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【舟を編む】自分の語彙力で、1冊の辞書を編んでみたら?

太宰治の作品に、
うろ覚えですが、
歌留多を描いていくような短編が
あったような…。
『懶惰の歌留多』だったかな。

作家の端くれになったなら、
歌留多や川柳を依頼されもするはず。
そんな依頼に慌てずに応えるには
普段から歌留多や川柳を
用意しておくのも必要かもしれない。
そんな前置きから、
太宰は、歌留多をサラサラと
書き起こしていく訳です。

さて、それとはやや違いますが、
様々なキーワードに対して
自分流の定義や意味を
用意しておくのも必要かもしれない。

例えば、
「愛」
それがなかったら、人間同士が
ギクシャクしてしまうもの。
人間を優しくしてくれる必需品。
 
「勇気」
それは優しさの裏の側面。
それがないと人生を生きにくい。
でも、それを身に付けるやり方は、
教えたり教えられることは難しい。
でも、訓練で必ず身につくらしい。

「付き合う」
付き合うことは、対象によって 
3つある。
人付き合い、
自分付き合い、
モノ付き合い。
どれか一つでも満足に出来たら
それで十分でしょう。

「こころ」
それは、良い人生の時は
人が心を導きますが、
悪い時には、
心が人を引きずっていく。

「食べる」
一人でもできる
最高に幸せなイベント。
それがないと、人生がつまらなくなる。

「正しさ」
なかなか使い方が難しい。
つい、使う時に熱をおびて、
他人を責める時に使いがちになる。

「働く」
誰も一度は夢中になること。
ただし、のめり込み過ぎたら 
自分の健康や家族を不幸にする。

「悩み」 
自転車で立ち漕ぎしながら、
好きな歌でも歌えば、
たいてい、吹き飛ばせるもの。
それでも頭に残ることが、
その人が取り組むべきテーマでは。

「戦争」
戦争をしたがる人間も、
戦争を止めたい人間も、
どちらもアドレナリンが出過ぎるから、
どちら側の人間にとって
無きものにしたいこと。

「生きる」
翌朝が無事にやってくるか
毎夜わからないまま眠りにつき、
翌朝、きちんと目が覚めること。
それを奇跡という。

「時間」
人間のみならず、動物、植物など、
全てを支配しようとする生死の番人。

「偉人」
最近の日本ではほぼ絶滅危惧種に  
なりつつある人たち。

「笑顔」
周囲から敵意を持たれにくいための
最大の武器。

「人間」
考える葦であり、思う葦であり、
誰かを愛したくなる葦である。

「読書」
ずっと他人の話を聴いては
自分に置きかえてみる知的作業。
時には、痴的作業(妄想)にもなる。

「幸せ」
いつものルーティンができること。
体に異変なく起床ができて、
いつものコメダでモーニングを
あまり待たずに食べられ、
noteを一本、苦しまずに書けて、 
大事にしてる書店がずっとずっと
営業してくれていること。

ああ、なんだか、
歌留多というよりは、
辞書の語義になってしまいました。
ちょっと楽しかったです。

でも、辞書を編むなら、
これを10万語、20万語は、
書かなくてはならないでしょう。
そんな根性、私にはないなあ(汗)。

それに、この言葉の定義作りは
行う人間の才能やセンスの無さを
暴露させられる。
楽しかったですが、
辞書1冊ぶんを編むなんて
とうてい、やれそうもないか(汗)。







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