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#シロクマ文芸部
週刊シロクマ文芸部|3/3
こんばんは。
やさしい文芸・写真の人、小牧幸助です。
私は水が好きです。飲むのも好きですが、
光が反射するさまを見るのも好き。
さて、本題です。
本記事では先週のシロクマ文芸部の
レギュラー部員の方の作品などを
ピックアップしてご紹介します。
シロクマ文芸部? レギュラー部員?
と思われた方は以下の記事をオススメします。
シロクマ文芸部をより深く楽しみたい方は
ぜひレギュラー部員にご参加
バァバから優美ちゃんへ #シロクマ文芸部
十二月一日 優美ちゃん初めてのお誕生日おめでとう。
今日生まれてきてくれてありがとう。
抱っこしたら、生まれたてなのに髪の毛もまつ毛もフサフサで、ずしりと重くて驚きました。
「優美」という名前は、あなたのお母さんとお父さんが相談して決めたそうです。
「優美」と書いて「ゆうみ」と読む。
どうして真ん中に「う」を入れたのか、お母さんに聞きました。
「う」は、「うれしい・うふふ・ウキウキ」の「う」
りんごちゃんのかくれんぼ
りんご箱の蓋をワクワクしながら外す。
りんご箱は木でできている。
木箱に釘で蓋をしてあるので、おじいちゃんが丁寧に釘抜きで抜いてくれた。
蓋を外したら、見えたのはりんごじゃない。
「あれ?ちゃいろいつぶつぶがいっぱい。りんごちゃんはどこにいるの?」
おばあちゃんがフフフと笑って「りんごがかくれんぼしてるんだよ。もういいかい?って聞いてごらん。」
「もういいかい?」
「もういいよ!」
おじいちゃん
童話丨街クジラのマチクン
街クジラのマチクンのお話をするよ。
お母さんは毎日寝る前に布団の上で絵本を読んでくれるの。
・・・
「街クジラのマチクン」
海にいるクジラの仲間の中に、とてもとても小さいクジラがいました。みんなより泳ぐのが遅かったり、餌を見つけるのも大変で、いつも仲間達に支えられ助けられて生きていました。ある日その小さいクジラは考えました。
「ボクも何かの役に立ちたい。一体何ができるんだろう。」