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文学青年崩れ、という絶滅危惧種がいる?

文学青年崩れ。
今の50代60代70代の
おじさん、おじいさん達に
たまに見かける
今や絶滅危惧種のことです。 

私もたぶん、文学青年崩れでした。
ですが、マンガの仕事をすると、
決まった瞬間、
自分から文学臭がしないよう、
きっぱり文学好きを封印するのが
文学青年崩れの特徴でした。

なぜ、あんなに
封印してしまったのか、
自分でもよくわからない。

もっと普段から、
漱石だ、中島敦だ、
口にしていたら、
文学を材料にしたマンガを
創れたかもしれなかったのに。

そう思うと勿体ないことをした。

文学関係を仕事にできなかった
という屈折感が、文学臭を
取り去ろうとした原因かしら。

あるいは、
マンガ好きな人でいっぱいな
マンガ編集部で、
文学の話をしたら、
ただでさえ、マンガについて、
みんなに付いていけてない
自己嫌悪が、そうさせたのかも
しれません。

でも、不思議なものです。
映画や音楽やドラマの話は
みんなと楽しそうにしてました。

一時期であれ、
文学に何かを賭けたような時期が
あった人間はちょっと恥ずかしく、
あまり、ふだんは封印してしまった
のかもしれない。

今は、noteで、せっせと、
本、主に文学や作家の話を
恥ずかしがらすに、堂々と
描いてきましたが、
まあ、気持ち良いの、なんの!(笑)

私は本や作家、作品に
興味がありますが、
編集を通過したからか、
今は、本を書こう、小説を書こうとする
人や時代や特徴にも
めっちゃ興味をもっています。

漫画家という奇妙な人々の
生態や特徴を知れば知るほど
面白かったのと同じように。

そうして、
どんなタイプの人が
長く深く作家活動をできるか?
また、打ち上花火のように
一回きりだけど大きな作品を
ぶち上げるタイプか?
はたまた、そろそろ作品が書けなくなり、
一縷の希望を託して
創作の指南講座を書くような人や。

私は自分はもう小説は書けないし、
書こうと思わないのに、
色んな作家や作家崩れや
はたまた、作家の卵さんが
どんな風にして生きているか!
そばで見てるのが好き(笑)。

これはマニアックとか
フェチとかかもしれないですね。
それをいつもnoteは
満たしてくれるんです。

それから、
あなたのお父さんやお母さん、
またはおじいさん、おばあさんに
チラッと、聞いてみるのも、
面白いかもしれません。
恥ずかしそうになさるかもしれません。
(笑)。

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