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金木犀

2023年10月13日金曜日 晴れ

突然の訃報。
知り合いではない。でもいつかどこかで出会うことがあるかも知れない、と思っていた。

朝、窓の隙間から金木犀の香りが部屋に入って来ているのに気づいたとき、幸せだった。

いくつかの事案において、どのように進むべきか判断に迷っている。深い森の中で立ち往生しているような気分。数ヶ月後の己はどうしているだろうか。

素敵な人だった。周囲の皆が彼女を愛しているように見えた。
誰もがいつかは死ぬんだな。5歳の人は時折、思い出したように「ほねになりたくない(=死にたくない)」と不安げにこぼす。

はー、良かったなあ。としみじみ思いながらこの世を去れるような選択を続けられたらいい。そのために何を最優先にするべきかは、本当のところ、分かっているのではなかろうか。

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