見出し画像

🍉第2弾 見たことない果実を食べてみた!

こんにちは、JVCパレスチナ事業・現地インターンの内田です。【パレスチナ🍉で生活してみた!】第2弾は、「見たことない果実を食べてみた!」です。

JVCの事務所があるエルサレムでは、八百屋だけではなく路上で新鮮な野菜や果物たちが売られています。そこに並べられているもののラインナップの移り変わりを見ると、今はこれが旬なんだなぁと知ることができます。
そこで今回は、パレスチナに売っている果物の中で、日本では見慣れないなぁと思ったものをクイズ形式で紹介していきたいと思います。


このように路上でおばちゃんたちが野菜や果物を売っています

第一問!これは今まさに旬の果物なのですが、なんでしょう?

皮をむいて食べるようです、、、

正解は、「サボテンの実」です。サボテンといえば砂漠の植物ですが、食べてみると、そんなことを感じさせないほどみずみずしいです!また、実自体は柔らかいのですが、中には米粒半分の大きさほどの固い種がたくさん入っているのでポリポリと噛んで食べます。種が気になるのであれば、絞ってコップに入れて売ってくれるフレッシュジュース屋さんで楽しむのもありです。

「サボテンの実をください」というと、おばちゃんがナイフで皮を剥いて差し出してくれます。というのも、私たちのよく知っているサボテンと同じく、サボテンの実にも細かなトゲがあって素手で触るのは危険です。ちなみに、アラビア語では「トゲのあるイチジク」という別名がサボテンの実にはあるそうです。
私が買った時に皮を剥いてくれたおばちゃんはなんとサボテンの実を素手で触っていますが、真似はしないように!!ヨルダン留学中に素手で触ってしまった友達がいて大変そうだったので食べる際にはお気をつけてください(笑)

第二問目はこちらです!何かわかりますか?

葉っぱの上にある白っぽい実です

正解は、「アーモンド」です。日本人からすると、アーモンドと言えば茶色のアレを想像すると思いますが、これもアーモンドなのです!実は私たちに馴染みのある茶色のアーモンドは、正確に言うと種の中にある「仁」という部分を食べているのです。この緑色の実が成熟する秋ごろになると、中の仁がむき出しになり、それを私たちは収穫して食べているのです。梅で言い換えると、この緑のアーモンドは青梅で、馴染みのある茶色のアーモンドはいわゆる天神様です。(青梅は生で食べると有毒ですが、アーモンドは問題ないそうです)

緑のアーモンドの旬は3月から5月ごろなので現在は売っていないのですが、食べてみた正直な感想としては、微妙です(笑)。それ自体が固く、表面に薄く毛が生えているので私は口にいれることさえ抵抗感がありました。勇気を出してぼりぼりと食べてみると、渋みがあり、馴染みのある「茶色のアーモンド」の味とはかけ離れたものでした。

私がパレスチナに来る前まで留学していたヨルダンでも、緑のアーモンドはポピュラーな果実で、私のホストマザーも「おいしいおいしい」といってぼりぼり食べていました。塩をかけて食べることも多いそうです。事務所の日本人スタッフ二人にも味の感想を聞いたところ、まさに「・・・」でした(笑)仁の部分が食べられるようになるまで私たちはもう少し待つしかないですね。

ちなみに、アーモンドの花は桜の花に酷似していて、初めて見かけたときは「桜が中東にもあるんだ!」と、とても興奮しましたが、よく見ると残念ながら微妙に違いました…。

アーモンドの花

また、東エルサレムの中心部にあるフレッシュジュースのお店では、新鮮でとっても美味しいアーモンドミルクも飲むことができます。

東エルサレムで買ったアーモンドミルク
お店でアーモンドを絞って作っているらしいです!

それにしても、美しいお花も楽しめて、種子・また種子の中の仁を食べ、そしてそれを絞ってジュースまで飲めるなんて、アーモンドって最高ですね!

今回はサボテンと緑のアーモンドを紹介しましたが、また日本では見かけない別の珍しいものを発見するために、今後も八百屋をチェックしていきたいと思います!


この記事が参加している募集

ご当地グルメ

JVCのパレスチナ事業では、現地に暮らす人びとの意思を応援する形での支援を行なっています。また、パレスチナの問題を日本社会にも伝えることで、一人ひとりが取り組むための橋渡し役を担うことも試みています。 サポートしていただいた分は全額、JVCのパレスチナ事業に寄付いたします。