見出し画像

【VOICE vol.7】大手企業出身社員座談会

ジュントスで働く人々の魅力を掘り下げるnote。vol.7では、大手企業から転職した社員3名による座談会を開催。これまでの経歴をはじめ、転職を決めた理由や大手との比較など、それぞれの視点でジュントスの魅力を語ってもらった

1)座談会メンバーの紹介

大田黒 俊一:2018年入社。IT開発室所属。NTTデータ九州の取締役を経てジュントスへ。
田中 真司:2022年入社。IT開発室所属。前職では三菱電機でERP導入やコンサル業務を担当。
中西 麻美子:2022年入社。技術・メンテナンス部所属。前職では凸版印刷で商品開発を担当。

2)TOCから生まれた出会い

-まずそれぞれの社歴などを伺いたいと思います。大田黒さんはNTTデータ九州の取締役を務められていたんですよね?

大田黒:そうですね。まだ電電公社と呼ばれていた時代に入社しまして、電電公社からNTTに変わるタイミングでNTTデータが分社化しました。それでもしばらくは本社にいたんですけど、九州で子会社の立ち上げに携わるようになって、そこから退職するまではNTTデータ九州に在籍していました。

-なぜジュントスに?

大田黒:プロジェクトマネジメントの普及を目的としたPM学会という全国規模の学会がありまして、在職中に九州支部の幹事を6年間やっていたんです。そこで、まだ社長でない頃の朝稲社長と知り合いました。当時、学会の中のWGという研究会で社長がTOCを教えていて、私は習う側でした。このWGというのがなかなかいいものでして、そこで学んだCCPMなどの管理手法の面白さに魅せられて、ジュントスで何か役に立てればと、前職を退職してからも居残りさせてもらった感じです。

-学会での出会いだったんですね。では次に、田中さんの入社までの経緯を教えてください。

田中:私も転々としたので、“転”くらいで簡単にお話しすると、元々は三菱電機のグループ会社にいて、ERPっていうソフトウェア関連の業務に携わっていたんですけど、自分のやっていることが本当にお客さまのためになっているのか疑問に思い始めたんです。何かいい方法はないか模索している時にTOCについて書かれた『ザ・ゴール』という本を見つけて、確かにこれができたらいいよねと思いながら読みはしたんですけど、実践した後のことは書かれているのに、どう実践すればいいのかは書かれていない。これは眉唾物かなとしばらく眠らせていたら、ある時知人から「何で田中さんはTOCをやらないの?」と言われて、「あれって眉唾物でしょ?」と言ったら、「いいや、そんなことはない。教えている人がいるから」と。それで、ジュントスコンサルティングの代表の白土さんと知り合ったんです。

-それはいつ頃のことですか?

大田黒:2005、6年くらいですか?

田中:そうですね。当時は彼の講座を受ける人が九州にあまりいないから東京でしか開催できないってことで、私も九州にいたんですけど、わざわざ東京に行ってTOCの講座を受けていましたね(笑)。同じ頃に朝稲社長とも知り合って。そこから私も三菱電機でコンサル的なことを任されるようになって、他社でTOCのイントロダクションをやったり、白土さんをお呼びして講座を開いたりしていました。なので、白土さんや朝稲社長とは三菱電機にいながらもずっと一緒に仕事をしていた感じなんです。それから定年退職後も3年間嘱託で在籍して、もう三菱への恩返しはできたかなということで、ジュントスにお邪魔させていただきました。

3)一人ひとりの成長を考えた教育方法

-ではお二人ともTOCからジュントにつながって、IT開発室に入られたんですね。中西さんはまた違った経緯がありそうですね。
 
中西:そうですね。お二人のようにうまく話せるか自信がないのですが…。私はもともと静岡出身で、名古屋の大学に行って大学院を卒業して、新卒から6年間、凸版印刷に勤めていました。
 
-どんな業務をされていたんですか?
 
中西:技術系の部署で新商品の開発をしていました。印刷物の新商品って、あんまりピンと来ないですよね?例えば木目調のシートとか、そういったものの開発ですね。それで昨年、結婚を機に福岡に来て、転職活動をする中でジュントスに出会いました。
 
-入社の決め手は?
 
中西:一次面接の時に1時間くらいかけて詳しく会社の説明をしていただいたのですが、そこでTOCや教育に力を入れているお話なども聞けて、“人”のことをしっかり考えている会社だなと思ったんです。設計の経験はありませんが、それでも頑張ってやっていけそうだと思えたので、入社を決めました。入社後も特にギャップはないですね。みなさん優しいですし、楽しくて働きやすい職場だと思います。

田中:この前はみんなで一緒にバーベキューをやりましたね。

中西:そうですね。田中さんのご自宅にお邪魔して。楽しかったです。

-業務外でのコミュニケーションも多い社風なのでしょうか?
 
田中:いえ、やっている人もいればそうでない人もいますよ。その辺は本当に個人の自由です。

大田黒:私も普段そういうことはあんまりやらないんだけど、田中さんとの付き合いがあるから。夏休みは田中さんの五島の家にも行きました。

田中:私は住んではいないんですけどね。両親が残した家があるから、毎月掃除には行っているんですよ。そこに来てもらって。

-楽しそうですね。自分のペースでコミュニケーションがとれるというのも、大手にはない魅力なのではないでしょうか?
 
大田黒:そうですね。あと、当然だけど社員が大企業病にかかったりしていないし、できない人をそのまま切り捨てるようなこともしない。家族的ですごく居心地がいいですよ。

田中:仕事柄、前職でも中小企業との付き合いが多かったけど、そういったところと比べてもジュントスは社員に優しいと思います。例えば教育でも、大手や中堅の会社は「新人研修」とか「3年目研修」とか一括りにするんですけど、それって会社のカリキュラムであって、一人ひとりのスキルアップは考えられていないですよね。人が成長していくためには目標が必要で、その目標は一人ひとり違うから、それぞれに合わせて設定していかないといけない。当たり前のことなんだけど、できそうでできない。

中西: 私も今教育を受けているのですが、ジュントスはその人に合わせた進め方を考えてくれているなと感じますね。なるべく早く自立できるような教育方法というか。

-朝稲社長も以前のインタビューで「下積み期間を短くしてあげたい」と言われていました。

田中:“一人前”って言われても、どこまでいけば一人前なのかなんてわからないかもしれないけど、一人前になろうと自覚してやるかやらないかっていうのは、結果として大きな差になるのかなと思いますね。

大田黒:あと大企業と違うところは、とにかく社長がこまめですよね。私らが普段気づかないような小さなことも、社長自らやるんですよ。あんまり優しいもんだから、友達感覚で話している社員もいるんじゃないかと思うくらい。事務所でも普通の席に座っているしね。
 
中西:本当に話しやすいですよね。会社の規模に関わらず、他にはなかなかないところだと思います。
 
田中:もう先代の頃からですよね。お父さんも本当に人柄のいい方で。ジュントスは規模でいうと中小企業かもしれないけど、やっていることは大手企業にも負けないし、やりがいという点では、むしろ大手では味わえなかった経験を今できていると思います。
 
中西:私もそう思います。今の時代、大手とか中小とか関係なく、自分にとっていいと思える場所で働くことが一番大切だと思うんですよね。

4) “ジュントスらしさ”こそが社会的意義

-これまでの経験をジュントスでどう活かしたいと思っていますか?
 
田中:大手だからどうというよりは、自分が外から来たっていうのをいかにプラスに活かせるかを考えています。今のジュントスにないもの、他の中小企業でもなかなかできないことを実現するために、何か手助けができないかと。一般的に、システム部を持たない中小企業が自社でシステム設計をすることってほぼないのですが、うちには大田黒さんもいらっしゃるし、そういったことが可能なんです。実は近々サイトを立ち上げて新しいサービスを提供する予定でして、橋梁の会社がこんなことを!?と驚かれるのではないかと思います。私は余生をジュントスで送らせてもらおうなんて気は全くないので、「役に立たないと思ったらいつでも言ってください」と社長には常々伝えています(笑)。

-では最後に、ジュントスの社会的意義はどんなところにあると思いますか?
 
中西:マッスル採用やメディアへの露出など、建設業のマイナスイメージを払拭するために会社としてさまざまな取り組みをしているところがすごく新しいなと思います。私が直接関わっていることではないですが、自分の働いている会社が業界全体にいい影響を与えているんだと思うと、モチベーションにもつながります。

大田黒:若い人の離職率が高いのもこの業界の難しいところですが、そこもしっかり考えている会社だと思いますよ。ゴールドジムの福利厚生などもその一環じゃないのかな。ただ条件面を充実させるのではなくて、みんなで鍛えてボディビルの大会に出ようとか、何かしら働いていて楽しみが生まれるような仕組みが考えられていると思います。
 
田中:以前、営業先ですぐに提示できるように、いくつかの要素をエクセルに入力したら簡単に見積もりが出せるというシステムを作ったんです。何でそういうものを作るかって、自分たちの技術を安く早く提供したいという思いがあるからなんですね。コンクリートでできた橋の耐久年ってだいたい50年くらいで、それが今全国で老朽化していて、どんどんメンテナンスやら建て替えが必要になっている。つまり、需要がたくさんあるんですよ。だったらふんぞり返っていたっていいはずなのに、そういった動きをするところが、ある種ジュントスらしいというか。社会的意義みたいなところにもつながるのではないかと思います。