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【本】読者、作家、出版社、書店…本の未来は誰が作るのか?

無所属という強味。無所属という弱味。

私は今、病気のため、休職中で
働いていません。
これで、今も働いていたら、
書くことも、感じることも、
ずいぶん変わっていたでしょうね。

まず働いていたら、自分の所属する
会社のためにというのが前提みたいに
なるにちがいない…。
良いか悪いかはまた別として。

本をとりまく環境について、
最近、考えや感触を書いてきましたが、
出版社、書店、作家、読者、Amazon、
なるべく、全員?全体が
嬉しくなる道はどこか?考えたいと、
なんとなく、考えてしまう。
まあ、そのせいで、強い主張はなく、
曖昧な意見ばっかですかね(笑)?

でも、見る人が見たら、
私はしょせん出版社の人間だから、
ついつい、出版社が生き残れる道を
他よりも優先して考えがちかも。

出版社のためになり、
書店のためになり、
作家のためになり、
読者のためになり、
そんな全方位に旨みある道って存在するかな?

でも、作家と読者が直接に繋がる道も
かなり前から試行錯誤されてきました。
AmazonのKindleのアンリミテッドは
まさにそのひとつだし、
作家さんの団体で直接電子書籍を
ユーザーに売っていくグループも
しばらく前から頑張っています。

ただ、その独立系の作家集団は
まだ、現実としてなかなか収益が出ていない。
出版社の人間としては、
そりゃそうでしょう、
編集も販売もマーケティングも
作家さんだけで回せる筈がないもの、
と、思ってしまう。

あ、でも「note」などでは、
意識の高い作家やライターが
出版社不要論を発信してますね。

たしかに、出版社では、
Webに関心がなくて、小回りが効かず、
作家に変わって告知宣伝したり
マーケティングしたりしてるか?
かなり怪しい出版社もたくさん。
そのくせ、出版社は金だけはたくさん
持ってくじゃないか?と…。

誰もが自分の立場を持ってるのが、
人間社会の前提であり、
現実なのかもしれないですが、
もう少し射程距離を長くして、
10年後の本の世界、
20年後の本の世界を
みんなでアイデアを出し合える
場所があったらいいですね。

無所属は無責任になりがち。
でも、無所属は、視界が広いですね。
広いというか、視野に妨げがない。

20年後の本の世界が
本を愛する全ての人にとり
幸せな状況でありますように。

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