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【note】私は古くさい人間だ。でもnoteではありのままでいたい

古い人間。古くない人間。

ここ5〜6年、この言葉から
自由になれません。

自分は古い人間では?
という脅迫観念を持っている。

そんなに、なぜ
古い新しいが気になるのか?

5年前、49才の頃は
マンガの編集をやってました。
それからウツで休職になり、
仕事から離れていました。

そういえば
私は40代後半、
自分の担当した本で
なかなかヒット作を
出せていなかった。
焦りがありました。

それに、30代の後輩が
次々とヒットさせていた。
焦りはさらに募っていた。

もう一部の巨匠の作品以外は、
コミケで人気の若い、
オタクに支持された
新鋭のマンガ家の方が
よく売れる時代になっていた。
 
コミケに全く関心がない自分は
巨匠のアンソロジーを作る方が
やり甲斐を感じる感覚だった。

私はウツ休職で休んでいた間
本屋さんに行くと、
名前も知らないマンガ家の
コミックスが威勢よく
並んでいることに気がついた。
やっと。(汗)。

それまでは気づかないで
無我夢中で、
古いやり方を続けていたのだ。

結局は、会社に復帰後、
営業や総務部に配属された。
やはり、私はもう50歳を越え、
流行するマンガを作れる自信は
喪失してしまった。

10も20も年下の後輩が
たしかに手堅く売れる本を
だしていった。
コミケやピクシブや
ニコニコ静画で同人誌を
出してる作家の、
いかにも流行りの感覚には
なぜか私はついていけなかった。

私は気がついたら、
古い人間になっていたのだ。

今では、
こうしてnoteで、
文豪の話を書いたりして
ウソ偽りのない、
自分の好きな感覚で
感じたことをありのまま書いたり、
まあ、楽しめています。

きっと、noteでも、
読んでくださっている方々も
私を古いと感じられてるに
ちがいない(笑)。

私はすでに古くさい。
それならそれで、
多いに開き直って、
無理はしないでいよう。

せっかくnoteにまで来て、
周りに合わせていては
もうただ疲れ、虚しいだろう。

私は堂々と、
古くさい人間でいよう。
それをnoteは、
許してくれるだろうから。

時代に合っていたり
流行に合っていることは
素晴らしいことにちがいない。

でも、それは一時的にすぎない。
流行はすぐに変わる。
残酷なくらいすぐに変わる。

ぐうぜん自分の感覚が
流行にハマっても、
喜んではならない。
流行はすぐに飽きるから。

自分の感覚が流行に
合わさって見えるのは、
偶然、流行と重なっているからに
過ぎないから。

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