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【本屋が消えるのは?】どうしちまったんだ、文学のチカラは?!

本屋さんが消えゆく問題。

それは取次という、
閉鎖的な問屋さんのせい。

出版界自体が閉鎖的なせい。

本屋さんの利益率が2割で
低いから、働き手さんが
なかなか定着しないせい。

本の定価をみだりに本屋さんが
変えてはいけない決まりのせい。

電子のデバイスが普及し、
紙の本を買う人がいないせい。

アマゾンが日本の書店の 
息の根を止めようとしてるせい。

本という媒体より刺激的な
新しい媒体にクリエイターが
流れているせい。

まあ、そんな、こんな、あんな
様々な理由が挙げられるでしょう。

でも、一番忘れていけないのは、
作家や漫画家やイラストレーターで
食べて行けるには、
あまりに厳し過ぎるシステムが
いけない。

芥川賞を思い出して欲しい。

遠野遥はまだ書いているだろうか?
印税だけで食べて行けるだろうか?

作家になるには、
5年10年、水だけで凌ぐくらい
貧乏や屈辱と戦わなければ
作家になれない、なんて
それはおかしくないですか?

漫画家になる道はもっと酷い。
なんで、あんなに苦労しなくちゃ
ならないのか?

韓国みたいに、
国の支援で、奨学金とか
あってもいいじゃないですか?

ごくごく一部の人だけしか
作家で食べていけない現状は
おかしくないですか?

そんな話をミステリー作家の
ベテランが書いていました。

ちょっと極端すぎるんですよね。
作家や漫画家の世界で、
成功する人、成功し続ける人と
食べていけない人の差が。

だから、
ごく一部の人が
作家を目指すけれど、
あまりに少ない。

将来なりたい職業で、
ユーチューバーと並ぶくらいで
あってくれよ、と願いたい。

印税が1割なんて少ない、
少なすぎる。

ほら、今、書店を見てごらん。
スター作家が少なさ過ぎるよ。
村上春樹と東野圭吾と
ほか、数名だ。

出版の世界が賑やかだった時代。
昭和元禄の時代に
スター作家はもっといた。

大江健三郎、
石原慎太郎、
川端康成、
三島由紀夫、
安部公房、
獅子文六、
山口瞳、
庄司薫、
有吉佐和子、
瀬戸内寂聴、
寺山修司、、、

ああ、昭和元禄と呼ばれた
出版活況期は、
出せば、少なくとも、
10.万部は出た作家が
ゴロゴロいっぱいいたものでした。

出版界、文学界は、
いつもキラキラ輝いていました。

どうしちまったんだろう?
すっかり大人しくなりやがって。
現在は。
優れたクリエイターの
ほとんどは、どこかに行く。
文学の世界は
天才が集まらなくなった。

だから、本の世界は
地味になってしまうんだろう。
本屋さんが輝くには、
文学のチカラがもっともっと
輝いてくれなくてはならない。

どうしちまったんだらう?
文学の世界は。
ひと握りしか食べていけないから、
文学の世界に才能が集まらない。
それがあまりに悲しいよ。

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