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折々のことばたち Rain & Rainbow

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#折々のことば

視野を持たないゆえに、視野が広がる

こんにちは(*'▽')

ふだん、目の見えない人に接することはあるでしょうか? 白杖(はくじょう)をついて駅のホーム上の黄色いポチポチを辿って歩いている方がいたら、間違って線路側に行ってしまわないか気をつけて見守るくらいでしょうか?

見えている状態と見えない人の感覚を、4本足の椅子と3本脚の椅子に例えた話を読み、「なるほど!」と思いました。もともと脚が4本ある椅子から一本取ってしまったら、その椅

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このままでいいのか、よくないのか

このままでいいのか、よくないのか

こんにちは(*'ω'*)

人の時間の過ごし方は、6種類あるそうです。ひきこもり/暇つぶし(ジグソーパズルなど)/儀礼(社交)/心理ゲーム(マウントをとるなど)/活動(仕事人間)/親密。いちばん価値をおきたいのは、家族・友人と過ごす「親密」な時間です。ほかの過ごし方は、それだけに偏りすぎないよう、バランスよくやっていきたいものです。

ここに、人一倍向上心にあふれた男がいる。彼は人生を、より良く生

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「葛藤」から逃げたらあかん

「葛藤」から逃げたらあかん

こんにちは(*'▽')

ガネーシャは、ゾウの姿をしてて、「金運」「恋愛運」「仕事運」「健康運」…多くの運を司る神様だそうです。インドの神様って独特。右半身は美しい天女、左半身は邪悪な魔女、という二面性を持つ神様。男の生首をつなげた首飾りをして、目が正気でない、鬼子母神のような神様。そういった神様に比べると、ガネーシャはたぷたぷしたお腹やつぶらな瞳が優しそうで、お部屋にいつも居てもいいよ!って思え

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自分を取り戻す場、人とつながる場

自分を取り戻す場、人とつながる場

こんにちは(^^)

フィンランドのドキュメンタリー映画『サウナのあるところ Steam of Life』(2010年)で、サウナの蒸気に包まれながら、離ればなれになった娘のこと、犯罪歴のある昔の自分のこと、かけがえのない“親友”のこと、先に逝ってしまった妻や子どものことなど、人生の悩み・苦しみ、大切な想いを、自然と語りはじめる(ときに号泣)おじさん達をたくさん拝見しました。日本のフィンランド大使

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他者を「判断しない」生き方

他者を「判断しない」生き方

こんにちは(*'ω'*)

ついつい他人を判断・評価してしまいます。無意識レベルで。服装、しゃべり方、たたずまい、見た目年齢、名刺に書いてある肩書……直接会ったことがない人に対しても、噂とかで。そんなこと、日々当たり前にしていることだし…。でも、その「判断」が独り歩きしてしまうと少々問題なのかも!?

私たちの中には二人の自分がいます。

「愛」の自分と、「エゴ」の自分です。

私たちは「愛」の自

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『HOKUSAI』(2020)

こんにちは(^^)

葛飾北斎の生き様をえがいた映画「HOKUSAI」(延期を経て、先月公開)、ただの伝記物ではありませんでした! いまに通ずるメッセージを孕み、現代日本に生きるわたしに爆発的な活力を与えてくれるような、スペシャルな映画でした。老年期の北斎役・田中泯さんが、雨の中でベロ藍(海外から渡ってきた化学染料)の青で身体を染めるシーンが印象強いです。早い段階で藍一色に染まるのは不可能とわかっ

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祝婚歌♪

祝婚歌♪

こんにちは(*'ω'*)

海外のジューンブライドは、日本のように梅雨でしとしとしてなくて、門出を祝うのにもってこいのいい陽気なんですね。わたくし、一昨年まではときどき聖歌隊の一員として、結婚式のとき教会(聖堂)にて聖歌を歌うこともありました。昨年から式や披露宴を中止・延期・リモートに変更など、思うように祝えないお二人へ…!

二人が睦まじくいるためには

愚かでいるほうがいい

立派すぎないほう

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わたしは、あの人だったかもしれない

わたしは、あの人だったかもしれない

こんにちは(^^)

ジェームズ・キャメロン監督『タイタニック』が、先日地上波で放映されました。タイタニック号沈没の悲劇の裏で、貴族階級出身のローズがいわゆる貧困層・自由人ジャックに出会い、人生を大きく変えていく物語です。ローズの婚約者キャルのいる輪でポーカーが行われたとき、ジャックは「人生はギャンブル。初めにどんなカードが配られようと、決して勝負を諦めない」というようなことを宣言します。いやぁ、

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あなたの、ほんとうのリーダー

あなたの、ほんとうのリーダー

こんにちは(*'▽')

自分のことをずっと見ている・見守っている存在っているでしょうか? 草葉の陰から、むかし可愛がってくれたじいちゃんが。天空から神さまが。それとも、幽体離脱したようにすこし離れたところから自分自身が。…目を閉じて、感じとってみようかな…( ̄д ̄)

だれよりもあなたの事情をよく知っている。両親よりも、友だちよりも、いわんや先生たちよりもあなたのことをすべて知っている。あなたが

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「無愛想のススメ」より

「無愛想のススメ」より

こんにちは(*'ω'*)

むかし、「いい人≒どうでもいい人、(他人にとって)都合のいい人」だと小耳にはさんでガビーン…!とショックを受けてからは、ただただ疲れるだけの「いい人」「八方美人」を辞めることにしました。無愛想という在り方を身につける、という言葉の響きにグッときてメモしたものです。

○ 軽く扱われたときは、不機嫌になる

○ 返信する気がしないメッセージは遠慮なく既読スルーする

○ 

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「世界一うつくしい昆虫図鑑」から

「世界一うつくしい昆虫図鑑」から

こんにちは(*'▽')

昨晩、蛍を見に行ってきました。大人になってから初めて見ました。うつくしかったです! 空には蛍のような星。池や田んぼからはウシガエルの鳴き声、ときどきコール&レスポンス♪ 蛍の生息地がこれ以上減ってしまいませんように、来月、短冊に書いて願ってみようかしら。

これはもっともな心配といえるのだが、パトロンから、私が手がけるような芸術作品は昆虫の大量殺戮を助長するのではないかと

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理想郷/楽園/Utopiaを胸に抱いて

理想郷/楽園/Utopiaを胸に抱いて

こんにちは(*'ω'*)

ふだんは意識しなくても、なにかの手続きや人生上の転機で役所を訪れると、番号札を手にして待っているあいだ、自分のこれまで・いま・これからを改めて自覚することあります。制度に守ってもらっている面もあれば、制度に縛られている部分もあるんだなぁ。

ある朝、突然、国家という仕組みがなくなってしまったら、どうなってしまうだろう。ちょっと想像してみてほしい。

もちろん役所や警察は

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「うしろめたさの人類学」から

「うしろめたさの人類学」から

こんにちは(*'▽')

大学入学してすぐ、熱心に聴いた授業が「文化人類学」でした。そつなく単位をとれば十分という、専門課程にあまり関係ないものでしたが、「フィールドワーク(研究者自身が現地に赴き、インタビューや資料収集などの調査をする)」という手法をはじめ、森と共生している部族の世界を垣間見れたような気分で心躍らせていました。いま思うと「ウルルン滞在記」と混同していたような気もしますが…(^^;

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「前向き」が辛いとき

「前向き」が辛いとき

こんにちは(*'ω'*)

平井堅さんの「ノンフィクション」に、♪~惰性で見てたテレビ消すみたいに 生きることを時々やめたくなる とあります。誰かがそう口にしたとき、簡単に「そんなこと言わないでさ…!」とは、慰めにも何もなりません。ただ、辛いんだなぁ…ということがひしひしとわかるだけ。

決して勝たないけれど、戦い続けていれば、負けないのですしかし、生きていると、疲れるね。

かく言う私も、無に帰

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