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映画チャレンジ、7日間のリスト

こんにちは。

"何とかチャレンジ"がSNSでかなりまわりまわっていますが、ボクのところにも映画チャレンジがまわってきました。

7日間、1日1本好きな映画をアップしていくものです。

毎日その日の気分で気ままに上げていましたが、せっかくなのでnoteで7日分をまとめてみました。
映画を選ぶときのキッカケになったら嬉しいです。


▼1日目 『kino』

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1本目は、佐藤雅彦さんの短編映画集『kino』です。

メディアクリエイターの佐藤雅彦さんは、元々CMプランナーで電通時代に「湖池屋のポリンキーやドンタコス」、「NECのバザールでござーる」などの伝説的なCMを手がけ、その後NHKで番組制作をして「ピタゴラスイッチ」、現在では「0655」と「2355」を手がけています。その間に「だんご三兄弟」の作詞とプロデュースを手がけ、著書も多数です。

佐藤雅彦さんの作品はどれもかわいくてユーモアがあって記憶に残るものばかり。そんな大好きな佐藤雅彦さんが唯一作った映画がこの『kino』です。
当時劇場公開も限定的にされたのですが、「kinoの本」という本の付録という形でVHSがついているというかなり斬新な販売方法でした。

残念ながらソフトは廃盤でレンタルもなく観られる機会がほぼないのですが、これは大のお気に入りの作品だったし映画チャレンジをまわしてくれた友達が佐藤雅彦さんと関わり合ったので真っ先に思いつきました。


▼2日目 『パターソン』

パターソン

2日目は、ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』です。

ジャームッシュは大好きなのですが、2017年に公開された本作はかなり好きです! 何気ない日常が特別な日々なんだって気づかせてくれる映画で、普通にしていたことができなくなってしまった今観るとなおさらいいと思います。

ワンちゃんがサイコーだし、永瀬正敏の「アハン?」もいい!

Amazonプライムでも配信が始まりましたよ。


▼3日目 『ベルヴィル・ランデブー』

ベルヴィル2

3日目は、シルヴァン・ショメ監督の『ベルヴィル・ランデブー』。

この映画もかなり好き!  フランスのアニメなんですがバンド・デシネ出身の作家らしくとってもシュールでダークなテイストです。

マフィアにさらわれた自転車選手の息子シャンピオンを助けるために外国に愛犬とともに助けに行くおばあちゃんのお話。
三つ子の歌手とか出てくるキャラもいいし、全編通してのスウィングジャズ的な音楽もすごくいい!


▼4日目 『アンダーグラウンド』

アンダーグラウンド

4日目は、エミール・クストリッツァ監督の『アンダーグラウンド』。

もうとにかく映画中にあふれるエネルギーがすごい!
観るほどに好きになっていくタイプのやつです。
祖国ユーゴスラビアをモチーフに歴史に翻弄される人々を激しく優しく強烈に描いた作品。
ジプシー音楽もまたいいんです。

クストリッツァの作品は、『黒猫・白猫』もオススメですが、現在最新作の『世界で一番貧しい大統領 愛と闘争の男ホセ・ムヒカ』が公開されています。 ただ劇場が休館してしまっているので各種動画配信サイトでの配信が始まりました。


▼5日目 『岸辺のふたり』

岸辺のふたり2

5日目は、短編アニメの『岸辺のふたり』です。

これは数ある短編アニメの中でも一番好きなやつ!
言葉もないたった9分間のセピア調のアニメに人生が詰まってます。
YouTubeでも観れるので他の短編アニメの紹介も合わせて「YouTubeで観れる世界のアートアニメーション」としてnoteも書きました。

マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督は、この作品がジブリの鈴木敏夫プロデューサーに気に入られてジブリ初の海外制作『レッドタートル ある島の物語』を撮りました。 マイケル監督らしくセリフはなく家族と海の物語です。 個人的には好きな作品ですがジブリ作品としてはヒットしていないようなので、『岸辺のふたり』が気に入った方はこちらもぜひ。


▼6日目 『イグジット・スルー・ザ・ギフト・ショップ』

イグジットスルー

6日目は、あのバンクシーが監督した『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』です。

この映画が公開された当時はまだバンクシーが日本でそれほど有名ではなかったですが、これで度肝を抜かれたのを覚えてます。
アーティストとしてもすごいですが、この映画もすごい!

バンクシーを対象にしたドキュメンタリー映画のはずが、徐々に流れが変わっていいき思いもよらぬ展開を見せ、まんまとバンクシーに躍らせれていたことに気づきます。 もうホントに天才! 映画作らせてもすごい。

バンクシーを追ったドキュメンタリー作品は、他にもありましてそれも合わせて観るとバンクシーへの理解が深まってより楽しいです。

バンクシー展が横浜で開催されていましたがコロナで休館中。
こちらも落ち着いたら行ってみたいです。


▼7日目 『愛しのタチアナ』

タチアナ

そして7日目は、ボクが一番大好きなアキ・カウリスマキ監督の『愛しのタチアナ』です。

カウリスマキは大好きすぎてフィンランドの彼のオフィスを訪ねたほどです。
そのエピソードもどこかで書きたいと思います。

ウォッカ好きの男とコーヒー中毒の男が織り成すとってもオフビートなロードムービー。

小津安二郎監督を敬愛するカウリスマキ作品の主人公はみんな無口で無表情、ぼそりとつぶやくセリフがなんともいいし不思議なユーモアに溢れている。 このテイストが好きになるとクセになります。

カウリスマキ監督との関係性はフィンランドへ訪ねた以外にもいろいろとありますのでどこかでnoteにまとめてみたいです。


▼最後に

7日間の映画チャレンジ、毎日思いついたものを気ままに上げていたのですが、自分の好きな映画を思い返してみるいいキッカケになりました。

他の人の上げる作品を見るのも楽しいし、自分がまだ観てない作品なんて上げられていると気になって仕方がない笑

この期間、家で映画を観る機会は増えていると思いますので、自分なりの映画チャレンジ(本や料理でも)をnoteにまとめてみるのはいかがでしょうか?


最後までありがとうございます。




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