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【SNS】自分が使いたい言葉で書いてますか?バズる言葉を使ってますか?

ここ20年、日本の小説は、
エンタメと共感性が合言葉ですね。
この2つがないと、
もう出版社も書店も相手にしてくれない…
ようにも思われる。
どこの編集者も、猛烈にこの2つを
求めて催促しているようだ。

その点、ネット内で創作される
小説やエッセーは、どうかしら?
時代の流行からさぞや自由だろうか?
これが案外そうでもない。
むしろエンタメと共感性は
さらに強くぎゅっと濃縮されている。

ツイッター界のカリスマ・ライターの
バズるための書き方講座に以前
行ってみたことがあります。
もう3年くらい前でしょうか。

彼女いわく、まず140文字の中に
5個から10個の、
ネットで注目されるキーワードを
しっかり埋め込むことだと。

また、自分にいいねをくれた人を
サーチして、その人が
他にどんな人や記事をいいねしてるか
徹底的にチェックしていると。

もうこの2点で私は諦めましたね。
カリスマにはなれないと心が折れました(笑)。

まず、いいねをくれた人を、
プロフィールくらい見るけど、
その人のSNS活動まで追跡するなんて
まるで、ストーカーですね(笑)。
でも、そんな努力があるからこそ
そのカリスマライターは
15万人のフォロワーに支持されている…。

自分が書きたい話を
自分が使いたい言葉で書く…のではなく、
バズりやすいワードを使って書く、
というのは私みたいな頑固爺には、
世間に過剰に合わせるようで、
それはできない、したくないと
思ってしまいました。

これはテレビで、
タレントがいち早くゴールデンに
呼ばれたいために、
VTRを見ながら、よく笑い、
よく感動し、よく泣くようにする、
というテレビ界の掟とも
相通じるものを感じてしまう。

それが苦手だったオードリー若林は、
『セブン・ルール』などを卒業し、
今は深めの時間の番組とラジオに
専念するようになったけど、
そうやって自分が言いたい言葉を使って、
仕事をして、しかも人気があるのはすごい。

自分が言いたい話も中々させてくれない
テレビ界のことを若林は
「本当のことをいわない国」って
言って話題になってましたね(笑)。

自分が言いたい言葉だけで書くか?
カリスマライターのように
バズる言葉をあちこちに仕込むか?
うーむ、若林みたいに才能がない人は
そこそこ妥協しながらやってくしか
ないのでしょうか?

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