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【読書】書店減少の危機に、大人も朝読やりませんか!?

「書店、大幅減に危機感」 
今日の読売新聞で
そんな記事を見つけました。
 
書店関係者で車座ヒアリングが 
開催されたらしい。
経済産業省のプロジェクトだそう。

活字文化の振興と、
書店の活性化がゴールらしい。

どんなに書店界が活気づくのか?
期待できるかなあ。

と、記事を読んだら、
日販、つまり書籍流通の要であり、
元凶でもある問屋さんが
バックにいて、
会場には、経済産業大臣ら
政治家もいて、
ドイツやアメリカなど、
書店減少を食い止めた
取り組みが発表されたそう。

このプロジェクトは
3月に始まったのに、
今はまだこんな段階かあ。
取り組み方があまりに古い気が。 
こんなんじゃ、
書店の大幅な減少を
食い止められるとは思えない。

でも、最近気付いたんです。
本屋さんの減少も、
日本の人口減少によっている
からかもしれない。

今の若い人たちは
活字から遠のいている、
と云われますが、
そんなことはありません、
ティクトクやユーチューブで
文字を浴びるように
活字に触れていますよね。

それに、
もしかしたら、
今の本屋さん流通システム自体が
2万軒もあったのがオカシくて、
実は多すぎたのではないか?
今は書店が1万店を斬るくらいに
なった現状こそが、
やっと本来の在り方になって
きただけなのかもしれない。

人口がますます減る時代。
お客さんが減る訳ですからね。

でも、本屋さんという媒体は
この世に活字好きがいる限り、
本のニーズは絶対になくならない
はずですよね。

最近、よく行くのは、
啓文堂書店の支店と
駅前の小さな本屋さんですが、
啓文堂さんは、今ちょっと
無謀なチャレンジをしているのが
ヒシヒシと伝わってくる。
なぜかある日から、突然
詩集の文庫が一番いい棚に
ズラリと並ぶようになったんです。
いくら人気の高い詩人の本であれ、
これで棚を占めるのは、
かなりチャレンジではないかしら。

詩集は好きだし、
わりと読むんですが、
駅前書店では、
詩集はそもそもお客さんから
求められてはいないのでは?

こんな企画を1か月おきに
月替わりで開催するなら
それは分かるんですが、
駅前の書店としては、
苦しいのでは、と心配になる。
それに、
詩集棚を設けているぶん、
新潮文庫や角川文庫や
講談社文庫や河出文庫が
すっかりやせ細っているんです。
以前なら、
佐野洋子さんや武田百合子さんの
本があったのに、
もう最近は棚から姿を消しました。
 
でも、本屋大賞の第1回目から
今年の受賞作まで並んでいたり、
「エースをねらえ!」など
漫画のロングセラーを
並べているコーナーがあったり、
それらはチャレンジですよね。

啓文堂さん、ガンバレ!
どうか、生き残ってくれ!
と、祈るばかりです。

そういえば、
中学、高校生の間で
広まっている朝読。

不断からあまり本を読まない人に
もっと本に親しんでもらうには、
大人にも、朝読の習慣に
馴染んでいくようには
できないでしょうか?

毎朝、会社員や公務員なら 
もちろんフリーランスの方々も、
とにかく、仕事を始める前の15分に
毎日、好きな本を読む習慣が
身につくようになれば、
人はもっと本を必要になるはず。
そうなれば、
本屋さんも、もう少し
活性化するのではないかしら。

「始めよう、
大人もみんな朝読を!」
そんな取り組みはどうでしょうか?

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