Jun

1993年生まれ ドローイング・アーティスト小笠原純の日記 https://www.…

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1993年生まれ ドローイング・アーティスト小笠原純の日記 https://www.instagram.com/jun15o/

最近の記事

匂い

2023年10月30日月曜日 晴れ 最近匂いに敏感になった。というか、人間の匂いに敏感になった。体臭なのか、衣服の匂いなのか、分からない。 外を歩いていると、すれ違った人の匂いで吐きそうになることがままある。その多くは男性。 非常に困るのが、同じ家に住む男性に対してもその反応が出てしまうことだ。というか、今まですれ違ってきたどの人よりも、同じ家に住む男性に対したときが一番きつい。えずく。えずかれる方も気持ち良いものではない筈なので、自ずと物理的に距離を取ることになる。 リ

    • 散文3

      2023年10月28日土曜日 晴れ おだんごを家で作ってみたい、と7歳の人が昨日から言っていたので、7歳の人が図書室から借りてきたレシピ本を元に材料を買い、ふたりに作ってもらう。 しかしそれすら楽しくできない。生地をこねるのにポリ手袋を何枚も出す7歳の人に猛烈にイライラする。主に7歳の人が工作に使う作りかけの折り紙や輪ゴム、お菓子の空き箱、テープやハサミが点在するリビング。汚い部屋、と思う。家にいるとため息しか出ない。そんな私を察してか、黙って生地をこねる二人。本当に嫌にな

      • 結構来ている

        2023年10月24日月曜日 晴れ 一昨日の夕方、両親が家に来て、私と父、夫で話す。この人何も分かってない、というかそもそもの価値観が違う、ということを再確認することになった。 昨日は一日仕事。乗り切れるか本当に心配だった。身体的にではなく、精神的に。出勤するとき、これほど気が重かったことはここ最近ではなかったと思う。 恐らく周囲の様子はさほど変わってはいないのだが、ことあるごとに誰かの言動が耳につき、心がざわついた。今の精神状態のせいだろう。5、6月の調子の良いとき、職

        • 一時避難

          2023年10月21日土曜日 くもり 無理だ、と思い子ども達を連れて友人宅に避難。結局夜の7時までお邪魔した。その友人も日々の生活に疲れきっていて、あらゆる点で共感し合ってしまった。共感されない方がある意味では喜ばしいのだが。

          ふたりの

          2023年10月19日木曜日 晴れ 何日か前から、お風呂で髪を洗い終わった頃になると胸が苦しくなるようになった。バスタブから上がってすぐのタイミングだからかナ、などと思ったりもしたが、本当のところは分からない。 心因性の可能性もある、と今日になりふと思う。ストレスによって起こる動悸、実は過去に何度か経験している。私は覚えていないが、母曰く大学受験のときにも「胸が苦しい」と言っていた、と聞いたこともある。 これで思い起こされるのは、もちろん『ふたりのベロニカ』。登場する男

          ふたりの

          平穏

          2023年10月17日火曜日 晴れ 朝目が覚めて、あ、回復した、と思った。 一昨日の夜から喉がイガイガするなあと思っていたところ、昨日の朝になると全身の倦怠感、頭痛、強まった喉の痛みに襲われていた。しかし昨日は仕事。それも元々出勤の予定でなかったところを無理言ってシフトに入れ込んでもらっていたので、どうにも休みづらかった。この融通の利くところは、数少ないこの職場の良い点でもあるのだが。 早退することになるかも、と不安を抱きつつ出勤し、結果何とか一日を乗り切った。家を出る前

          金木犀

          2023年10月13日金曜日 晴れ 突然の訃報。 知り合いではない。でもいつかどこかで出会うことがあるかも知れない、と思っていた。 朝、窓の隙間から金木犀の香りが部屋に入って来ているのに気づいたとき、幸せだった。 いくつかの事案において、どのように進むべきか判断に迷っている。深い森の中で立ち往生しているような気分。数ヶ月後の己はどうしているだろうか。 素敵な人だった。周囲の皆が彼女を愛しているように見えた。 誰もがいつかは死ぬんだな。5歳の人は時折、思い出したように「

          奇跡の同僚

          2023年10月12日木曜日 晴れ もー乾燥し始めてるなあ。風呂上がりに全身オイルを塗りたくる日々がまたやって来る。 今日は同僚ミチ氏と会った。 彼女と出会えたというだけで、あの職場に入った価値はあったと思う。 趣向は全く違うが根の部分が近いのか、共感しながら多くを語り合える貴重な友人だ。ミチ氏は二人のお子さんと三人で暮らしている。夫のある部分に難がある(あった)という点でも深く分かり合えるし、私にとっては、彼女にしか話せないようなことも多い。 そして、これは彼女の魅力

          奇跡の同僚

          エブドロ再起

          2023年10月11日水曜日 晴れ ずっと木曜日だと思っていたら、今日は水曜日だった。朝慌ててプラゴミを出した。 今日の午前中は絶対にもりもりと描くと決めて、有言実行、本当にもりもりと描いた。これがエブドロだよなあ…と、初心に帰ったような、とても楽しい気持ちで4時間近く、クロッキー帳6ページを埋めた。量が必要なときも確かにある。 エブドロを開始する前に、ファイルの中から7年前の落書きを見つけた。上の子が1歳のときに、夜中に夫とこそこそ描き合ったものだった。母からは変な夫

          エブドロ再起

          眠り

          2023年10月10日火曜日 くもり晴れ 寝ても寝ても眠い。今朝は5:41のアラームに叩き起こされたあと、瞬時に寝落ち、6:00の追いアラームに再度叩き起こされた。 疲れているからだろうか。それともこの秋の空気が常に眠気を誘うものなのだろうか。 カウンセラーに「疲れている」という話をしたとき、そりゃそーでしょ、とあっさり返された後の彼女の言葉が頭に残っている。「いっそ一ヶ月くらい休めたら良いのにね」 本当にそう思う。子ども達が小さい今、当然彼らの帰りは早く、貴重な休みの日

          昨今の体重減少と気付き

          2023年10月9日日曜日 くもり 昨晩実家の体重計に乗ってみたら(うちにない)2ヶ月前に測ったときから2キロ減っていた。これで3月から合計8キロ減ったことになる。どうしちまったんだい、と身体に聞きたくなる。 5月、6月と連続で子どもの風邪を貰い、食欲が減退したのがきっかけではあった(6月の風邪は点滴を打たれるくらい割と酷かった)。そこから市販のお菓子をほぼやめ、ほんの少しの運動を始めただけ。それだけでこんなに減るものなのか、体重って。 おかげで手持ちのズボンの多くがサイ

          昨今の体重減少と気付き

          散文2

          2023年10月6日金曜日 晴れ 水曜の夜のMさんとの電話で気持ちが前向きになり、昨日は一日仕事だったものの朝家を出る前、夜皆が寝静まったあとの僅かな時間に己に課したタスクをこなす。 その流れで今日は某ギャラリーへ下見に行こうと、朝から若干日々の疲れを感じつつも張り切っていたわけだが、7歳の人、微熱。この時点で今日の自由時間の消滅が確定。もちろんギャラリー下見も不可能。 5歳の人も怪しい咳をしているが、それ以外は普段通りなので幼稚園へ送る。帰ってから小児科の診察を予約。

          散文2

          無知を知ること

          2023年10月4日水曜日 天気忘れた DeepLとnoteとXのアイコンの色合いが似てるので、何回も押し間違えてしまう。たぶん配置も悪い。 ここ最近はずっとDialog for Peopleのポッドキャストを聴いている。知らなかったことがあまりにも多い。が、知ることは辛くも楽しい。 先月の4日に渋谷に髪を切りに行ったとき、ついでにユーロスペースで『福田村事件』を観て行くか迷った末、結局観ずにそのまま帰った。やっぱり観れば良かったな。きっとすぐに配信されるだろうとたかを

          無知を知ること

          散文

          2023年8月28日月曜日 晴れ こんなに気分が沈んでいるのはいつからだろうか。 一昨日くらいからな気もするし、もう数週間経っているような気もする。 昨日は友人に会う予定があり、いくらか気が紛れることを期待したが、結局そうはならなかった。 何かに期待することを一切放棄したいと願いつつ、無意識に何かを求めてしまう。 この落ち込みは、福島の汚水放出の件が大きな要因を占めている。地元の人々や近隣国の強い反対の中での放出。安全だとデータを示されたところで、改竄を繰り返す政権の言う

          旅ロス

          2023年8月21日月曜日 晴れくもり雨 日記の存在を忘れていたわけではない。 下書き保存を繰り返している間に日にちだけが過ぎ、ついにそれなりの量になったところで全て削除した。つまり書き上げることができなかった。 今日こそは最後まで書く。 先週末に家族でまた海に行った。 いつもは房総だが、今回は趣向を変えて初めて茨城の海辺の町へ。これが想像以上に良いところだった。 冬はあんこう鍋が名物らしく、ひとり、または友達と寒い季節にその町を訪れ、鍋を囲む自分を想像してみた。そのとき

          旅ロス

          マリア・ポリドゥリ

          2023年7月29日土曜日 晴れ 暑すぎ 新たな詩人との出会いがあったが、作品が邦訳されてなかった。英訳の本を読んでみるべきか。 20年代らしいショートカットの写真が並ぶ中に、一枚だけ男のような短髪の写真があって素敵だった。 条件が合えば私もあれくらい短くしたいのだが。 “まるで個人的な日記を書いているように詩を書いて”いたらしい。 エブドロも私にとっては“毎日の個人的な日記“だ。 “彼女にとって表現とは、彼女の感情世界で起きている出来事を、彼女のロマンティックな性格

          マリア・ポリドゥリ