利益を取れる会社にできるのか。

このことから管理職が目を
背けてはいけません。
数字上人件費率や労働分配率が
一般的に利益が出る会社の数字を下回っている以上、
工夫を凝らし改善を早急に取り組む必要が
あります。

そういった意味でも
時間の管理や使い方というテーマは最も重要で、
最も難しい部分なのかもしれません。

それでは、どのようにして効率を上げるのか。
それは「重要なことに時間のほとんどを費やす」ことです。
例えば、先日の役員会議では原価交渉の話が
出てきました。

交渉する商品が1日に100個売れる商品であれば
時間をかけてでも交渉を成立させて
1円でも安くしてもらう必要があります。

逆に1日に2個しか売れない商品であれば
その商品の交渉に1時間も使ってはいけません。
1回のやり取りで成立しなければもうしない方が良いでしょう。

もっと言えば
2個しか売れないのであれば交渉どころか、
排除する必要がありそうです。

チラシ構成や報告書、
申請書の修正依頼を
文書に起こして丁寧に相手に伝えることも省ける仕事です。

口頭や手書きのメモで十分です。
それよりも手間や時間をかける仕事があります。
現場のスタッフが気持ちよく働けるように1日のシフトを工夫する。

サービス向上のための研修を行う。
手作りでできる商品を開発する。
など時間をかける仕事は山ほどあります。

そして、
何でもかんでも
アウトソーシングすれば
良いというものでも
どうやらなさそうです。

弊社では
創業依頼50年間
守り続けてきた
「おふくろの味」
があります。

煮しめはまさに伝統の味を
表現した、
我が社でしか出せない
商品です。

これを手間がかかるからといって
アウトソーシングしては
いけないのです。

手間を省く商品は他にあるはずなのです。

牛肉は自分たちで
整形してこそ、
付加価値が高まります。

冷凍商品もありますが、
解凍と同時に劣化が始まり、
ドリップもたくさん出ます。
色変わりも非常に早くなります。

これでは
作業効率が上がっても
食品ロスは防げません。

効率を上げるためには
何をアウトソーシングして、
何を自社で作っていくのか。

この見極めが
とても大切だと
最近特に感じます。

人口も減少し、
消費もどんどん落ちる。
さらに機械化が進めば、
心の通った
温かい商品はもう体験できなくなります。

私たち地方のスーパーが
やるべきことは
こういうこと。

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