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大学卒業後に文系未経験からフリーランス1年やってソフトウェアエンジニアになった話|エイチームライフデザイン入社エントリ

この記事はこれからエイチームライフデザインへの転職を考えている人や自分のような文系からソフトウェアエンジニア、Webエンジニアを目指している人の参考になれば幸いです。


このたび、Web エンジニアとして株式会社エイチームライフデザインに 9 月から入社いたしました。

入社してからは、引越し侍の新サービスで主に Web フロントエンドの開発に従事しています。既にいくつもの新機能を実装&リリースしたり、サイボウズさんとの交換留学で来た方と一緒に開発したりと入社してからは退屈とほど遠い日々を送っています。

Webエンジニアになった経緯

「エンジニアになりたい!」

きっかけは大学4年生時の就職活動を通じて「世間的に給与水準が高いという噂のソフトウェアエンジニアという職業になろう!」と思ったからです。

それから本来大学を卒業するはずの年度から卒業を 2 年伸ばして 1 年間は留学に行き 1 年間は独学で Web のことを学んでいました。大学を卒業してからは業務委託という形で Web制作・Web開発の案件を受けていました。

「フリーランスになった!」

大学を卒業してからエイチームライフデザインに入社するまで、18 ヶ月ほどありましたが、その期間ではWeb開発・Web制作両方とも大きい案件から小さい案件まで合計で 10件以上の案件を受けてました。

いわゆる「フリーランスエンジニア」な形で自分の当初の「ソフトウェアエンジニアになりたい!」という目標は達成できていたのですが、ここで自分を苦しめていたのが曖昧な契約の案件を細かくたくさん受けていたことです。ある案件でタスク完了後に仕様を先方に変えられて成果物の納品拒否されたことがきっかけで転職を真剣に考えるようになりました。

僕と同じような状況で業務委託を受ける方は発注者が下請法の対象であるかどうかが、案件を引き受ける引き受けないの良いラインになると思います。

ぼくの気持ち

「転職活動をした!」

そんなこともあって、「この条件を満たす会社に行きたい」と思って転職活動に取り組みました。

  1. エンジニアとして技術的に成長できること

  2. 当事者意識を持って取り組める土壌があること

  3. エンジニアとビジネスサイドの垣根が少ない
    (エンドユーザーに価値を届けることができる)

これらの条件はフリーランスとして働いていた時の体験のアンチテーゼになっています。

  • チームやプロダクトの課題点を見つけ解決・改善策を提案しても
    納品物以外のことは発注者には何も評価されない体験

  • 開発するプロダクトの価値も理解できないまま開発する体験

このような体験からは離れたく会社員として働こうと思いました。

また、当時からぶつかった技術的な課題を全て 1 人で解決して納品できる力はあったものの今まで自分が身につけた技術を切り売りしているだけの感覚がありました。自分がした設計や実装の良し悪しについて真剣に壁打ちしてくれる相手がいなくては一つの技術の理解を深めるまでに時間がかかり自身の技術的な成長に限界が来ると感じていました。

ぼくの気持ち

半年間の転職活動の経緯

「30社お祈りされた」

転職活動の過程はうまくいきませんでした。去年の 12 月(1 年前!)から転職活動を始めてエイチームからのオファーを受諾した 8 月中まで転職活動しましたが、合計で 30 社ほど面接してほぼお祈りされています。

原因は、7 月まで新卒枠/第 2 新卒枠の求人にのみ応募していたことでした。(中途採用にも応募していたのですが、「要業務経験 3 年」に引っかかりほとんど書類で落とされていました。)

新卒採用は、1社の選考フローのうちの面接数がとにかく多く高い思考の言語化能力が求められました。自分は昔から体裁良く考えを人に伝えることがニガテだったので苦労しました。ただ、数を重ねてくると面接中でしゃべる話は決まっているため慣れてきました。

慣れすぎて、とある面接で「次に聞こうとしていたことを(質問の流れで)既に正確に答えてくださっててすごい」と言われた時は完全に面接がテンプレートになっていることを面接官が認めているようで心の中で笑ってしまいました。

ぼくの気持ち

すると、最終面接まで通されるようになりましたが、新卒選考で最終面接を通ったことはありませんでした。ここでも体裁良く考えをわかりやすく伝えることがニガテだったこと、自分がフリーランスとして大学卒業後活動していたことが結果に影響した思っています。

「新卒一括採用」と揶揄されるように新卒採用は教育を前提に行うと思いますが、大学卒業後 1 年間フリーランスとて活動していた自分は教育して会社のカルチャーに染めづらい・活躍させにくい・リスクが高いと面接官に思われたと解釈しています。

ぼくの気持ち

なかなかオファーまで繋がらないことで、社会に否定され続けている様な気持ちがあり人としての自信も失っていきました。また、新卒選考では選考を通じてて苦しい体験をすること多かったです。

ある面接で幼少期のことを話すように要求され、吃音などの自身の生まれつきの特性を述べさせられ、それが業務に支障がないかを面接でジャッジするかのようにいくどと確認された時はさすがに腹立たしさを覚えました。

ぼくの気持ち

「いつのまにかTwitter転職していた」

そこからエイチームライフデザインに入社した転機は、当時たまたま学習していた RemixというOSSのissueにちょくちょく現れる エイチームライフデザインリードエンジニアの @aiji42_dev さんが1Day 選考を宣伝していたことでした。

いつものように落とされるかなと思いながらも、業務経歴書を送ったら OK のメールが返ってきました。自分はまさかと思いつつ面接に向かいファーいただいたのですが、それまでの半年間 30 社にお祈りされ続けてきたので、オファーをいただいた実感が全く沸かなかったのを覚えています。

また、1Day 選考の中では面談と称して、 @aiji42_dev さんと話す機会があったのですが「なぜ、自分の(1 年しかない)業務経歴書を見て通したのですか?」と思わず聞いてしまいました。その時に「Github のコードを読めばちゃんとエンジニアリングできるのは充分に伝わった」という返事をいただいてとてもうれしかったのを覚えています。

それまで新卒選考をしていて、自分が技術者として評価される(そのような観点がそもそも採用の最重要項目に入っている)体験はありませんでしたが、エイチームライフデザインの中途採用では自分の業務履歴書とコードを自分の持つ技術スタックに精通している @aiji42_dev さんが読んで評価してくださったことは運が良かったと思っています。

僕の気持ち

それから、他の会社の中途採用を受けてオファーをいただいたりもしたのですが、結論としてはエイチームライフデザインに入社しました。

入社してから

エイチームライフデザインに入社してエンジニアとして働いてみて本当に良かったです。特に会社の以下の点が気に入っています。

  • 大きい会社として福利厚生を中心に制度を整えていること

  • Qiita Team での発信を中心にお互いに意見を交わす文化があること

  • Ateam People に定義される「チームと変化に前向きな人」が多いこと

入る前のイメージではエイチームグループはプライム企業ということもあり「古き良き日本の文化」があると思っていました。しかし、入ってからの印象としては「会社は大きく文化は若くそれぞれの良いところを持っている」と思っています。

Qiita Team をつかって毎日大量の社内ブログが書かれていて、お互いに意見を交えて認め合っていくライフデザインの文化は自分にはとても合っています。エイチームグループでは、Ateam People という「働く人の理想の人物像」が定義されていますがここに書かれる特性を持つ人が本当に多いなと感じています。

人が良いというのは会社規模でなくて自分の身の回りの人にも感じており、PM は 100%の力で自分を支援しようとしてくださる方ですし、エンジニアリングマネージャーは、組織再編を現在進行形で行っているエイチームライフデザインで常にアツい姿勢で良い未来を実現するために行動していることが発信と対話を通じて伝わってきます。

また、入社した自分はエイチームライフデザインで引越し侍というエイチームグループが 20 年前から運営している息の長いサービスを革新させるべくリリースされた新サービスの開発に従事しているのですが、新サービスは Next.js, Relay, Hasura, Go のといった技術スタックで作られており思いっきり技術的挑戦をスイングしながらもエンジニアのエゴに偏らずサービスのことを考えて設計されています。
また、機能開発が多い中でも保守開発の大切さをチーム全体が理解していてエンジニアの目線から適切なタイミングでリファクタリングを入れられる環境にあります。

つまり、素晴らしいチームに来て感動しています。

これから

技術的な研鑽と一緒に自分がニガテだった言語化の克服を目標にしながら
プロダクトに正面から向き合っていきたいです!


【最後に】
一緒に開発してくれるメンバー絶賛大募集です。もしチーム/会社で働きたい人がいたらお声がけください!


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