見出し画像

アメリカ先住民のブルーベリーパンケーキ「ソウトゥティーグ」を作ってみた 【レシピとおいしい食べ方】

こんにちは。北海道北斗市でブルーベリーとカシスを栽培している道産子カナダ人農家のJustinです。ノートをご覧いただきどうもありがとうございますm(_ _)m

僕は、カナダ人と言いつつも(父親(農園の創業者)の国籍がカナダなだけで)北海道生まれ北海道育ちの生粋の道産子。

中身は日本人みたいなもんで、日本が大好き、というよりむしろ、心の故郷である日本を心から愛しています。

もちろん、自分が生まれ育った北海道と、北海道の大自然も大好きです。



空が広くて空気が最高に美味しい北海道の素晴らしさと、自分のルーツである北アメリカのベリー文化の魅力や奥深さを伝えたくて、函館市の隣町北斗市で、RomioRiというエシカルブランドを営むパートナーと、彼女の中一の息子と一緒に小さな無農薬栽培の農園を営んでいます。

一応、たまには改めて軽く自分たちの自己紹介をと思いまして。


ソウトゥティーグは、スターフルーツ(ブルーベリー)で作る癒やしの食べ物


さて、今回は、ネイティブ・アメリカンとブルーベリーとパンケーキのお話

最近、農業を題材にした小説を書いているんですが、色々な要素がある中で「傷を負ったままにしていた過去の自分の心を癒やす」というのがひとつの大きな題材となっています。

それで世界中の「癒やしの文化」について学びたくて色々な本を読んでいるなかで、だんだんとネイティブ・アメリカンの「メディスンマン」(医者・呪術師・シャーマン・占い師を全部兼任している役割)に興味の矛先が向くように。

特に面白かったのが、とある本に書いてあった「ソウトゥティーグ」というブルーベリーパンケーキについての記述



そもそもネイティブ・アメリカンは、山に自生していたブルーベリーを「スターフルーツ」と呼び、万病に効く果実として重宝していたそう。
(果実の先(花弁の跡)が五芒星のような形をしていることから、宇宙の創始者でるグレートスピリットが地上に遣わしてくれた「星の果実」だと信じていたそうな)

それで、そんな貴重なブルーベリーを使って、なんと何千年も前からメディスンマンが「ソウトゥティーグ」というブルーベリーパンケーキを作って、体の弱い子供や妊婦に食べさせていたそうなんですよね。

そんなロマンチックなもの、絶対食べたいに決まっとる!というわけで、早速作ってみました。

オリジナルのレシピはいたってシンプルで、コーンスターチを水でといて、そのなかにブルーベリーを入れ、フライパンで焼くだけ。

とりあえずレシピ通りに作ってみたんですが、僕たちが普段食べている小麦粉のパンケーキとはだいぶ離れた、どちらかといえばプリンのようなものができあがりまして^^;

味は悪くないんですが、いかんせん食感があまり好みじゃないというか、まあ、ネイティブ・アメリカンの人たちにとってはご馳走だったんだろうけど、今の時代に生きる僕たちにはちょっと合わないかなあってのが正直な感想だったんですよ。

それなら、もうちょっと現代人の味覚に寄せたオリジナルのソウトゥティーグを作ってみようと思い、こんな感じのレシピにアレンジしてみました↓(グルテンフリーにしたかったので、小麦粉はあえて使ってません)

材料


・米粉
・コーンスターチ(コーンミール)
・牛乳
・バター
・冷凍ブルーベリー
・冷凍カシス(香り付けにちょっとだけ)
・はちみつ(メープルシロップでも○)

※分量は図り忘れました(笑 そんなに厳密にやらなくても十分上手くできるので、米粉・コーンスターチ・牛乳はだいたい1対1対1の割合で良いと思います。ブルーベリーやカシスはお好みの量で。

手順


1.牛乳を器に入れます(どうでも良いけど、函館牛乳はやっぱり最高にうめ〜)

2.コーンスターチを入れます。

3.米粉を入れます。

今回は国産うるち米の良いやつを使ってみました

3.よく混ぜ合わせます(生地が柔らかすぎるとうまく焼き上がらないため、↓これくらいの硬さがちょうど良いと思います。シャバシャバすぎたら、米粉とコーンスターチを足して調整してください)

4.冷凍のブルーベリーとカシス(お好みの量)を入れます。

結構たっぷりめに入れました
カシスはアクセント程度に

5.フライパンにバターを敷いて焼き上げます。

パンケーキよりも焼き上がるのに時間がかかります。大きさにもよると思いますが、片面3~5分くらいかな? 焦げないように中火で)

6.焼き上がるとこんな感じ(実家で昔から使ってたブルーベリーの絵のお皿に乗せてみました。これ、なまら可愛いっしょ?)

7.ここからが肝。「追いジャム」をします(ジャムを好きなだけかけるという意味です(笑))

今回は程よい酸味をプラスしたかったので、当園の「すだち香るブルーベリージャム」を使いました

8.蜂蜜も乗せて完成! ではありません。これでも十分美味しいですが、ここからさらにもう一手間加えます。

9.レンジで1分だけチンして、蜂蜜とジャムを生地にジュワーっと染み込ませます。

ジャムって普通は冷蔵庫に入れてあるやつを取り出してそのまま食べるものですが、ブルーベリージャムに関して言えば、熱々にして食べるのが最強です! これはもう、絶対そう!
ちなみに今日のお供は、市販のはと麦茶と当園の「ブルーベリーの葉のお茶」をブレンドしたオリジナルティー。和洋折衷な香りがクセになるし、どんな種類の料理にも合います。

小麦粉のパンケーキに負けず劣らずの美味しさ。似て非なるものではありますが、米粉を入れることによってずっしりとした食感になり、少量でも非常に腹持ちが良いです。コーンスターチとブルーベリーも、香りが見事にマッチしていて非常に美味。なんだかホッとする懐かしい味わいで、うまく表現できているかは分かりませんが、DNAがとても喜んでいる感じがします。

それに、ソウトゥティーグは少ない材料でパパッと作れるし、ギルトフリーでとってもヘルシー。是非、ネイティブ・アメリカンの悠久の歴史に思いを馳せながらお試しください。もちろん、冷凍ベリーは普通の小麦粉のパンケーキにも◎。

それと、料理好きの方、料理に詳しい方おりましたら、もっとこうすると良さそう、みたいなアドバイスもいただけたらとても嬉しいです(僕はどちらかというと料理音痴なので^^;)

材料に使った農園の商品


今回材料に使った当園の商品はこちら↓

↑パートナーのお友達「楽音楽日」さん(徳島県)が栽培している無農薬のすだち果汁を贅沢に使用したブルーベリージャム。甘さ控えめで最高の酸味と香りなので、今回みたいなデザート類に添えると抜群のアクセントになります。

↑お得な5本セットもあります。

↑250g入のお試しサイズを追加しました。今回のソウトゥティーグ(2人前サイズ)に使用したブルーベリーは50gくらいなので、これ一袋で5回分くらい作れます。1kg入もありますので、たくさん使いたい方はそちらをどうぞ!

↑カシスのお試しサイズもあります。

https://howlettfarm.thebase.in/items/63211443

↑こちらも、ネイティブ・アメリカンがかつて薬として使っていたもの。梅に似た香りと、さっぱりした飲み口が特徴です。単体でも美味しいですし、他の茶葉とブレンドしても味わいを邪魔しないので、色々な使い方ができます。おやつだけじゃなくて、料理のお供にも良いですよ。

※商品代金¥7,000円以上で全国一律送料無料となります。

最後まで読んでくださり、どうもありがとうございました😊

ノートではこの他に、農作業の様子、仕事をしながら考えていることや感じていること、農業に関連のある本の書評、それに今回みたいな農園の商品を使ったおすすめレシピなどを書いていますので、また機会があれば覗きに来ていただけたら嬉しいです。

早いものでもうクリスマスシーズンですね🎄 良い休日をお過ごし下さい。

Wishing you all the best.

この記事が参加している募集

至福のスイーツ

イチオシのおいしい一品

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?