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結局、犬。

犬、結局手術することに。

おととい、股関節を脱臼してしまった犬。

近所のかけりつけ医では治せなかった犬。

昨日、整形外科の専門の獣医さんに診てもらった犬。
そして、全身麻酔かけて整復してもらうことになった犬。

昨日、とりあえずは整復成功した犬。
でもまたすぐに脱臼してしまうかもしれないので、と念のため一晩入院することになってました。


そして今日。

病院から指示された時間にお迎えに行くべく、私も夫も仕事を休んでイソイソと準備をしていたところに、病院から電話が。
緊張が走るリビングルーム。

今朝になったらまた脱臼してしまっていた犬。


病院からの電話は、「この状態だと手術した方がいいと思う。よければこのままお預かりして手術しますがどうでしょうか」という内容だった。
こちらもそれは納得して手術を決断したものの、犬に会わないまま、犬に何も伝えないままではいられないので「とりあえず病院行ってもいいですか?」と聞くと「いいですよー」と快いお返事をいただいて、やや暗い気持ちで病院へと向かう。

病院では、面会という形で入院室にいる犬のところへ通してもらう。


私と夫の顔を見るなり、ケージの中から満面の笑顔で飛びついてこようとする犬。
大興奮で動き回る犬。

エリザベスカラーつけて、前足には点滴刺さってて、後ろ足の片方は相変わらず床にもつけないのに。


泣いた。


また今日も彼をここに置いて行かなきゃいけないのも辛いし、なによりこれからの手術の不安(器官が悪いので全身麻酔がわりとハイリスク)でつぶれそうになる。

とにかく抱っこしてほしくて大騒ぎしている犬をなんとか落ち着かせて、ひととおりの事情を犬にも説明して、でもあまり長くいると病院にも迷惑になるし、逆に犬の負担にもなりそうだったので、後ろ髪を引きちぎられる思いで面会を終了。

手術や麻酔の詳しい説明を聞いて、帰宅することに。

帰る時、「これからすぐ準備に入ります」と言われ、
説明の時、「準備も含めてトータルで2時間かからないくらいです」と言われていたので、

1時くらいまでは電話が鳴るのが怖くて怯えながら過ごし、
1時半を過ぎた頃からは電話が鳴るのを待ってそわそわと過ごし、

2時になる頃にはいてもたってもいられなくなって、トイレと洗面所をピカピカに磨き上げた。

3時近くなって、トイレも洗面所ももうピカピカを通り越してキラキラしてて、電話はまだ鳴らない。

次はお風呂を隅から隅まで洗おう、とお風呂に向かおうとした瞬間に、やっと鳴り響く着信音。

夫の近くに飛んでって、夫の電話から漏れ聞こえるお医者さんの声に全集中で耳をすます。


手術は無事成功しました。

とても元気で、麻酔が覚めたとたんに歩いてるらしい。


ほっとして、涙が止まらなくなった。

娘たちの前だったけど、全然かまわないと思った。

よかった。


とりあえず今日は入院して、明日、状態がよければ退院できるそう。

ちゃんと元気におうちに帰ってくるまではまだ不安は残るけど、とりあえずはよかった。


ここ3日間、ここ十年でないくらいメソメソしてた。

犬、本当に本当に心から愛してるので。



犬が2日間も家にいないなんて初めてで、なんだかいろいろと持て余してしまう。


明日の夜はとなりにいますように、犬。



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