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【書店】本屋さんはもっとプロモーション代をもらっても良い?

いい書店には、いい書店員さんがいる?
売れる書店には、できる書店員さんがいる?
「いい書店員」とはどんな人でしょう?
新刊の陳列ディスプレイがうまい。
うまいPOPをつけている。
既刊のオススメ本を一定の場で
目立つように置いている。
売れる・売れないとは切り離して
お客さんに「読んでほしい本」を
プッシュしている…。
こうした要素で秀でてるのが
やはり、いい書店員さんでしょうか?

でも、これにはある「歪み」があり、
それはずっと未解決のままなんです…。

古くからの書店員さんや
出版社の販売は、当たり前として
触れてこなかったのですが、
書店でスペースを縦横無尽に使って
プッシュしてくれるかどうかは
あくまで書店員さんの好みとセンス、
やる気などに頼っていて、
また、そこには形ある報酬は
発生していないんですよね。

ところが、TSUTAYAさんとか、
他分野から来た本屋さんでは、
一定のスペースを使って
一冊の本を何十冊も並べる
ディスプレイをする場合、
書店員さんの好み、やる気以外に、
出版社が「スペース使用代」を支払い、
本来なら数冊並ぶ位だったはずが、
大量に並ぶようにしたり、
凝ったディスプレイにしてくれる、
そんな取り組みがたまにあります。
店頭プロモーション、ですね。

コスメやドリンクの業界では、
なんら当たり前なことですが、
本に関しては、メーカー(出版社)は
あまり自らはプロモーションしない。

もちろん、本屋で推してる本は、
基本的に、書店員さんの
「お眼鏡にはかなってるもの」ですが、
ほんの数%は背後で金銭が発生してる?
書店がスペースを売って利益を得てる、
なんてことが起き始めています。

読者側としては、期待して
書店員さんの推しを買っている訳だし、
従来のお客、読者、編集者からは
ちょっとそれは…?となりますね。
でも、合理的?というか、
新しい人で、それを新商品の
販促プロモーションと捉え
出版社から依頼を受けてやる、
そのディスプレイ代で、書店が
これまでの赤字体質から
脱却できるならいいじゃないか?
そう考える人々も出てきてるんです…。

私は正直、どちらの気持ちもわかります。
赤字体質から脱却できるなら
本屋さんがお金をもらって
色々な本のプロモーションを
仕掛けるのもアリですかね?

どうでしょう?
うわ、書店に騙された?となる方も
いらっしゃいますかね?

書店が良い本を熱意とセンスで
無償のまま推してくれる現状。
これを続行すべきか?
プロモーションと考えていくか?
書店の体質が大きく変わる
大問題の一つかもしれません。

本好きな皆さんはどう感じますか?

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