【本音と建て前】昨日は、思い切って辛口な記事を書いたけど…
どういうスタンスで書くか?
昨日の東京都の書店キャンペーンの
新しい案内人カツセマサヒコ氏については、
辛口目の記事を書きました。
多分、カツセ氏自身がどれくらい
本が好きか?どんなセレクトか?
という意味で、10冊のリストを見ると
どうしても好意が持てませんでした。
もちろん、東京都書店組合も、
相当に本腰を入れて始めたでしょう。
それが一番わかるのは
つぎ込んでいるであろうお金です。
毎回の案内人への謝礼や
インタビューで聞き出す人、
編集する人、音を合わせる人、
各所、各所、各所、、、、。
上記を考えると、
相当にお金がかかっていますよね。
やるからには、浅瀬でちゃぶちゃぶ
お茶を濁すのではなく、
本腰で行くぞという覚悟は伝わります。
毎週の案内人も、
有名人、文化人、作家、タレント、
もう何度も吟味したと思うんです。
だったら、本当は
建て前になっても、
昨日は、カツセさんの
おススメ10冊のリストを
ミーハーですね、人気本ばかりだ、
などと私が横から口を挟んだのは
どうだったんだろう?
でも、あくまで私は個人でやっている。
このキャンペーンを主催してる
東京都書店組合の人間なら、
ぐぐっと堪えて
カツセさんのオススメ本、
どれも読みたーい!と
書くべきでしょう。
でも、私はただの「本屋好き」。
だからこそ、敢えて
そんな品物を並べてていいのか?と
疑義を挟みたくなった。
ここで私が葛藤したのは
「建前と本音」の問題ですね。
個人で好きなように書けばいい、
はずなんですが、
同じく本屋の味方なんだから、
敵味方に分かれる必要はない。
少なくとも本屋さんを
活発にしていきたい、
活発になってほしい、
そのための活動なら
100%応援していきたい。
でも、カツセさんのリストに
おそらく、ちょっと
拍子ぬけした人もいたでしょう。
私は、あえて辛口にした。
読んでくれるひとのためにも…。
「この書き手は毒もはくのかあ?
体よく建前をいう人間じゃあ
ないんだ」と思ってもらえるか?と。
昨日の記事がまた、
私にとっては、得になるのか?
損になるのか?
それも正直わかりませんでした。
イヤな奴だなと思った方も
当然いらしたと思うんです。
空気が読めないのかよ?
東京都の書店ががんばって
やってるんだぞ!
そんなキャンペーンに
水を差すようなこと書いて…と。
これから、案内人は
どんどん出てくる。
その人のオススメ10冊リストも
どんどん出てくる。
昨日味わった葛藤は、
今後、ますます増えるでしょう。
「木曜日は本曜日」は
とても素晴らしい、
ガッツを感じるキャンペーンです。
それ自体は素晴らしい。
これが成功?
(どんな結果になれば成功か?
それもなかなか一言では
言えないですが)
これがうまくいったら、
東京都以外の道府県にも
広がってくれたら、なお嬉しい。
それができたら、
日本中の人がまた
週に一回くらいは本屋さんに
足を運んでくれる時代になる…
…かもしれないですからね。