絶対に間違えてはいけない!【目標の立て方】
皆さんこんにちは!じゅんです!
今日も僕の記事にアクセスしていただきありがとうございます!
9月も1週間程度過ぎて多くの学校では2学期も軌道に乗ってきた頃でしょうか?
もしかすると、休校などでまだ始まってすらない学校もあるかもしれませんね。
今回は特に初任や若手教員の方に向けて「学級目標」の大切さや立て方について、少し変わった視点からの考えをお伝えします。
・今までなんとなく立てていた
・学級目標がお飾りのままになっている
・そもそも学級目標をどう立てるかわからない
そんな方に向けて有益なものになっているはずです。
もしかすると、マネジメントをする立ち位置にいる方にも学びがあるかもしれませんね。
今回の内容を実践して、子どもの成長する学級や、統率の取れた組織運営を作っていきましょう!
ということで、早速いきましょう!
学級目標の存在意義
そもそも何で学級目標を立てるのでしょうか?
その存在意義は一体何なのでしょうか?
まずはそのことから僕なりの考えをお伝えします。
まず前提として、学級目標もしくは学年目標は立てるべきものと考えています。
そしてその理由でもあり、その存在意義は、先生が生徒にこうなって欲しいという姿を明確にするためです。
目指すべきものがなければ、集団はバラバラになってしまいます。
また、伸びしろも少なくなってしまうでしょう。
自転車に乗りたいと思っている子どもは、自転車に乗っている姿を夢見て(目標を目指して)、練習に励みます。
甲子園を本気で目指しているチームは、甲子園出場という目標があるから1つにまとまります。
そのように目標があるから頑張れるし、組織としてまとまることもできます。
これが学級目標や学年目標の存在意義です。
つまるところの企業における経営理念と同じわけですね。
企業が社会に何を貢献し、どんな価値を提供するか、それを表すのが経営理念です。
生徒にこうなって欲しいという願いを思うだけではなく、明確にするために学級目標を立てるのです。
やりがちなヘンテコ学級目標
ただ、どうしても普段の忙しさに忙殺されて丁寧に学級目標・学年目標を立てることができない場合もあります。4月は怒涛の忙しさですしね・・・。
しかし、ヘンテコな目標にならないようにここで2つの残念な例を紹介しておきます。
あくまで僕の主観ですので、これが正しいとかではありませんから、その点はご理解くださいね!
・四字熟語
これが結構ありがちだと思います。よく校訓などでありますよね。
多くの生徒からしたら「なんかあったな・・・。」という程度のものだと思います。
なぜそうなるかというと、シンプルにイメージしづらいからです。
正直、言葉が難しいと思うんです。
特定の言葉を出してしまうと、何だか気持ちが良くないのであえて例示しませんが、校訓となる四字熟語の多くは簡単に理解ができません。
それを学級・学年の目標としてしまうと、よく理解できないものをそのまま生徒たちに投げかけている状況になってしまいます。
何のレシピもなく、何を作るかも伝えられず材料だけ渡されても、どうすればいいか困りますよね。
まさにこの状況になってしまうわけです。
ということで安易に四字熟語を目標にしてしまわないようにしましょう。
・単純な一言
次に単純な一言も考えものです。
「笑顔」「元気」「礼儀」みたいなものですね。
別に悪くはないのですが、目標とする範囲が狭く(具体的すぎ)、それだけできればあとはどうでもいいという感じに捉えられかねません。
・・・そんな子どもがいないことを願いますが笑。
ですので、あまりにシンプルな一言を目標としてしまうのもちょっと考えものですよね。
あるべき学級目標とは
ということで、結局どんな学級目標・学年目標がいいのでしょうか?
これには3つの要素が必要だと思います。
それが、
・適用範囲が広い
・抽象的だがわかりやすい
・いつまでも追い続けられる
の3つです。要するに先ほどのよくない例の裏返しです。
では、1つずつみていきましょう。
・適用範囲が広い
繰り返しになりますが、学級・学年目標は目指すべき生徒の姿を表すものであるべきです。ということはその姿を捉えたものでなければないません。
言い換えると、一定の行動をしさえすればよいというものではないということです。
ですので、適用範囲が広い言葉を選ぶべきだと考えます。
それがあらゆる場面でいかなる時でも、生徒への指導や声かけの基準や拠り所となることができるからです。
適当な例を挙げますと、
・人を喜ばせる人になる
・WinーWinの関係を作れる人になる
・どこで誰が見ても美しいと思われる人になる
などのように特定の行為を指さない目標にすべきです。
逆に単純な一言では、
・「笑顔」だけ振りまけば良い。
・「元気」でいさえすれば良い
・「礼儀」を正していれば良い
というようになってしまいます。つまり適用範囲が狭いということです。
そうではなく、いつでもどこでも指導や声かけの軸となるような言葉を目標にしましょう。
・抽象的だがわかりやすい
1つ目と少しかぶるところもありますが、唯一・絶対な姿ではないものを言語化しましょう。つまり、抽象的なものであれ、ということですね。
それに加えて、生徒が理解できるものでなければなりませんので、わかりやすさも重視しましょう。
これも理由は似ていて、さまざまな声かけや指導の帰結先となる目標にしたいからです。
上記の例の
・どこで誰が見ても美しいと思われる人になる
という言葉であれば、「美しい」という観点は抽象的で固定化された姿ではありませんね。
しかし、何となくこんなものが美しい、というイメージは持ちやすい=わかりやすい、と思います。
この目標を立てていれば、何か問題があったときに「それは美しい行為かな?」と問いかけることができます。
そのような指導や声かけの基準となるものを目標としていれば、生徒も何を目指せばいいのかわかりやすくなります。
・いつまでも追い続けられる
最後にゴールは永遠に先にあるような目標を設定しましょう、ということです。
理由は単純で、達成した後に先がなければ、後の期間は宙ぶらりんになってしまうからです。
そうではなく、いつまでも追い続けられるものにすべきでしょう。
「美しい行動」という目標にはゴールというゴールはありません。
どこまでも追求しようと思えばできるものです。
そのように終わりのない目標を設定して上げることが重要だということですね。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか?
今回は学級目標の立て方に関する記事でした。
では、振り返りをしていきましょう!
学級目標の存在意義
その存在意義は生徒が目指すべき姿を明確にするということ。
これがなければ集団がまとまらず、一人ひとりが目指すべき姿が分からなくなる。
やりがちなヘンテコ学級目標
・四字熟語
かっこいいが、生徒にイメージさせることが難しい。
・単純な一言
シンプルだが、範囲が限定的で特定のシーンですぐに達成できる。
あるべき学級目標とは
・適用範囲が広い
一定の行動をしさえすれば良い、というものにしないこと。
・抽象的だがわかりやすい
特定の姿というよりも様々な答えがあるような抽象的なものが良い。
加えて、生徒が理解できるようなわかりやすいものである必要もある。
・いつまでも追い続けられる
ゴール達成後に目指すべきものがなくなるのは経営上よくない。
いつまでも追い続けられるものであれば、達成しても継続し続けられる。
今回の記事があなたの生活向上の一助となれば幸いです!
ではまた!
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