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やっぱり詰めこんじゃう長野バスツアー記①別所温泉・北向観音

 いくつになってもギリギリを攻めがちなじゅんぷうです、こんにちは。2022年は数えで7年に一度の善光寺御本尊御開帳。コロナの影響で期間延長された、その最終日3日前に、参拝に行くことができました!

とある理由で
「どうしても善光寺にお参りしたい」
欲求が高まり、
この御開帳に行かねばなるまいと、
最初は新幹線か高速バスを使っての日帰りか、
コロナ前まで年に1~2回お出かけしていた
松本とセットで1泊のつもりでした。

 でも、せっかくだから。

「いつかもうひと足伸ばして行ってみたい」
場所のひとつ、戸隠にも行けないだろうか…
あれこれアクセスや時間を調べた結果、
今回は松本は見送り、
善光寺と戸隠両方に行ける東京発の
バスツアーにたどり着いたのでした。

【一生に一度は参りたい♪ 日本有数のパワースポット「戸隠神社」&「善光寺」・北斎と花のまち「小布施」松代温泉2日間】 

という、ツアータイトルだけで
「え、そんなに?」と
何だかもう2時間サスペンスみたいな
めくるめく旅の予感。

旅に先立ちまして…

戸隠神社奥社へは山道を歩くので、旅の前にトレッキングシューズをスニーカーコインランドリーで回しながらの読書

『カンナ 戸隠の殺皆』
こちらの小説を再読。
高田崇史『QED』『カンナ』シリーズに
少なからず影響されているわたし、
そうだ戸隠といえば! と
もう12年も前の『カンナ』戸隠編を
引っ張り出して旅の予習としました。

初めてのおひとりさまバスツアー、
御朱印帳を手に出発です!

別所温泉・北向観音堂

バスは関越道~上信越道で長野へ。
7時過ぎに新宿を出発してトイレ休憩1回、
11時半ごろ最初の目的地に到着。
渋滞もなくスムーズでした。

着いたのは、
あの華麗なツアータイトルには入っていないけど
上田市・別所温泉の老舗おまんじゅう屋さん。

出発前に
<おまんじゅう屋さんでお買い物20分、
このあと行く戸隠が積雪や荒天で
奥社まで行けない場合は
ここ別所温泉の北向観音堂をご案内>
となっている行程表を見て、
この20分は大人の事情というやつだなと
大人的理解をしていました。

いざ着いてみたら、
お買い物の案内もされたものの
北向観音にお参りする時間が
組み込まれているではないですか。
行けると思っていなかったのでうれしい。

というのも、
北を向いたお堂は全国的にも例がなく
この北向観音さまの「北」とは善光寺の方角。
現世利益を願う北向観音さまと、
極楽往生を願う阿弥陀如来をお祀りする
「南向き」善光寺、
どちらかだけでは片参りといわれるんだとか。

向かい合う両者の距離、約50キロ。
両参りできるのもバスツアーのおかげです。

バスを降りたら自由散策。
北向観音堂までは徒歩約10分。
2、3日前から東京も30度超えでしたが、
長野もヤバい。
UVカットパーカーを羽織って
日差しをガードしながら歩きます。

おみやげにいただいた厄除けまんじゅうを食べ歩き。家を出てからかれこれ6時間、これが今日の朝ごはん。しみた。
参道入口。観音堂へのアプローチもよい風情
着きました!

平安時代に
比叡山延暦寺座主の慈覚大師円仁によって
開かれた天台宗の寺院とのことですが、
平維茂が戸隠の鬼女・紅葉(もみじ)
退治する際にこちらで祈願して無事成し遂げたとか…
鬼女・紅葉って『カンナ』で予習したやつー!  

どうして秋の紅葉を愛でることを
「紅葉狩り」と言うんだろうと思っていましたが、
この鬼女伝説からきているというわけです。
誰が「紅葉狩り」などと言い出したのか、
本当に紅葉が鬼女だったかどうかはともかく、
戸隠と何らかのいわくがあったのですね。
お参りして、境内を散策します。

お獅子が乗る香炉
観音堂のきわきわまで緑
崖にへばりつくように建っている温泉薬師瑠璃殿
樹齢1200年の愛染かつら。奥には鐘楼。梵鐘は戦時中に金属の供出で行方不明になったという「獄門島」展開
東京ではほぼ見ごろを終えつつある紫陽花、長野ではまだまだキレイでした

バス駐車場までもどってきて、
おまんじゅう屋さんをのぞいたら
売店の窓口には何組か並んでいたので
ちょっと周辺をうろうろ…

南向き猫
千曲川の支流、湯川にかかる愛染橋

惟茂将軍塚、別所神社など
気になるスポットもいろいろありましたが
団体行動にもどります!

お昼ごはんを食べたら次は戸隠に参ります。

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