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北欧ヴィンテージ家具の店舗立ち上げに先がけ、オンラインストアの運営をしています。

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    Karin Mobring / ‘Stabil’ ダイニングチェア

    一脚でも、並べても生真面目でよき仕事をコツコツと重ねていた頃のIKEAが残した良心。Karin Mobringによりデザインされたこちらは、どこか山小屋的な素朴さと隠しきれないモダンさが絶妙にマッチングしたダイニングチェア。簡素かつ牧歌的でありながら、こまかなディティーリングで緻密に攻めているこの感じは、イルマリ タピオヴァーラの世界観や、どこかフレンチモダンとも通ずるもの。傾斜をつけられたスリット構造の座面は、板座ながら望外の座り心地に驚かされる。2脚以上をぴったり並べるとベンチのように使うことができ、また、座面の張替を考えなくても良いため、飲食店の什器としても優秀この上なし。(これでもかと丈夫な造りも○)良質な日用品は庶民にも間口を開いている、そう感じさせてくれる一脚です。maker : IKEAdesign : Karin Mobringmaterial : pinefrom : Swedenyear : 1970'ssize : W460 H460 H760 SH460maintenance : 締め直しおよびクリーニングno : 2209DK091ex : 3脚ストック(掲載価格は1脚あたり)
    ¥27,500
    𝐟𝐥𝐨𝐨𝐫
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    Hans J. Wegner / RY series スタッキングシェルフ

    Wegner's basicウェグナーの家具の中でも質の高いキャビネット類を多く手がけたRY moblerによるブックシェルフ。RY17などとセットされ上箱として出回ることの多いRY5を、床置き仕様の単体として仕立てたものにブックケースをセットされた今回の個体。どちらかといえば台輪に近い側面からの印象ながら、前面と後面を塞がずに側板の延長をそのまま脚部とすることで、4本脚スタイルの軽やかな印象と、台輪ならではの設置の安定感、そして、ユニット家具を並べた時には4本脚スタイルにはないまとまり感を絶妙に融合することに成功しているのだ。ダメージを負い易い脚部先端には、無垢材をあしらうことでさらりと解決。そこを無垢にすることで得た強度を生かしつつ、一部分をほんのり欠き込むことでより軽やかに。なにせ、嫉妬するくらいに隙がない。収納し易さは言わずもがなで、ゆとりのある奥行きは、ぎゅぎゅっと思い出絵本を詰め込んでも、大ぶりな洋書たちさえもすんなりと受け入れてくれて、まだ入るよと言わんばかり。この安心感。ごくごくベーシックに見えるスタイルも、やっぱりウェグナー。普通という基準が違うなぁと、つくづく感じさせられる良品です。maker : RY moblerdesign : Hans J. Wegnermaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1960〜70'ssize : W1000 D335 H1780(H1130+H650)maintenance : oil finishno : 2312DK074
    ¥286,000
    𝐟𝐥𝐨𝐨𝐫
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    Karin Mobring / ‘Stabil’ ダイニングチェア

    一脚でも、並べても生真面目でよき仕事をコツコツと重ねていた頃のIKEAが残した良心。Karin Mobringによりデザインされたこちらは、どこか山小屋的な素朴さと隠しきれないモダンさが絶妙にマッチングしたダイニングチェア。簡素かつ牧歌的でありながら、こまかなディティーリングで緻密に攻めているこの感じは、イルマリ タピオヴァーラの世界観や、どこかフレンチモダンとも通ずるもの。傾斜をつけられたスリット構造の座面は、板座ながら望外の座り心地に驚かされる。2脚以上をぴったり並べるとベンチのように使うことができ、また、座面の張替を考えなくても良いため、飲食店の什器としても優秀この上なし。(これでもかと丈夫な造りも○)良質な日用品は庶民にも間口を開いている、そう感じさせてくれる一脚です。maker : IKEAdesign : Karin Mobringmaterial : pinefrom : Swedenyear : 1970'ssize : W460 H460 H760 SH460maintenance : 締め直しおよびクリーニングno : 2209DK091ex : 3脚ストック(掲載価格は1脚あたり)
    ¥27,500
    𝐟𝐥𝐨𝐨𝐫
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    Hans J. Wegner / RY series スタッキングシェルフ

    Wegner's basicウェグナーの家具の中でも質の高いキャビネット類を多く手がけたRY moblerによるブックシェルフ。RY17などとセットされ上箱として出回ることの多いRY5を、床置き仕様の単体として仕立てたものにブックケースをセットされた今回の個体。どちらかといえば台輪に近い側面からの印象ながら、前面と後面を塞がずに側板の延長をそのまま脚部とすることで、4本脚スタイルの軽やかな印象と、台輪ならではの設置の安定感、そして、ユニット家具を並べた時には4本脚スタイルにはないまとまり感を絶妙に融合することに成功しているのだ。ダメージを負い易い脚部先端には、無垢材をあしらうことでさらりと解決。そこを無垢にすることで得た強度を生かしつつ、一部分をほんのり欠き込むことでより軽やかに。なにせ、嫉妬するくらいに隙がない。収納し易さは言わずもがなで、ゆとりのある奥行きは、ぎゅぎゅっと思い出絵本を詰め込んでも、大ぶりな洋書たちさえもすんなりと受け入れてくれて、まだ入るよと言わんばかり。この安心感。ごくごくベーシックに見えるスタイルも、やっぱりウェグナー。普通という基準が違うなぁと、つくづく感じさせられる良品です。maker : RY moblerdesign : Hans J. Wegnermaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1960〜70'ssize : W1000 D335 H1780(H1130+H650)maintenance : oil finishno : 2312DK074
    ¥286,000
    𝐟𝐥𝐨𝐨𝐫
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    Hans J. Wegner / AT15 コーヒーテーブル

    ベーシックハイウェグナーの考えるベーシックって、こういうことだろう。このAT15というモデルに触れると、あらためてそう考えさせられる。デザインにおける彼の‘らしさ’は、そのやわらかな丸みをまとったフォルムから強く感じられるもので、盟友モーエンセンにおいては角をのこした骨太さから強く感じられる。それらを簡潔かつ丈夫に仕上げるため、意匠面の手入れをやりすぎず、なるべく加工工程を増やさない。それがベーシックさ、普及へとつながる大きなところで、このテーブルからは、らしさを纏わせつつ普及を前提としたハイレベルなコントロールの力量が見てとれる。実物をあらためて観察してみると驚かされる、木部は天板・貫・脚部×2の部材4点という潔さ。じつに少ない要素のなかでウェグナーがデザインポイントにしたのは脚部を天板よりわずか外側へとオフセットさせたところで、彼のデザインしたベンチや一部のテーブルでも見られるこの手法をスパイス程度に取り入れたことで立体感と豊かな表情をこのテーブルに与えることに成功しているのだ。構造面でも少ない部材の一点一点にしっかりと仕事をしてもらえるよう部材の厚みや接合に配慮をしており、大衆が日常道具として‘長く’使うという観点を決して疎かにしない。その匙加減たるや、さすがとしか言いようがないもの。このAT15はウェグナーのデザインしたテーブル類の多くを担ったAndreas Tuckによるものだが、ソファ類の多くを担ったGETAMAによるGE290やGE236シリーズとの親和性を強く意識したデザインとなっており、共通要素の多いデザインとともにサイズバランスも当然ながらシンデレラフィット。(Andreas Tuckの衰退後、このテーブルは突板仕様でGETAMAが製造を引き継いだのも自然な流れでしょう)工房の垣根を越えたインテリアシーンの創造でありつつ、大衆の生活レベルを向上させるという一役を担ったに違いない良作の一つです。maker : Andreas Tuckdesign : Hans J. Wegnermaterial : oakfrom : Denmarkyear : 1950〜60'ssize : W1500 D600 H560 maintenance : oil finishno : 2312DK005
    ¥249,700
    𝐟𝐥𝐨𝐨𝐫
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from Denmark ②

飛行機の遅れからバタバタのスタートとなった初日を終えて、ホテルへチェックイン。 夕飯を食べに出るつもりが、そのまま就寝してしまいました。 時差ボケもあり、深夜に目が覚めたり。 二日目も早朝から馴染みのディーラーへ訪問。 郊外の、森に抱かれたそこへはもう5〜6年ぶりくらいの訪問でしたが、新しく加わった若手のスタッフさんに駅まで迎えに来てもらい、お昼過ぎまで買付。沢山の家具や照明を譲ってもらうことができました。 駅から続く気持ちの良いロケーション、二日目にしてデンマークに来たんだ

    • from Denmark

      4年ぶりにデンマークへとやってきました。 デンマークへ渡航する際の定番だったSASのストライキにより、Finnairでフィンランドを経由しての長旅。 ほぼ24時間近くかけての入国ゆえ感慨にでも浸りたいところ、ヘルシンキからコペンハーゲンへ向かう飛行機の遅れで息つく間もなくアポイントの時間ギリギリ。 滑り込みの買付スタート。 初日は勤めの頃からお世話になっているディーラーを巡るスケジュール。 久々の再会、拙い英語で喜びを伝えたのちに仕事を開始。 物を大量に見過ぎて目が疲れる

      • ヨハネス アンダーセン

        もっとも優美なチェストの一つじゃないかなぁ。 そう思わされる Johannes Andersenのチェスト。 ベッドサイドにちょうど収まる小さなサイズの二段タイプもあるけれど、このラージサイズは目にする機会がうんと少ない。 彼は流線的なシルエットのデザインを得手としていて、ダイニングテーブルやチェアでその感性を存分に見せてくれているけれど、角=エッジがあるのが当然の箱ものと呼ばれるチェストやキャビネット類でも、そのデザインとシルエットへの執念を見せるのだから凄い。 あまりに

        • 50年以上の時をへて

          巨匠ウェグナーがデザインした数多くのチェア。 そのうちの二脚であるCH36とCH38は兄弟のようなモデルで、CH36がデザインされた翌年にそれをリデザインする形でCH38が誕生している。 その間をとるようにしたCH40というモデルもありそちらは不在だけれど、そんな兄弟のようなモデルを同じタイミングでオンラインストアに掲載できることも珍しく、ここぞとシャッターを切った。 製造された年もたまたま一年違いの1967年製と1968年製。 50年以上の時をへて、工房から一万キロ近くも

        from Denmark ②

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          STOCK ITEM

          オンラインストアに掲載前のストックリストです。 【SEAT】 ・Johannes Andersen model.16 ダイニングチェア チーク × 2(Uldum Mobelfabrik) ・ Svend Aage Eriksen イージーチェア チーク(Glostrup Mobelfabrik) ・ Arne Vodder model.164 & 164F ハイバックチェア オットマンセット チーク(CADO) 【TABLE】 ・Dining ・ Villy Sc

          STOCK ITEM

          美しさ

          ゆっくりと更新をしているオンラインストア。 良い商品をちいさな規模でセレクトしていると、デザイナーが明瞭なアイテムがメインとなってくる。 そんななかで、はじめてのアノニマスデザイン。 誰がデザインしたか、どこのメーカーが作ったか。 失敗しない、確実なもの選びをするのに有用な情報ではあるけれど、情報はないのに美しい事実を帯びた家具が稀にあって、そんなチェアをみつけた。 デザインはもちろんのこと、張地で隠れて分からない構造材の剛性と重みからして異質。 ちょっと奇をてらったデザ

          とどける

          さまざまなタイミングが重なり、ちいさなオンラインストアでモーエンセンのデイベッドを見つけてくれたご家族へ、直接お届けに伺うことができた。 かたちのないオンライン上でのやり取りが、はじめて現実になる納品シーンはとても大切で、とても愛おしい。 家具も、使い手の日常空間でより活き活きした表情をみせてくれる。 使ってこその道具。 良い時間でした。

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          引き継ぎ

          偶然のきっかけから、オンラインストアへ掲載する前にお求めを頂いたモーエンセンのデイベッド。 つぎにどのような環境で使われるのかが分かり、いつも以上にお届け後の姿や使われるシーンを具体的に想像することができて、とても豊かな気持ちでメンテナンスにあたることができた。 遠くデンマークで数十年も前に生み出され使われてきた家具を、快適な日常道具として使い続けてもらえるよう準備する時間。 しっかりと最後まで、気を抜かず。

          引き継ぎ

          お手本

          2021年。 年が明けた最初の更新がこの一脚になったのは偶然だけれども、デンマークモダンデザインの歴史をつくったと言っても過言ではないコーア クリントが教会のためにデザインしたこのチェアは、凛とした佇まいやクリントというデザイナーの歴史的な立ち位置を考えると、新年のスタートにとてもフィットしているように感じる。 彼のデザインしたアイテムの多くは英国クラシック家具をリデザインし、その佇まいを帯びた気品あるものがほとんどだけれど、このチェアは彼ののちに続く黄金期の名デザイナーた

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          使ってこそ

          さまざまなスタイルの家具があるけれど、自宅においても、そして商品として買付をするときも僕が家具を選ぶにあたって大切にしているのは、インテリアとして美しいのはもちろんのこと、使い心地が良いかどうかという点が大きい。 使い方を決めてかからず、でも、こういうふうに使ったら使い勝手が良いのではとか、生活の動線を邪魔しないかな、など小さな想像を積みかさねる。 使い心地がよくて、使っている姿が美しければもはや、言うことなし。 いま撮影をしているキャビネット、A232は、まさしくそれ。

          使ってこそ

          撮影中の一コマ

          シャッターを押す人差し指がぎこちなくなる冬も、すぐそこ。 そんな寒さがやってくる前にとオンラインストアの掲載にむけてJ39を撮影している最中に、ふと思い立ってCH36を持ってきた。 この二脚は、とても近い。 J39は1947年に発表されていて、かたやCH36は1962年。 生まれ年は15年ほど違うけれど、J39をデザインしたモーエンセンと、CH36をデザインしたウェグナーは同い年の親友でありライバルだったという点だけではなく、おなじシェーカー家具をルーツに持つことが大

          撮影中の一コマ

          これから

          ひょんなことからインテリア業界へと足を踏み入れ、はや数年。 買付をきっかけにデンマークへ訪れ、何気ない日常を大切にする北欧の人々の暮らしと、そこで生み出されたヴィンテージ家具と触れ合い続ける中で、自分自身の価値観やライフスタイルが変化していった。 好きだからこそ、仕事と家具を切り離したい。 そんな気持ちを抱いた時期もあったものの、暮らしにそっと寄り添う実直な 家具と、それらを生んだ北欧諸国の懐深さに腰を据えて向き合いたいと改めて感じ、ヴィンテージ家具を中心に据えたストアの

          これから