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【脳と情報】脳は知らず知らず情報操作してる?

人間はびっくりする位、
脳は、知らず知らず、情報操作をし、
偏見や先入観に満ちている…。

自分に都合がいい情報には
胸を開いて、聞いたり、読んでいる。
一方、関心がない情報は入ってこない…。

例えば、シンガーソングライターの
木山裕策さん。歌もキャラクターも
優しく穏やかな印象だけど、
趣味はホラー映画が大好き。
趣味を訊かれたら
毎回、ホラー映画と答えても、
テレビ等マスコミは、
相応しくないと判断してか、
ホラーが趣味という話は
カットされてるんだそう。

これは、たわいない話だから
罪深さもない話ですが、
こうした情報編集、情報操作って、
実は様々な場面で沢山なされている。

みんなが読みたい文脈、傾向の
情報だけが世に出回る。

受けとる側の生身の人間も、
実は、自分が読みたい文脈の情報や
エピソードを受け取り、味付けし、
反する情報はスルーしてしまう。

欧米のコロナ感染のニュースは
流れてくるし、読んだりする。
でも、アフリカのコロナのニュースは
あまり流れてこないし、
流れてきても私たちの関心は薄い。

リモートだ、オンラインだとかが
話題になる一方で、
オンラインから取りこぼされる
訪問介護の問題などは、
ほとんど注目されていない。

今の、日本のメディアも、
若い人々も、見えてないというか
スルーしてる老人の存在に
もっと関心を持って欲しいな、と
個人的には悲しくなる。

これはどういうことか?
情報や知識は、取り入れる前に、
判断される前に、
先に取捨選択されてるってこと?

話はまた変わりますが、
日本語は海外の言語より難しくて、
論理的でないという「定説」が
岩盤のようにあるけれど、
日本語学や言語学の専門家からすれば、
そんな話はあやふやな先入観。
ただ、そんな偏見の方が正確な知識より、
みんなが採り入れたい傾向だから?
ですかね?

文学や音楽、演劇の世界では、
近年は小粒なクリエイターばかりで、
規格外な巨匠は出て来ないね、
とは、しばしば言われる。
果たしてそうかしら?
美空ひばりや黒澤明監督は
凄かったけれど、
YouTubeのヒカキンや
アニメの新海誠監督だって、
ひと昔前の巨人並に凄い影響力を
持っているのではないか?
「最近は小粒になった」という説が
すでに「定説」としてあるから?
かしら…。

うかうか生きてるだけでは、
脳内で知識や情報が編集され、
先入観が「事実」になってしまう。
どうしたら、先入観から
自由でいられるでしょうね?


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