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昨今の体重減少と気付き

2023年10月9日日曜日 くもり

昨晩実家の体重計に乗ってみたら(うちにない)2ヶ月前に測ったときから2キロ減っていた。これで3月から合計8キロ減ったことになる。どうしちまったんだい、と身体に聞きたくなる。

5月、6月と連続で子どもの風邪を貰い、食欲が減退したのがきっかけではあった(6月の風邪は点滴を打たれるくらい割と酷かった)。そこから市販のお菓子をほぼやめ、ほんの少しの運動を始めただけ。それだけでこんなに減るものなのか、体重って。
おかげで手持ちのズボンの多くがサイズが合わなくなった。殆どベルトを思い切り締めなければならず、気軽に穿けるものが一、二本という惨状。痩せるということは世の中では良いこととされているが、これはこれで考えものだな、と今の私は思う。

結局5歳の人は発熱せず、土曜日の運動会は無事行われた。小学校の運動会を観に行ってから、家の反対方向にある幼稚園の運動会へはしご。幼稚園の方は観覧の人がすこぶる多く、疲れた。しかしノリノリで頑張る5歳の人が見られて良かった。
もうこの園では最後の運動会。練習よりもずっと集中して皆出来ていました、と涙ぐむ担任の先生を見て、グッと来た。一人一人をよく見てくれて、良い意味で面白がってくれる、賢く素敵な先生なのだ。

村上春樹の本を読んでいたら、ちょうど今の私が欲していたような文章が書いてあり驚いた。こういうことってあるよなあ。今の大変さが、この先実を結ぶことになるかも知れないから、そう思って前に進んでください、というようなこと。確かにそう思うしかない。

春樹(両親の慣習を継ぎ下の名前で呼んでいる)が小説家になる前の話を、初めて本人の文章で読み、当然ながらそれは私とは全く違う人生なのだが、何か近いものを感じてしまった。ただの思い込みかも知れない。しかし30を迎える人たちの心境って、どこか似通っていたりするのだろうか。立花隆さんは人間の意識も竹の根のように繋がっていると言っていた。

自分が経験したり感じたりしていることは、世の中的に見たら大したことではないとずっと思ってきた。でも世の中って何だ。つらさも、大変さも、悲しみも、もちろん良いことも、人と比べて測るものではない。今まで自分なりに頑張ってきたのだ、とこの数日になって初めて思えた。カウンセリングとMさんと、村上春樹のおかげだ。

5月に始めたエブドロを一冊の冊子にまとめようと思っている。来月のシフトも出たことだし、今日こそ編集人のY氏に連絡する。冊子のデザインの相談に乗ってもらいたい。
今年度中に完成を目指す。それに合わせて、春か夏に展示ができたら良い。誰かが読んでくれているのかは分からないが、こうして公共の場に書いてみることで、己を追い込むなどしてみる。

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