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【今だからこそ】あくまで他人の話。という観点のススメ

元旦からこんなに大きな地震と
飛行機の事故や電車内での事件など
すっかり「おめでとうございます。」と
言えない年明けになりましたね。

全ての表紙絵は、AIで描かれています


正月、という、比較的皆時間がある時に
これだけたくさんのニュースがあったり
話題のTVやネット番組があったりして
恐らく皆さん「受け取る」事
がかなり多くなっているタイミングだと思います。

様々な情報が飛び交う今だからこそ
僕が一つご提案したいのは
得る情報を制限する、即ち

インプットを少なく保つ

という事です。
これは、多くの人が思っている以上に
大きな影響を与えているので
試してみる事をオススメします。

情報過多がもたらす事

の問題点は幾つもありますし
その根拠となる論文なども
挙げればきりがないので
是非AIにでも聞いてください。
今回は2点だけお伝えします。

Digital Distruction

人間の脳みそは
現在ネットを通じて得られる程の
短期間で膨大な量の情報をさばき、理解し、
行動に移せるようにはできていません。
ほんの30年ほど前までは
一日一回の新聞や夕方のニュースで
その日の出来事を知り、
それを近所や家族と話す程度が
私たちの「普通」でした。

現在は
それこそTwitter, Youtube, Tik tokなどを
開けば開くだけ新しい情報が
あなたの元に訪れます。
それにより何が起こるか?

こちらのエントリーで紹介した本「選択の科学」を書いた
コロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授の有名な実験。
「選択肢が多すぎると、人は選べなくなる」
現象があなたの中にも起こります。

情報を多く取り入れ過ぎた結果
脳は混乱を起こし
自分の人生に活かすための情報のはずが
情報に振り回される思考回路
になってしまう。

特に問題なのは、
SNS、だけでなく、今は多くの報道メディアが
事実と解釈が無意識に混在する
情報を提供しています。

また、
個人・報道機関関わらず
クリック数を稼ぐために
大げさ、不正確、煽情的なタイトルを付けて
本来の出来事に過剰な意味を与えようとします。

一つの例

大手報道機関の朝日新聞ですが
このタイトルと、緊迫感のある動画にひっぱられ
多くの人が閲覧し拡散しました。
ただ
「機内で突然の出来事に混乱した乗客」がいるのは当然で
それに対して
「日頃の訓練や決め事に沿って対応した乗務員」
という事実。
この記事やタイトルはそれよりも
まるで
「乗客が乗務員の対応を非難した」
というような体裁に見えてしまう。
そこに多くの方が「反応」し
朝日新聞を非難するだけでなく
この乗客に対して避難する声も起こります。

重要なのは、この件、誰が正しいとか言う事に
捉われる事自体に
私達が幸せになる方向とは関係が無い
という事です。
こういった情報や、コメントのやりとりや
それに対する賛否や
そのどれもが
私達自身が今日する事や
幸せや目標の為に頑張る事に対して
役に立っていない。
にも関わらず、いつの間にか僕らは
こういった「自分ではない話」に
何十分も何時間も費やしてしまい

頭はどっと疲れるのだけど、
結局今日何したんだっけ?という事になってしまう。

本来自分の話では無い事に
エネルギーを奪われてしまっている。

2つ目の問題点は
人は得た情報に必ず影響を受けてしまう生き物
だという事です。

人間には物事をどう見るかという「視点」が必ずあり
その視点は日々の生活の中で作られてきます。
その視点を養うという意味では
一見多くの情報を得る事は役に立ちます。
しかしそれ以上に
今反乱している情報により
あなたの中にどうしても入りこんでしまう視点が
非常にやっかいなのです。

AIさんが描きました

批判的な評論家

現在世界中で多くの人が陥っている症状。
自分の信念を持って挑戦し、失敗し、それでも続ける人
よりも、
他人の情報を受け取り、それを善悪で裁いたり
うまくいかなかった人を批判するなどの
批判的な評論家視点がどうしても習慣になってしまう。
TwitterやYoutubeのコメントは、つまり評論家の集まりなので
それを目にするたびにあなたも少しずつ評論家になる。

評論家になる事の一番の問題点は
自分が何かを始めたり挑戦しようとする時に
始まる前から頭の中で自分への批判を始める
事にあります。
頭の中にいつの間にか生まれた
「評論家」や、もっと厳しい「裁判官」
あなたの脳内で大量の批判と裁判を行い続けます。

他人をジャッジする事に慣れた人は
自分がリスクある行動を起こすことができません。
そうしてまた、
何かを「する人」ではなく、
見ながら「批評する」側に回り
続け
時間は過ぎ、年を取り続けます。

情報のインプットは基本的に素晴らしい事

ですが、
現代の情報の氾濫の仕方は
非常に危険だと思っています。

たくさんの情報を処理している内に
私達の時間、エネルギー、感情、思考回路は奪われますが
それによって得るものはそこまで多くありません。
何より、それによって私達自身が
自分の人生を生きる為に使う時間・エネルギーが
足りていないのが、
今多くの人が陥っている

毎日忙しいけど何もできていない現象

の原因なのではと思っています。
世の中には無限のニュースがあり
楽しかったり苦しかったり可哀そうだったりもしますが
あくまでそれは、その人達、自分ではない人達の物語であり
なにより私達は
自分達の物語を生きる為に今ここにいるのです。

「世の中」から離れて
「あなた」という世界で生きるのが
とてもオススメです。

じゅんでした。


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