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【100分で名著】今年で13年。取り上げてきた名著は約150タイトル!!

みなさんもご存知、
NHK「100分で名著」。

何か読むものを探している時は
困ったら、このシリーズが良い。

2011年に始まって、
今年で13年めに。
150 タイトルもの名著を
紹介してきたんだそう。

私も、年に2回くらいは、
気になるタイトルがあり、
テキスト冊子を買ってきました。
でも、肝心のその放送回は
見逃してしまうんですよね(笑)。
で、結局は
忘れてしまうんです…(汗)。

肝心の名著は難解で読めなくても
NHK発行のテキスト冊子を読めば
中身はぐっとわかるようになる。
それに、そのテキストの執筆者は
その名著の研究の第一人者だから
信頼度も高いでしょう。

そのテキストを読んで気にいれば、
名著そのものを読めばいい。

こうなると、
誰も損をしていない、  
誰もがトクする構造ですね。

あまり普段は売れ行きが
厳しい名著にも、注目が集まり、
我々一般人が買うようになる。 
テキストを書いた研究者も
信頼度が増す。
番組の声担当の役者も仕事が増える。
本屋さんも売り上げが良くなる。
こういうNHKのラジオ講座や
テレビ講座のテキスト冊子は
Amazonより、本屋さんがいい。
それに、
西田幾多郎やハイデガーや
アインシュタインや仏教らの
名著といわれる本たちが
一般的に読まれてる国というのは、
豊かな国といえますね。

名著自体はさておき、
NHKから出たテキストを
150冊、集めて読めば
それだけで、いくらかは 
人間として何かになるでしょう。
いや、それは読み方によるかな。

というか、何より羨ましいのは、
この番組製作に当たれる
スタッフたちだ。
大変でしょうけど、
ずっと名著を読み耽れるのだから。

最後に、年間ベスト3を挙げます。
テキスト冊子の売上ランキングだそう。

2011年
1:ドラッカー『マネジメント』
2:アラン『幸福論』
3:ブッダ 真理の言葉

2012年
1:フランクル『夜と霧』
2:兼好法師『徒然草』
3:新渡戸稲造『武士道』

2013年
1:般若心経
2:古事記
3:夏目漱石『こころ』

2014年
1:菜根譚
2:旧約聖書
3:万葉集

2015年
1:ブッダ最期のことば
2:荘子
3:岡倉天心『茶の本』

2016年
1:アドラー『人生の意味の心理学』
2:歎異抄(親鸞の口伝)
3:司馬遼太郎スペシャル

2017年
1:ラッセル『幸福論』
2:維摩経
3:宮沢賢治スペシャル

2018年
1:河合隼雄スペシャル
2:法華経
3:神谷美恵子『生きがいについて』

2019年
1:マルクスアウレリウス『自省録』
2:西田幾多郎『善の研究』
3:平家物語

2020年
1:ミヒャエル・エンデ『モモ』
2:ブルデュー『ディスタンクシオン』
3:カント『純粋理性批判』

2021年
1:カールマルクス『資本論』
2:ボーヴォワール『老いについて』
3:渋沢栄一『論語と算盤』

2022年
1:『日蓮の手紙』
2:金子みすゞ詩集
3:ハイデガー『存在と時間』

どうでしたか!
番組を見ていた記憶が
よみがえりましたか?
伊集院光の話しっぷりが
思い出されましたか?
たまには、100分で名著、
観てみたいのですが、
5年前にテレビが壊れて以来、
観られていないんですよ…。

だから、テキスト冊子を読んで
テレビ番組を思い出すしかない。
でも、それもまた、楽しがらずや。
(笑)

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