見出し画像

50周年パーティのスピーチを終えて。

はじめに

株式会社ジャスト代表取締役社長の角田賢明です。

改めて、芥生さんはじめ50周年プロジェクトチームの皆様、素晴らしい会をセッティング頂きまして本当にありがとうございました!また、日曜日にも関わらず、全国から集まった沢山の従業員の皆様もありがとうございました。全ての企画がジャストらしい和気あいあいとして本当に楽しく、普段、中々お会い出来ない方と沢山の話が出来たことが嬉しかったです。
 
初心を忘れぬよう、準備したスピーチの原稿をここで記録・共有します。

準備した原稿

50周年。1972年7月25日がジャストの誕生日です。
皆さん、50年続く企業の生存確率はどのくらいと思いますか?つまり何社起業して何社生き残るのか。
諸説ありますが、50年続く企業は10万社のうち1社程度と聞いたことがあります。正確な数字ではないかもしれませんが、それだけ、難しいことであり、変化する世の中で生き残るにはそれだけ大変なのだということです。

さて、ジャストは何故?10万分の1社になりえたのでしょう?
それは、安藤さんの強いリーダーシップ、そして、ここにいる一人一人の従業員、偉大な先輩方の努力で築き上げてきた技術、事業、理念、人脈、想い、チャレンジ。そして、誠実・丁寧な仕事を通じてお客様の信頼を得て、社会に対する大きな貢献。

そして、10万分1社になり得た理由で、もう一つ忘れてはならない大事なこと。ご家族の支えです。
休日出勤・夜勤、長期出張中・時には海外出張など、不規則な就業もご家族の支えなしには成り立ちえません。本当にありがとうございます。皆さん、家に帰ったらご家族に感謝・感謝・感謝の想いをお伝えください!

50周年の節目は次の100年に向けての新たなスタートです。
さて、そのような中で6/3付で素晴らしい経営者である安藤さんからバトンを引き継ぎ社長の大役を拝命しました。私の使命は従業員の皆さんと共に次の50年を創っていくことです。
50年続く企業は10万社に1社だったら、100年企業はどうなのでしょう?
これからの世の中、人口減少、コロナやロシア問題、DXやら激変する中でジャストも変化していかなければなりません

一方で変わらないこと、変えてはいけないことがあります。
角田賢明さんに社長が変わったら会社は変わってしまうのでしょうか?こんな不安な声をたまに耳にします。
今日はあえてこれからの変わっていくことではなく、これからも変わらないこと・変えてはいけないことについてお話させてください。


変わらないこと1つ目は企業使命。

「あらゆる構造物が安心・安全に利用できる世界をつくる」がジャストの企業使命です。
橋も道路も建物もどんどん老朽化が増していき、安心・安全が脅かされる時代に突入しています。構造物の安心・安全という社会的ニーズは普遍的で変わらないものであり、我々が存在する目的です。

変わらないこと2つ目は、それは正しい経営理念です。
まずは、技術の会社であること。技術、営業、事務。それぞれが真のスペシャリストであること。

次に、第三者性。ジャストは50年間正しい検査・調査を在り方をリードしてきましたし、これからもリードし続ける存在となります。

次に、新たな挑戦を続けること。
現状維持は衰退の始まりです。失敗を学びに変えられる企業風土をつくっていくこと。

最後に、何より従業員の為の会社で在り続けるということ。
私の一番の仕事は従業員の皆さんが成果をあげられるよう環境をつくること。従業員が幸せにならずして、会社をやっている意味はない。そう本気で考えています。

これらの変わらぬ企業使命と理念「技術の会社、第三者性、新たな挑戦、社員のための会社」を胸に刻んで、激変の時代の中でも進化しながら経営をしていく覚悟です。

最後に一言だけ。

ジャストさんは良い会社だねと言われることがあります。
グッドな会社にとどまらずその先をいくグレートな会社を目指して一緒に会社をつくっていきましょう。 
(原稿終わり)

伝えたかったメッセージまとめ

  1.  感謝
    ・50周年PJチームの皆様へ。
    ・安藤さん、従業員、先輩方、ご家族の皆様へ。

  2. 50年の企業が継続することの重み
    ・約10万社のうち1社。
    ・リーダーシップと努力、変化なくしては生き残れない

  3. 100年企業に向けて大切にしたいこと
    ・変わらない使命と理念がある。
    ・グッドに留まらずグレートな会社にしたい。

感想

この日に向けて、3冊のスピーチ本を読みました。中でも印象的だったのは「スピーチの天才100人」という本でした。アメリカ大統領、ジョブズ、キング牧師などの素晴らしいスピーチ100本と、それぞれの重要なポイント(多分500個くらい書かれている)が解説された370頁の分厚い本です。(正直、お奨めしませんw)その中で最も印象に残っているのは、素晴らしいスピーチには「質の高い原稿の用意」されているとのこと。結婚式でも原稿を書いた記憶はなかったですが、本の教えに従い、自分の想いを原稿に書きました。そして質を高めるべく、何回か推敲し上記のスピーチ原稿を書き上げたのです。

壇上からの景色

しかし、当日壇上にあがって会場を見渡すと、ライトアップ、広い会場、皆さんの顔を見たら、頭が真っ白に・・・すぐにスピーチの内容が飛んでしまいました・・・(大変失礼しました涙)。バックアッププランとしてポケットに忍ばせたスマホがあったので助かりましたw。原稿だけではまだまだメンタル力が足りませんね・・・。それでも、しっかり原稿を書いたからなのか、伝えたい想いは言えた気がします。

ジャスト社長の名に恥じぬようスピーチ力を磨いていきたい・・・そういう気持ちになる経験でした。
ご清聴頂きありがとうございました。


この記事が参加している募集

#SDGsへの向き合い方

14,720件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?