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ウィメンズFAカップ決勝はスパーズ対ユナイテッドに :: WSL Watch #062

これまでにも"WSL Watch #036"と"WSL Watch #049"で今シーズンのウィメンズFAカップについて書いたけど、代表ウィーク明けの4月14日に準決勝の2試合、トッテナム・ホットスパー対レスター・シティとマンチェスター・ユナイテッド対チェルシーが行われて、結果としては5月12日にウェンブリー・スタジアムで開催されるファイナルに勝ち進んだのはトッテナム・ホットスパーとマンチェスター・ユナイテッドってことに。

[スパーズ対レスター] 延長戦までもつれこんだ激戦

トッテナム・ホットスパーのロバート・ヴィラハム(Robert Vilahamn)監督について書いた"WSL Watch #004"とレスター・シティのGKのヤニナ・ライツィヒ(Janina Leitzig)について書いた"WSL Watch #005"でそれぞれのチームにも触れてるけど、個人的に今シーズンの早い時期からチームとしての取り組み、特にプレイモデルの部分に魅かれて意識的に追いかけてきた2チームの対戦だから、トッテナム・ホットスパー対レスター・シティはシンプルにすごく楽しみにしてたんだけど、期待通りすごく拮抗してて面白い試合だったかな。結果は延長戦の末にトッテナム・ホットスパーが勝ち上がったんだけど。

試合の展開としては、基本的には拮抗した立ち上がりでお互いにチャンスも作れてた中でレスター・シティが前半12分に先制して、その後もどちらかが明らかに優勢って感じではない展開が続いてスコアも動かず、後半途中からトッテナム・ホットスパーがどんどん交代選手を投入して圧力をかけて、83分にトッテナム・ホットスパーが同点に追いついてそのまま延長戦になって、延長後半にトッテナム・ホットスパーが逆転ゴールを決めたって感じ。時間帯によって流れが行ったり来たりはしたけど、トータルで見てどちらかが圧倒したって印象ではなかったかな。

[スパーズ対レスター] 見どころが多い好ゲーム

基本的には見どころが多くて面白い試合だったと思うけど、その中でも特に目を引いたポイントを挙げると以下のような感じ。

ビルドアップ対プレッシングの攻防
"WSL Watch #004"と"WSL Watch #005"でも触れてる通り、基本的には両チームとも保持では低い位置からのビルドアップ、非保持では高い位置からのプレッシングに取り組んできたんだけど、お互いにそのプレイモデルを全面に押し出した闘い方で試合に入って、危なっかしいながらも勇敢に闘ってた印象だったかな、どっちも。そこからチャンスも作れてたし。プレスのカタチはちょっと違ってて、トッテナム・ホットスパーは基本的には4-4-2でたまに4-2-4にもなる感じ、レスター・シティは4-1-4-1をベースにしてたように見えたけど。どっちもプレスで引っかけたり相手のミスを誘発してショート・カウンターを打てるシーンも作れてたし、逆に相手のプレスを回避して守備陣形が整う前にボックス近辺まで踏み込む擬似カウンターを打てるシーンも作れてたし、端的にすごく面白い攻防だったかな。

質的優位としてのユッタ・ランタラ
個人に目を向けると、まずはレスター・シティの先制点を見事に決めたユッタ・ランタラ(Jutta Rantala)に触れないわけにはいかないかな、やっぱり。こないだ"WSL Watch #060"で取り上げたばっかりの選手で、基本的にはそこに書いた通りなんだけど、この試合でも右WGで出場して、まさに質的優位としか言いようがないプレイぶりで。プレイをずっと観てると、ボール・タッチは右足のほうが多いように見えるからたぶん右利きなんだと思うけど、ゴール・シーンでは相手の左SBとの1v1でどっちにも行ける状況を作ってからカットインして左足でズドン。実はユッタ・ランタラは前のラウンドのリヴァプール戦でも似たカタチから点を取ってるんで得意なカタチらしい。この場面で対峙してたのはトッテナム・ホットスパーのアマンダ・ニルデン(Amanda Nildén)で、守備に難があるってタイプの選手じゃないと思うけど、さすがにこのシーンはノー・チャンスっていうか、素直にユッタ・ランタラを褒めるしかない感じだったかな。他の場面でもこのマッチアップはけっこうバチバチだったんだけど。ちなみに、ユッタ・ランタラは延長後半にもFKをクロスバーに当てる惜しいシーンがあったりして、レスター・シティの攻撃陣では期待通りの存在感を放ってた感じ。

グレイス・クリントンと宝田沙織のマッチアップ
1v1のマッチアップって言えば、トッテナム・ホットスパーのグレイス・クリントン(Grace Clinton)とレスター・シティの宝田沙織のマッチアップは面白かったな。特にトッテナム・ホットスパーの保持局面の攻防、ボールを受けて運ぶグレイス・クリントンを止めようとする宝田沙織って場面が何度かあって。グレイス・クリントンは4-2-3-1の2列目の3の真ん中、宝田沙織は4-3-3のCMFって噛み合わせだったから自ずとマッチアップするんだけど、グレイス・クリントンはパワフルにボールを運べる選手なんで、宝田沙織はちょっと手を焼いてたかな。シュートまで持っていかれるシーンもあったり、でも、逆に潰してボールを奪うシーンもあったり。"WSL Watch #051"にも書いた通り、グレイス・クリントンはイングランド代表でも注目を集めてる若手のスター候補なんだけど、この試合でも存在感は抜群。籾木結花のイエローカードを誘発するシーンもあったし。どっちが優勢だった? って訊かれたらグレイス・クリントンって感じだったと思うけど、でも、宝田沙織もかなり奮闘してたし、シンプルに観ててすごく面白いマッチアップだったな、と。

また印象的なゴールを決めたマーサ・トーマス
延長戦終了間際の117分に生まれたトッテナム・ホットスパーの決勝ゴールを決めたのはマーサ・トーマス(Martha Thomas)だったんだけど、これもけっこう印象的で。ケガ明けで途中出場だったマーサ・トーマスは現段階でチーム内トップ・スコアラーだからもちろん今シーズンのチームの躍進の立役者なんだけど、それだけじゃなくて、大事なゴールを決める印象が強くて。具体的には、"WSL Watch #024"でレビューしたノース・ロンドン・ダービー(NLD)で初めてアーセナルに勝った試合の決戦ゴール、しかも、奇しくもどっちも通常はメンズ・チームが使うトッテナム・ホットスパー・スタジアムで行われた試合だったりして。大きな舞台に強いっていうか、いわゆる'持ってる'選手って感じで。もちろん、もともと能力も経験値も併せ持ってる選手なんだけど。

[スパーズ対レスター] 勝敗を分けたポイントは?

どっちにも決まってておかしくない惜しいチャンスはけっこうあったし、どっちが勝ってもおかしくない試合だったとは思うけど、観てて感じた両チームの違いっていうか、勝敗を分けたポイントをあえて挙げるなら以下のようになるかな。もちろん、完全に推測でしかないんだけど。

大舞台を経験してきた選手がいるスパーズ
出場してた全選手の経歴を確認したわけじゃないけど、「こういう展開になると、やっぱり経験値が高い選手がいるのって大きいのかもな...」なんて思っちゃったかな。具体的には、チェルシー時代にFAカップ優勝を経験してるベサニー・イングランド(Bethany England)とか昨シーズンのFAカップ決勝にマンチェスター・ユナイテッドの選手として出場してるマーサ・トーマスみたいな選手が後半の終盤〜延長戦のピッチにいたってことなんだけど。男女を問わず世界中のどんなリーグでもそういう傾向はあるだろうけど、基本的には強豪チームに質が高い選手が集まって、でも、そういうチームは競争が激しいし選手の入れ替わりも多くて、例えば年齢的な理由とかで出場機会を減らした選手が(イジワルな言い方だけど)ちょっとレベルが下のチームに経験値を買われて移籍して主力としてバリバリ活躍するってのはよくある話で、最近だと元アーセナルで今はアストン・ヴィラでプレイしてる元イングランド代表MFのジョーダン・ノブス(Jordan Nobbs)なんかが典型例だと思うけど、ベサニー・イングランドとかマーサ・トーマスもまさにそういう選手だと思うんで。純粋に選手としてのクオリティはもちろんだけど、それだけじゃないプラス・アルファをチームにもたらすことができるっていうか。特に、徐々に力を付けてる段階のチームにとってはこういう選手の存在は大きいはず。もちろん、そういう選手を獲得するのは簡単じゃなくて、選手のモチベーションの面を満足させるようなチームの体制だったり移籍金と金銭面の待遇を賄うための資金力だったりも必要なわけで。実際に、ベサニー・イングランド獲得のためにトッテナム・ホットスパーが支払った移籍金はイングランド人選手の移籍金としてはその時点ではWSL史上最高額だったらしいし。そういう点も含めたのがクラブとしての総合力なんだと思うけど、現段階でのトッテナム・ホットスパーとレスター・シティだとその点でちょっと差があるのかな? とかちょっと思ったり。もちろん、レスター・シティにもリヨンで何度もタイトルを獲ってるジャニス・ケイマン(Janice Cayman)がいたりはするけど、イングランドでのタイトルって意味ではまたちょっと違ってそうだし。もちろん、それぞれのチームの詳しい財政事情とかまではわかんないから、あくまでも印象なんだけど。

延長戦で1月以前のチームに戻ったようなレスター
これもチームの総合力が現れた部分だから上に書いたこととちょっと重なる部分があると思うんだけど、選手層の差も感じちゃったかな。1stチョイスのメンバー同士で闘ってる分にはそこまで差を感じないっていうか、力関係は拮抗してたと思うんだけど、延長戦までもつれ込んで総力戦の様相を呈してくると、差が徐々に、でも、確実に現れたっていうか。今年の1月の移籍マーケットの動きをまとめた"WSL Watch #034"でも触れた通り、基本的にはトッテナム・ホットスパーとレスター・シティは1月の移籍マーケットで最も積極的に補強をしたチーって言えるし、実際にその効果がその後の試合に明らかに出てる、しかも、かなり大きな効果が出てるってことは間違いないと思うけど、ただ、この試合に関しては1月に補強した選手で明暗が分かれちゃった感じはちょっとあって。これは別にレスター・シティが補強した選手がトッテナム・ホットスパーが補強した選手と比べて劣ってたって意味じゃなくて、むしろ逆なんだけど。籾木結花と宝田沙織はレスター・シティの1月の補強の大きな目玉で、籾木結花も宝田沙織ものすごくチームに貢献してて、この試合でもそうだったんだけど、91分に籾木結花が、97分に宝田沙織が交代したこともあって、レスター・シティは交代選手であまりパワーアップできなかった印象があって。イメージとしては、延長戦に入ってからのレスター・シティは籾木結花と宝田沙織を獲得する前のチーム、つまり、1月以前のチームに戻っちゃった感じがしちゃったっていうか。で、トッテナム・ホットスパーは逆で、追いかける展開だったから当然後半の途中から積極的にフレッシュな選手をどんどん入れてきたんだけど、交代で入ったのはマチルダ・ヴィンバーグ(Matilda Vinberg)だったりだったりシャーロット・グラント(Charlotte Grant)だったり1月に加入した若い選手で、明らかに選手交代でパワーアップしてたように見えて、まさに1月以降のトッテナム・ホットスパーって感じだっただったんで。ベサニー・イングランドとかマーサ・トーマスみたいに経験値が高い選手が最後までピッチにいたって点も含めて、チームの総合力の現れとしての選手層って点ではちょっと差があった感じはしたし、そこが勝敗を分けたのかな? なんて思っちゃったかな。

実はトッテナム・ホットスパーのジェシカ・ナズ(Jessica Naz)が83分に決めた同点ゴールはレスター・シティの守備対応のエラー? って思えなくもない(シュート自体は見事だったけど)点も含めて、試合自体はかなり紙一重の内容だったけど、トッテナム・ホットスパーが見事にクラブ史上初の決勝進出。上で挙げた点以外にもポイントはたくさんあったし、個人的にはかなり楽しめた試合だったかな。1月の加入以降の活躍を観てると、籾木結花と宝田沙織の決勝でのプレイを観たかったって気持ちももちろんあるんだけど。

ちなみに、NLDでは入場者数がクラブ史上最多の19,480人を記録したことが話題になったけど、この試合も18,078人入ったんだとか。リーグ屈指の人気チームとのダービー・マッチには及ばなかったけど、この数字も十分立派だな、と。

[ユナイテッド対チェルシー] 昨シーズンの決勝の再戦

昨シーズンのFAカップの決勝の再戦になったマンチェスター・ユナイテッド対チェルシーに関しては、見事にマンチェスター・ユナイテッドが2-1で勝って昨シーズンのリベンジを果たしたんだけど、個人的にはトッテナム・ホットスパー対レスター・シティほどの内容じゃなかった印象かな、正直なところ。もちろん、完全に個人的な好みの問題だし、レベルが高いプレイは多かったんだけど。

試合展開としては、前半のキックオフの流れからチェルシーのミスがあってマンチェスター・ユナイテッドが幸先よくルシア・ガルシア(Lucía García)のゴールで先制して、24分にエラ・トゥーン(Ella Toone)のクロスから先発起用されたベテランFWのレイチェル・ウィリアムズ(Rachel Williams)が追加点を決めて、前半のアディショナル・タイムにチェルシーがローレン・ジェイムズ(Lauren James)のゴールで1点返したけど、そのままマンチェスター・ユナイテッドがリードを守りきったって感じで。そもそも攻めるチェルシーと守るマンチェスター・ユナイテッドみたいな展開を予想してたけど、マンチェスター・ユナイテッドが早い時間にリードを奪ったことでよりわかりやすくそういう展開になって、チェルシーの猛攻はさすがに迫力があったけど、それ以前にチェルシーの失点があっさりしすぎてたし、ちょっと意外な試合になったっていうのが率直な感想かな。ちなみに、マンチェスター・ユナイテッドの宮澤ひなたもチェルシーの浜野まいかもメンバーには入ってたけど、残念ながら出場しなかった。

[ユナイテッド対チェルシー] 勝敗を分けたポイントは?

好セーブを連発したメアリー・アープス
贔屓目抜きで見ても優勝候補の筆頭はチェルシーだったと思うんで、両チームの力関係を考えると'ジャイアント・キリング'とは言わないまでも'番狂せ'って言っていい結果で、この手の結果が出るとき、特にカップ戦で起こるときはGKを中心とした守備陣の活躍が必須っていうのが古今東西のサッカーの常識だと思うんだけど、この試合も例外じゃなくて、マンチェスター・ユナイテッドのGKのメアリー・アープス(Mary Earps)の活躍がやっぱり一番印象に残ったかな。"WSL Watch #054"で書いたけど、世界屈指のGKって評価通りっていうか、「これぞアープス」って感じのビッグ・セーブ連発で、見事に勝ちを手繰り寄せたって言っていいんじゃないかな。

スタメン起用に応えたベテランのレイチェル・ウィリアムズ
前にも何度か書いてる気がするけど、今シーズンのマンチェスター・ユナイテッドはCFWの1stチョイスが固まってない、具体的にはアーセナルに移籍したアレッシア・ルッソ(Alessia Russo)の穴が埋まらないままここまで来ちゃった感じがしてて、ここまでのチーム内のトップ・スコアラーはニキータ・パリス(Nikita Parris)だけど、夏に補強したジェイゼ(Geyse)とかメルヴィン・マラード(Melvine Malard)とか宮澤ひなたとかも含めて、いわゆる9番タイプの選手はあまりいなくて、それがいまひとつ波に乗れない大きな要因だと個人的には思ってて。で、「この試合はどうするんだろ?」って思ってたら、ニキータ・パリスでもジェイゼでもメルヴィン・マラードでもなく36歳のベテランFWのレイチェル・ウィリアムズでビックリ、しかも、貴重な追加点まで決めてくれちゃってさらにビックリって感じで。今シーズンのリーグ戦でもちょいちょい出場はしてるからプレイは観てるし、一定の存在感は示せるとは思ったけど、この大事な試合で結果を出すとは思ってなかったんで。

良くないムードから抜け出せないチェルシー
今シーズンのチェルシーは、"WSL Watch #009"でも書いた通り夏にアメリカ代表監督に就任することが決まってるエマ・ヘイズ(Emma Carol Hayes OBE)監督のラスト・シーズンを有終の美で飾るべく闘ってて、目標はもちろん4冠で、1週間くらい前まではそれがリアリティのある目標だったのに、先週のコンチ・カップの決勝でアーセナルに負けて、この日のFAカップも負けちゃって、1週間でタイトルを2つ失っちゃったんで、チームを取り巻く流れっていうか、バイオリズムっていうか、ムードは明らかに良くないのかな。この日の失点もチェルシーらしくないあっさりとした失点だったし、最近の試合は内容もいまひとつ芳しくない印象だし。もちろん、サム・カー(Sam Kerr)とミリー・ブライト(Millie Bright)っていう攻守の大黒柱を欠いてる影響は少なからずあるんだろうけど。チームを取り巻くムードって点では、マンチェスター・ユナイテッドも実は全然良くなくて、特に契約が今シーズンまでのマーク・スキナー(Marc Skinner)監督への風当たりはかなり厳しくなってたんだけど、チェルシーを破ってFAカップ決勝に進出して、チームの格としては決して上じゃないトッテナム・ホットスパーに勝ってタイトルを獲れば監督の去就も含めて風向きが大きく変わるかも? とかちょっと思ったり。実は、レイチェル・ウィリアムズはバーミンガム・シティに所属してたときにマーク・スキナー監督の下でプレイしてたらしくて、当時の関係性は知らないけど、マーク・スキナーのピンチをレイチェル・ウィリアムズが救ったんならちょっと面白いストーリーだな...とか思いつつ、チームを取り巻くムードって意味では、この試合の結果で両チームが対照的な感じになっちゃった気もしてるかな。もちろん、チェルシーはマンチェスター・シティとのリーグ戦の優勝争いもバルセロナとのUEFAウィメンズ・チャンピオンズリーグの準決勝も残ってるんだけど。ちなみに、チェルシーのFAカップでの無敗記録は1295日で止まったんだとか。

[決勝戦] ウェンブリーで初優勝を飾るのはスパーズかユナイテッドか

FAカップの決勝が開催されるのはもちろん'サッカーの聖地'として知られてるロンドンのウェンブリー・スタジアム。昨シーズンの決勝のチェルシー対マンチェスター・ユナイテッドの入場者数は77,390人だったらしいんだけど、5月12日(日)に行われる今シーズンの決勝もかなりたくさん入りそう。

ちなみに、決勝戦ももちろんDAZNでもThe FA Playeでも無料で観れるはず。

あと、トッテナム・ホットスパーとマンチェスター・ユナイテッドはどっちが勝ってもFAカップ初優勝らしいんだけど、実は両チームとも約5年前に2部のチャンピオンシップから昇格してきたんだとか。5シーズンでFAカップの決勝まで昇ってきたっていうのは、素直になかなかスゴイな、と。

ただ、この決勝でひとつ、ものすごく残念なことがあって、それはトッテナム・ホットスパーのグレイス・クリントンが出場できないこと。マンチェスター・ユナイテッドからのローンだからで、最初から決められてたことだから仕方ないんだけど、今シーズンのプレイぶりを観てると、やっぱり純粋に残念でしかないかな。

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