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主観と客観について

主観と客観、この言葉はよく聞くものだと思いますが、意味の違いはおわかりでしょうか。

主観はとても分かりやすいです。あなたがどう感じたか。ということです。ということは、あなた以外の人間も、主観を持っているということになります。

Aさん、Bさん、Cさんがいるとします。ある時、Dさんがオシャレな恰好をしてやってきました。すると、Aさん、Bさん、Cさんは、それぞれ、自分の心の中で考えます。

Aさん:かわいい
Bさん:綺麗
Cさん:派手すぎじゃないかな

A~Cさんは、Dさんの服装を見て、それぞれこのように考えました。このように、主観というのは人それぞれで違うものです。言い換えれば、その人の評価なのです。

評価とは、ある物事の言い換えのようなものです。
1+1=2
3+3=6
π ≒ 3.14・・・・・・・・・・・

評価はぴったり一致することもありますが、若干のずれを伴うことが普通です。

では、客観とは何でしょうか。例えば、Dさんが、黄色と赤色が目立つ、カラフルな服を着ていたとしましょう。だとすれば、これが客観なのです。

つまり、Dさんは、「黄色と赤色が目立つ、カラフルな服」を着ているのです。「目立つ」という点は、「あまり目立たない」と感じる人がいるかもしれないので、もう少し客観化してみましょう。「黄色と赤色が他の色よりも大きく、数が多い、様々な色の模様がついた服」と言った感じでしょうか。もっと客観的にすれば、様々な色、というのも一つ一つ具体的に上げていくことができます。

これは、Aさんから見ても、Bさんから見ても、そしてCさんから見ても、皆にとって、同じことになるはずです。客観とは、このように「自分を含めて、それを見ている”人の評価(主観)”を全く入れることない見方」、を意味しているのです。

客観的に捉える、というのはどこの誰が見てもそうでしかない、というところを捉えるということなのです。


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