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アカデミー賞、作品賞ノミネート10作品!

今年のアカデミー賞ノミネート作品が発表されました。
日本ではまだ公開されてない作品も多いですが、もう評価されてるって分かってるから、これから観れるというのは楽しみでもあります。

そんなアカデミー賞ノミネートでやっぱり気になるのが作品賞。その作品賞ノミネート作品の10本を紹介してみたいと思います。


『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(3/3公開)

監督・脚本:ダン・クワン、ダニエル・シャイナート
出演:ミシェル・ヨー、ジョナサン・キー・クワン

こちらは今回の大本命の作品です!
この監督・脚本は、あのトンデモ映画『スイス・アーミー・マン』のコンビです。だから当然一筋縄ではいかない作品であることは間違いない。
内容がどうやらメタバースらしいんですが、製作に入ってるのが「アベンジャーズ」シリーズを手がけたルッソ兄弟なんです。なのでギャグじゃなくて割とちゃんとしたメタバースなんじゃないでしょうか。

ミシェル・ヨーは、『シャン・チー』、『クレイジー・リッチ』など存在感がドンドン増していて今回は主演女優賞にもノミネートされてます。
あと、ジョナサン・キー・クワンはあの『グーニーズ』や『インディ・ジョーンズ』のアジア人の少年! 懐かしすぎて震えます。
早く観たいし、期待大の作品。


『イニシェリン島の精霊』(1/27公開)

監督・脚本:マーティン・マクドナー
出演:コリン・ファレル、ブレンダン・グリーソン、他

第二本命なのが本作! あの傑作『スリー・ビルボード』の監督・脚本です。 もうそれだけで期待大。
それに信頼のサーチライトピクチャーズ製作なんで、クオリティは安心できるはず。
ある日突然友達に絶交されたおじさんの話という不思議すぎる設定ですが、とんでもない人間の不条理劇を見せてくるはず。

公開が一番早いので早く観たい。


『トップガン マーヴェリック』

監督:ジョセフ・コシンスキー
出演:トム・クルーズ、マイルズ・テラー、他

もう最高でした! 個人的にも昨年のトップ10入りした作品。
なかなかここまでカタルシスある作品もないし本当に盛り上がる作品でした。
コロナ禍から映画館へ観客を戻した作品でもあって、そういう意味での映画界への貢献はとても大きいです。
配信に売り渡さなかったトムの英断は本当にすごいです。

レンタルも始まってますが、やっぱり映画館で観るのが最高な映画なんで、まだ公開している劇場もあるんで未見の方は映画館でぜひ。


『フェイブルマンズ』(3/3公開)

監督:スティーブン・スピルバーグ
出演:ミシェル・ウィリアムズ、ポール・ダノ、他

映画に魅せらた少年の、スピルバーグの自伝的な作品。
もう映画愛に溢れていることは間違いなしで、映画ファンとしては絶対に感動してしまうんだろうなと思わせる。

映画史上最も映画をヒットさせたであろう偉大なるリビングレジェンド。
その監督の作品をリアルタイムで観られるだけでもしかしたら幸せなのかもしれない。 こちらも楽しみな一作。


『アバター:ウェイ・オブ・ザ・ウォーター』

監督:ジェームズ・キャメロン
出演:サム・ワーシントン、ゾーイ・サルダナ、他

ジェームズ・キャメロンの壮大なるSF大河の第二作。
3Dメガネをして長尺にも関わらず全然観れてしまうほど自然で、特に水の表現は本当にすごい。
映画のテクノロジーを高める挑戦をし続けて、間違いなく最高峰の技術を観せてくれている作品。
そういう意味でも映画館でこれを同時代に体験しておきたい。

キャメロンのメッセージ性にちょっと古さも感じるもののやってる技術は本当にすごいです。
こちらも間違いなく映画館で体験すべき作品なので公開しているうちにぜひ。
特にディズニー作品はディズニープラスもあるので割とあっさり上映を打ち切ってしまいますので要注意です。


『TAR(ター)』(5月公開)

監督:トッド・フィールド
出演:ケイト・ブランシェット、他

こちらは全然知らないノーチェックだった作品なのですが、ここにノミネートされてきているということで期待な作品です。
話としては、オーケストラの指揮者である主人公がとある嫌疑をかけられて次第に追い詰められてゆくというサスペンスのようです。

主演のケイト・ブランシェットが主演女優賞にもノミネートされていますので、(結構常連ではありますが)ケイトの演技も見どころでしょう。
ターというのは主人公の名前だそうです。


『西部戦線異常なし』(Netflix配信中)

監督:エドワード・ベルガー
出演:フェリックス・カマーラー、アルブレヒト・シュッへ、他

こちらは劇場ではなくて、Netflixオリジナル作品です。
今回作品賞では唯一の配信作品で、全体的にみても配信作品は今年は少なめな印象です。
クラシック作品でもある同名作品のリメイク作品ですが、以前はアメリカ人が英語でドイツ兵をやってた訳ですが、本作ではドイツ人がちゃんとドイツ語でドイツ兵をやってるところがいい。

ここ最近の流れで、LGBTQの役をLGBTQの役者が演じたり、当事者が見ても違和感ないレベルが求められてたりします。(海外作品の日本人役が明らかに日本人ではないアジア人だったりすることは多々あります)特に歴史物だったり人種が重要だったりする役柄ではやっぱり当事者が違和感ない感じにはしてほしいなとは思ってました。あまり行き過ぎるのも良くないですが、本作はその意味でもクオリティも高くて、リアルさが増していて良かったです。


『エルヴィス』

監督:バズ・ラーマン
出演:オースティン・バトラー、トム・ハンクス、他

この映画も良かった〜
オースティン・バトラーがセクシーでカッコよくてハマってました。
バズ・ラーマンのキラキラした世界観にスターの栄枯盛衰が描かれていてそれがマッチしてて良かった。

ロックンロールを初めて聴く田舎の女子たちが、エルヴィス・プレスリーのセクシーな歌に熱狂を覚えるシーンとかケレン味たっぷりでいいです。
音楽もいいからこれも映画館の音響との相性も良くて楽しめた作品でした。


『ウーマン・トーキング 私たちの選択』(初夏公開)

監督:サラ・ポーリー
出演:ルーニー・マーラ、クレア・ホイ、他

こちらもノーチェックの作品でした。
でも、監督がサラ・ポーリーで女優ながら監督をしても才能あるタイプの代表格です。架空の村を舞台に男性社会に対する女性たちのアンサーをどう描くかという作品らしいのですが、今時のテーマでこちらも期待です。

ルーニー・マーラとクレア・ホイという『ドラゴンタトゥーの女』をそれぞれ違う作品で演じた女優がここで一緒というのも面白い。


『逆転のトライアングル』(2/23公開)

監督・脚本:リューベン・オストルンド
出演:ハリス・ディキンソン、チャールビ・ディーン・クリーク、他

こちらはスウェーデンの不条理劇の名手リューベン・オストルンド監督の最新作で、個人的に大好きです。
そしてアカデミー賞の作品賞にノミネートされるくらいなので、最高にシュールで気まずくさせてくれる名作であることは間違いないでしょう笑。

豪華客船に居合わせたインフルエンサーやセレブたち、その船がある夜に難破してしまう。様々な困難が訪れる中でサバイバル能力が一番高かったのはトイレの清掃員だった。という極限状態でヒエラルキーが逆転してしまったら人ってどうなるの?っていうオストルンド監督らしい面白そうな設定。
こちらも早く観たい期待大な作品です。


ロッテントマトの評価!

ということで10作品を簡単に紹介してきましたが、世界のレビューサイト「ロッテントマト」での評価はどうなっているんでしょうか。

点数的には、『イニシェリン島の精霊』がトップですが、『トップガン マーヴェリック』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』あたりも競っています。

最多ノミネート作品は、「エブエブ」こと『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』です。
『西部戦線異常なし』、『イニシェリン島の精霊』が続きます。

この辺りは複合的に評価が高いということなので、何かしら受賞していくことは固そうな作品です。


最後に

こんな感じで、ノミネートされた10作品を簡単に紹介してみました。
これから徐々に公開されていきますので、アカデミー賞にノミネートされている期待作ということを意識してみると楽しみが増えると思います。

3月13日の授賞式までに、観れる作品は全部観ておけると予想したり、想定外の作品が受賞した時に『えー、それなの〜!?」とかちゃんといちゃもんつけられて楽しいです。

ぜひそんな風に楽しんでもらえればと思います。


最後までありがとうございます。











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