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学習漫画はどこでも一緒でしょ?違いってあるのかな?

「学習漫画って、どの本でも、
どこの出版社でも、一緒でしょ?」
と思いやすいですね。

たしかに、昔はそうでした。
でも、最近は、出版社により、
また漫画家により、特徴が凄く
出るようになりました。
漫画家さんも、
ひと昔に比べて
人気、実力ともにある方々が
描いています。
ですから、
絵柄もずいぶん新しくなりました。

出版社で違うのは、
知識・情報の「網羅」率です。

学習指導要領を踏まえ、
情報や知識をどれくらい
漫画ページに盛り込めるかどうか?
なるだけ網羅しようとしたら、
ナレーション・ベースになり、
説明書的な漫画になります。

そこで、漫画なんだから
漫画らしく、つまり
主人公の感情を表現しながら
ドラマチックに話を進めたら、
読者には、漫画として楽しめます。
ただ、沢山ある歴史人物や出来事を
きちんと網羅することは
難しくて、
こぼれる知識・情報が増えます。
その場合、記事ページで
情報を補うことで補てんしていきます。
学習漫画で興味を持った子供には、
その後は自分で詳しい本を
読んでもらいたい、
学習漫画はあくまで、
興味をもつきっかけとして、
読んで欲しい、そんな編集側の考えです。

いや、そんなの無責任だよ、
学習漫画内で知識・情報をしっかり
学べるようにしようというのが、
網羅率が高い編集方針の本です。

要は、学習漫画を、
参考書とみなすか、漫画とみなすか、
これにつきますね。

「ナレーションだらけで、
説明書みたいな漫画…
でも、必要な知識が載ってる」を
良しとするか?
「漫画としてドラマチックだけど
かなり知識・情報は
こぼれてしまうから、
記事ページで後から読む」を
良しとするか?

もちろん、その中間な感じの
学習漫画もたくさんあります。

お買いになる際は、
出来れば本屋さんで、
読み比べてみて、
自分にピッタリ合うものを
見つけるのをオススメします。

私は、どっちだろう?
うーむ、悩みますねえ。

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