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パレスチナ 30年の移り変わりとNGOの活動(30周年企画)

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JVC(日本国際ボランティアセンター)がパレスチナで活動を開始してから2022年で30周年を迎えました。残念ながら状況は悪化の一途を辿って来ましたが、その中で出会った人々やJVC…
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#イスラエル

パレスチナの声、イスラエルの声     

パレスチナの声、イスラエルの声     

【パレスチナ事業30周年 ウェブ記事・第八弾】

 JVC会報誌「Trial&Error(通称TE)」で振りかえる「JVCパレスチナ事業の30年」。
その第八弾となる今回は、2005年にパレスチナ・イスラエルのNGOスタッフを招聘して日本全国9か所で行われたシンポジウム「パレスチナの声、イスラエルの声~医療の現場から築く対話」の報告をお届けしたいと思います。

1992年にオスロ合意が結ばれたもの

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ガザからの声

ガザからの声

【パレスチナ事業30周年 ウェブ記事・第十弾】

今回は、JVC会報誌「Trial&Error(通称TE)の中から、2008年12月から翌年の1月まで23日間にわたって続いたイスラエルのガザに対する軍事攻撃に関する記事「ガザからの声」をお届けします。
 
みなさんは”テロリスト”と聞くとどんな人たちをイメージするでしょうか?
私たちJVCはいかなる暴力に対しても反対します。しかし、”テロリスト”と

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2つの選挙とその行方

2つの選挙とその行方

【パレスチナ事業30周年 ウェブ記事・第七弾】

 JVC会報誌「Trial&Error(通称TE)」でふりかえる「JVCパレスチナ事業の30年」。その第七弾となる今回は、2005年から2006年にかけて行われたエルサレムでの「2つの選挙とその行方」についてお届けしたいと思います。

1992年のオスロ合意(Ⅰ)を受けて1996年に実施されたパレスチナ暫定自治政府(当時)の選挙の様子は、以前こちら

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和平の兆しと挫折・・・

和平の兆しと挫折・・・

【パレスチナ事業30周年 ウェブ記事第三弾】

トップの写真は、パレスチナ・ヨルダン側西岸地区のベツレヘムにある難民キャンプの入り口で、鍵と鍵穴がモチーフになっています。1948年に難民となったパレスチナの人々は、いつ戻れるかわからない自分の家の鍵を持って各地に避難しました。それから70年以上経った今も戻ることは叶わないまま、しかし「いつかは自分たちの土地に帰る」ことを胸に、鍵を大切に保管していま

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新しい歴史をきざむパレスチナ

新しい歴史をきざむパレスチナ

【パレスチナ事業30周年 ウェブ記事・第四弾】

 JVC会報誌「Trial&Error(通称TE)」で振りかえる「JVCパレスチナ事業の30年」。その第四弾となる今回は、1996年の出来事をお届けしたいと思います。

1996年1月20日。「新しい歴史をきざむパレスチナ 歴史的な選挙を控えて 急速に進む和平プロセス」というタイトルで当時の駐在員(吉田進さん)によって書かれた記事(後述)を含む「T

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