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【本】紙の本はいつか終わってしまうのか?

紙の本。
値段も高くなってきました。

初版での売上予想が少ないから、
発売段階の値段設定は
割高にせざるを得ないのでしょう。

というのは、
出版社や取次(問屋)の言い分かな…。

政治家が政治家削減を
なかなかしようとしないように、
出版社も、初期設定での利益、
つまり取り分を固く守ってる。
実はそれが一番悪い(汗)
それなのに、
紙質を下げたり、
著者の印税を数%下げたり、
苦肉の策に必死です。

でも、出版社と取次は
昭和時代に取り決めた取り分を
令和の今も変わらず貰っている。

ただ、紙の本でも、
定価が高くとも、
熱心な読者が予想される本は、
高くして出版してる。

「紙の本」文化を守ろうとする
良心的な出版社が健在だ。
国書刊行会やミシマ社やみすず書房
などなど。

大手出版社でも、ごくたまに
価値の高い翻訳本を
3000~5000円で出してる。
ギリギリな値段設定だが、
価値ある本なら、
一部の「愛本家」に買って貰える、
そんな道しか希望はなくなってきた。

だから、「たまに本を読む」レベルの
人は、紙本からは離れてしまう。
デジタルで買う。
デジタルでも同じ値段だから。

でも、これから、
造本技術や印刷技術で
新しい開発や進化が起き、
紙の本に、デジタルに無い
新しい価値が増えたら、
紙の本にまたお客さんが
戻ってくるでしょう。

造本のテクニックや技術が、
昭和時代からほとんど同じ…、
という事自体がびっくり。
紙の本は伝統にあぐらを
かきすぎてきたのかな…。

漫画の本も、
今売れる主流はデジタル。
実売の8割はデジタル。
紙の漫画本はあまり工夫がない。

紙の漫画本を書店で買えば
ワクワクするおまけや特典が
ついてくる、とかになれば、
またきっとお客さんが戻るはず!
紙しかない特典を!
大人だって、おまけは好きだ。

印刷機を発明したグーテンベルクも
びっくりするような開発や技術革新が
いま、紙の本にもあったらなあ!

デジタル書籍は、短期間で
こんなに凄く進化して、
ますます日進月歩の勢い、
読み易さがどんどん追求されてる。

紙の本サイドも、
新しい技術革新があったら、 
紙の本にしかない特典があったら
きっと生き残れるに違いない…。

あ、そういえば、
漫画界では、豪華特装版が
唯一、紙の本として良く売れてますね。
紙の本はみんな、特装版にして
売り出せばいいのかな?
特装版が紙本の希望?

では、文芸は??
紙には特別に10数ページの
スピンオフを付けたらどうでしょう。
電子版には載ってないスピンオフを。

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